いつも応援ありがとうございます!
たくさんの支援者様のご協力により、目標金額の90%に到達しました!
引き続きよろしくお願いいたします。
今回の活動報告では、私たちnamaste!のこれまでの活動について紹介させていただきたいと思います。
インドワークキャンプ団体namaste!はNPO法人わぴねすのワークキャンプ事業を担う、大学生が中心の団体です。主に筑波大学の学生で構成されるつくば支部、名古屋大学の学生で構成される名古屋支部の二つの支部を持ち、互いに交流、協力をしながらそれぞれの持ち味を生かした活動を行っています。
私たちは、3月と9月の年に2回の長期休暇に、インドのハンセン病コロニーに2週間ほど滞在し、家屋の修繕やインフラ整備、教育活動、啓発活動などに取り組む「ワークキャンプ」という活動をメインに行っています。
また、インドだけでなく日本国内の活動として、月に一度の定例会、年に二度の現役総会、学園祭でのインド雑貨の出店、ハンセン病療養所の訪問などを行っています。
ところで、私たち学生がなぜこのような「ワークキャンプ」をしているのか。
それは、コロニーに住む人々と日本の学生がコロニー内の問題にともに取り組み、状況を改善することで、周囲の人々のハンセン病やコロニーに対する偏見や差別意識をなくすためです。インドハンセン病コロニーの人々は、長らく周辺住民からの差別、迫害を受けており、現在でもハンセン病回復者に対する差別意識はインド国内で強く残っています。私たちは、そのような差別を受けてきた彼らに対して一方的な「支援」というあり方ではなく、ともに生活し、協力し、絆を生む「ワークキャンプ」というあり方で関わっていくことに重きを置いています。
文化の違う遠く離れた日本からやってきた“未熟な”学生と、インドハンセン病コロニーの人々がともに暮らし、ともに食事をし、ともに“成長”する。このプロセスが、長らく差別を受けてきた彼らにとって、被差別意識の解消や、自己肯定感を高めるきっかけになるのです。
ただ支援をするならば、私たちにはもっと合理的で、安全で、効率の良い方法があるかもしれません。高い専門性を持たない学生が行くよりも、高い専門性を持って社会で活躍する大人が行くほうが、もっと支援らしい支援ができるでしょう。
しかし、彼らの心に寄り添い、「支援者」と「被支援者」という関係ではなく「わたし」と「あなた」という一対一の関係を築くこと、これこそコロニーの人々にとって大きな勇気となり、状況の改善につながると私たちは考えています。
コロナウイルスが流行している今、私たちnamaste!はこの「ワークキャンプ」を行うことはできません。
私たちにできるのは、“最低限”で、しかし最も“合理的”な、この物資支援です。
メンバー一同、少しでも彼らの力になりたいという気持ちで、これからもこのプロジェクトに取り組んでまいります。
これからも応援よろしくお願いいたします。