森の家の襖に使っているのこの京唐紙はグラフツ(GRAfts)さんの作品です。
数年前のこと、京都から一人の若いデザイナーさんが訪ねて来られて、
赤穂緞通柄をモチーフにして新しい工芸品を作り出したいと言われたのです。
彼が独自で調べて編集された赤穂緞通の歴史は、地元の歴史研究家や大学の先生たちの論文とは少し視点が違って、織り手である私が言いたかったことそのものでした。
職種は違っていても、こんなにも価値観が一致する人が世の中にはいるもんだな。
本気で探せば、次世代に繋がる赤穂緞通の織り手が見つかるかもしれないと強く思ったのです。
灯台が丘プロジェクトはその思いが基盤になっています。
それは赤穂緞通にかぎらず、滅びゆく美しいモノ、自然、額に汗をかくこと、自分の手で何かを作ること、人間らしい暮らし、キーワードは色々ありますが、よくわかりません。
でもツリーテラスをいいなぁ、と思ってくれる人は仲間だと思うのです。
このクラウドファンディングではお金を集めている以上に仲間を欲しいと思っています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
最後に、彼と彼を取り巻く人々が作り出しているモノをどうぞご覧になってください。