2020/07/28 23:23

(写真は2018年さぬき子どもの国にて実施事業)

新型コロナウィルス感染防止のため、昨年度末から長らく、学校が休校となりました。学校や先生方に罪はありませんが、慌ただしく学校が始まり、学習の遅れを取り戻すために、通常より早く、詰め込んだ学習が展開されています。

また、夏休みも大幅に短縮され、長期休みだからこそできる学びや、おじいちゃんおばあちゃんのところでの滞在や、毎年当たり前にできていたことができなくなってしまいました。

香川県三木町にあるネクストベーシック・アカデミーは、小学生から高校生までの子どもたちが通っています。学習塾、学童、英会話などの様々なカリキュラムがあり、それぞれの目的で通い、目標に向かって日々学んでいます。

私も子どもたちと接する中で、やはり心のどこかで、負担に感じている子どもは多いように感じます。学校に行きづらさを感じている子。これまで特に考えていなかったことでも、急に勉強することがしんどくなったと訴える子や、朝が起きづらくなったという子もいます。

このご時世、お子さんだけでなく、大人もどこかでこれまでになかった負担を強いられていることがあります。子どもたちも大きくなるにつれ、大人も同じように抱えている苦労を気遣い、言わない傾向にあるように思います。

私は、日々の子どもたちとの関わり合いの中で、人間だからこそできるサポートはたくさんあると思っています。声かけや具体的なサポートに限らず、時には「見守る」ことも大事なサポートだと思います。

今回、アカデミーにセラピー犬をお呼びしたいと考えたのは、人間的なサポートの範囲ではなく、犬と触れ合うことで、一人ひとりの「らしさ」が出てくる感覚を感じてほしいと考えたからです。

ドッグセラピーは、いろんな力、可能性が満ち溢れていると感じています。私も犬を飼っていますが、まん丸の目で見つめられると、癒されます。勝手に?人間は言葉で話しかけています。犬は言葉では返してくれませんが、全てを分かっているようです。

子どもたちには、心の中で起こるそんな「変化」を感じてくれることを、今回のセラピー犬訪問で期待したいと思っています。

ネクストベーシック・アカデミー
 学長 渡瀬 将基

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渡瀬様 

ありがとうございました。セラピー犬との訪問を楽しみにしております。