2020/07/20 17:46

富士山噴火に関するデイリー新潮の記事がYahooニュースにも掲載され、ご覧になられた方も多いのではないでしょうか。
富士山頂において無人・無電源となる夏以外の期間を通じて火山性ガスをリアルタイムモニタリングする研究を進めておりますが(7月7日の活動報告)、噴火は山頂でおこるとは限りません。そのため、多地点で火山性ガスをモニタリングできるような簡便なシステムのテストもおこなっています。写真はこの前の1月に太郎坊サイトで動作テストを行っている簡便な火山性ガス測定システムです(矢印で示したもの)。乾電池で駆動させているため、1か月ほどしか持ちませんが、まずは登山者が多い7-8月に多地点での測定を目指していました。今年の夏は残念ながら富士山の登山道すべてが閉鎖となってしまい、山小屋等に設置して測定することはできません。引き続き太郎坊サイト等でテスト測定を行い、安定したモニタリングを行えるようにしていきます。