皆さま
こんにちは、三代目赤坂兵之助でございます!
今日は、かんざしの「小枝」について、お話させて頂きます。
デザインとしてもモチーフとしても「桜の小枝」であり、天然の樹木であるところのものですから、それの雰囲気を金属の削り出しで表現する、そのところに頭をひねっておりました。
まずは全体の形状を「ふっくら」と盛り上げ、丸みを帯びた角の少ない形を基本とし、『赤坂式半月彫刻法』での彫刻面の「刃物目」を工夫し、表面を仕上げる…。
彫刻された表面には様々な「個性」が求めれるので、なにもきめ細かなだけが良いわけではありません、
今回の「小枝」では、彫刻表面を粗い目にして樹木のザラザラとした雰囲気を表現しております。
繊細で細かな表現ではなく、無骨で力強い表現も必要になる彫刻...。
そのアクセサリーには、なにが必要で、何が必要ないのか?
その見極めはとても「ワクワクとする」作業なのです!
「金属削り出し、そのままで美しい」、そのためには刃物でも彫刻法でも、その「個性」を引き出した相性の良い組み合わせをイメージしないといけません!
その想像の中での「ものづくり」もおもしろいですよ!!!
※「小枝」 については、チャレンジ中の下記ページでご確認いただければ幸いです。
繊細美の系譜。金型彫刻職人三代目赤坂兵之助が追い求めた新しい日本の美がここに咲く