2020/07/26 20:39

クラファン カウントダウン残り2日!
現在 2,228,350円/新目標 200万円
(祝!ネクストゴール達成!!)


クロスロードのタクです。


いよいよクラウドファンディングの残りの期間も2日なりました!引き続きご支援も途絶えることなく、有り難いことに頂いています。ありがとうございます!

この活動報告記事も残り3回ほどになりますが、最後までよろしくおねがいします。


さて、コロナウイルスによるセブのクロスロード一時休校により、2児の職なしおやじになって4ヶ月。これまで災害や大きな病気や怪我に見舞われることなど実は想像すらしていませんでした。

時折、起きる災害や不幸な事故も、恥ずかしながら、どこか遠くの国の話のように感じていました。でも、コロナウイルスに感染したわけではないのの、こうして災害(コロナなので疫病)で大きなダメージを受ける側になって初めて、自分もこういった災難の当事者になり得るのだということを実感し、被害者、弱者の気持ちを感じることができたと思います。



環境のせいにして、助けを求めることを躊躇しない


先日、友人でクロスロードのボランティアスタッフをやってくれたり、今回のクラウドファンディング、コミュニティでもお世話になっているおすぎさんのワークショップに出席させていただきました。

おすぎさんは元々、精神疾患者に対するメンタルケアのお仕事をされていた方です。今回のワークショップはその方法を健常者が目標達成をするために応用する内容でした。

ワークショップの内容をまとめると、「目標達成を阻害している要因を環境のせいにして、自分を必要以上に責めない。そして自分の持っているリソースに目を向けよう!また自分の弱みですらリソース(強み)になり得る」というのが大切なメッセージで、それらを順番に「言語化していく」というものです。

この僕にとっては「目標達成を阻害している要因を環境のせいにする」というのがとても新しくて新鮮に感じました。



僕らは「自責」の立場を取ることを当然と思い込んでいる


僕らは上手く行かない場合は、自分の中に原因を見出し自らを変えることで問題を解決するように求められてきました。「他人や環境は変えることができない、変えることはできるのは自分だけである」というのがその論拠だと思います。

でも、これってある意味、強者の論理なのだと思います。強者のおごりだと捉えても良いかもしれません。むしろ、「少なくともその時点の自分としては100%やっていたのだ。しかし、周りの環境のせいで上手く行かなかったのだ」という地点からスタートしても良いのかもしれないなぁと感じました。

そうすることで、自分を必要以上に責め過ぎずにいられます。僕らは、心に重荷を背負ったまま長く頑張り続けることはできないし、それは幸せへの道ではないように感じました。

全てを自分で背負い込まず、頑張りすぎず、人に助けを求めるやりかたもあるのではないのでしょうか?

過去そして今の自分に対して「頑張っている(いた)じゃん!」と認めるところからスタートしても良いのではないでしょうか?



僕は一人で頑張り過ぎず、周りに頼ることにしました


コロナ禍の影響を受けてセブを追われた僕ら家族は、現在愛知県の僕の実家の両親の家にお世話になっています。また、今回のクラウドファンディングでは、多くの人々にご支援をいただきました。スタッフの皆には助けられてばかりですし、今作っているコミュニティも多くの人に頼ろうとしています。

もちろん、僕に出来ることは全てやるつもりでいます。でも、僕は今回の出来事は全て自分のせいではないし、自分で背負いすぎないようにして、周りに助けを求めようと決めました。

そうすることで、肩の荷がおりてとても気持ちが楽になったと思います。



最後までやりきることが「善」で、逃げることは「悪」って本当?


今、世の中は画一的な成功を求めるのではなく、自分らしく生きていくことが重要視されるようになってきたと感じます。それって、ある意味、自分らくないやり方や環境から「逃げること」からスタートするのかもしれません。

僕の世代は『最後までやりきることが「善」、逃げることは「悪」』と教えられてきました。でも、逃げたその先で、成功や自分らしい生き方を掴む人を僕は数たくさん見てきました。むしろ、自分に全く適性のない環境で、最後までやりきろうと頑張っている人こそ、活躍できない世の中になってきたのではないでしょうか?

もちろん、人によっては、「環境のせいにしたところで、頼る人や助けてくれる人などいない」と感じる人もいるかもしれません。

確かに子育てや大切な人間関係のように簡単には逃げられないこともあると思います。でも、その場合であっても、自分だけで背負い込まずに誰かに助けを求めることは本当にできないのでしょうか?今時々起こる不幸な事件も、上手く人に頼るすべを知っていたら防げたものは数多くあると僕は感じています。



「見つける力」こそ磨いていきたい


『環境や周りのせいにするのではなく、「自責の念」を持ち、今置かれた場所で諦めずに頑張り成功を収める』という生き方は、このVUCA(ブーカ)の時代(※)にはオールドファッションになってしまったのだと思います。

(※)Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)を指す言葉

社会の不確実性が大きくなった結果、環境は大きく変化して、今日の成功は明日の成功を意味しません。成功の定義すら変わってしまう世の中になってしまいました。

だったら、今目の前のことから逃げて、自分らしい道を探すことは、決して悪いことではないと思います。そして、その中で問われるのは自分らしい道を「見つける力」だと思います。

「努力を努力と思わない本当に自分がやりたいこと」

その中にこそ、その人にとっての小さな成功があるのかもしれません。

「環境のせいにする」「逃げる」「人に助けを求める」ということは少し前には否定的に捉えられていたことも今の時代にはキャリアの大きな方向性として脚光を浴びるようになるかもしれませんね。

一応断っておくと、僕は自堕落に生きることをおすすめしているわけではないです。特に頑張り過ぎの方へのオススメの考え方の一つとしてご紹介させていただきました。

皆さんはどう感じたでしょうか?


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。