皆さま、三代目赤坂兵之助でございます。お陰様で昨日、500%越えを達成致しました・・・!!!このコロナの渦中にあって、先日もまるで「試されている」かのような啓示の出来事に抗い続けていた中、 500%越えの日が迎えられたことは、本当に皆さまからのご理解とご支援による賜物であると心からそう思います。初代兵之助は、戦争、隻手、極貧に負けませんでした。二代目の実父は、誹謗、中傷に耐え続けました。三代目の私は、何を成すべきなんだろう…?『赤坂式半月彫刻法』を引き受け、遺し、伝える、これを成すがための今回の「挑戦」であることが少し理解できたーあるいは見つけることができたーそんな、クラウドファンディングとなってくれました。皆さまのあたたかなご支援から、「挑戦しつづける」ことの大切さを強く感じております!私は職人としても、人間としても、まだ半人前ではありますが、そのお陰で「挑戦しつづける」こともできているのだと素直に思えるようにも成らせて頂きました。あと一週間、クラウドファンディングでの「挑戦」も続いていきます。どうか最後まで、私の「挑戦」から目を離さないでください!!!赤坂金型彫刻所 代表 三代目赤坂兵之助
台湾 の付いた活動報告
こんにちは、三代目赤坂兵之助でございます!だんだんと暑い時期になってきましたが、皆さまにはいかがお過ごしでしょうか?初挑戦のクラウドファンディング、いよいよ残り8日となりました! 目指せ500%!!ここからのラストスパート頑張ります!!!ということで、今日はその「熱い」台湾での経験から生まれた『福』のデザインについてお話させてください。去年、当社は大阪府八尾市が主催の「YAOYA PROJCET」に参加し、プロダクトのデザイン考案のため、参加者全員で台湾に赴きました。そこで出会った街並みや文化風習、伝統的な柄、そんなおもしろい「モノ」たちとの出会いにより「福」ができあがったことはお知らせしておりますが、実は当初の「福」はまったくの「平面」だったのです! 台湾で出逢った「幸せが天から降ってくる」という云われの伝統的な意匠「上下逆さの福」と、台湾の街並みを彩る造形的な窓枠やタイルなどから着想を得た『 [cocur] fuku(コクール・福)』 のデザインは、現在は半球面に彫刻をしております。そのデザインが当初はなぜ「平面」だったのか???これは私が、「YAOYA PROJCET」で相棒だった平山さんに私の技術を伝え損ねたのが原因で、平山さんがご紹介くださった京都出身のデザイナー三木 章弘さんは、「薄い平面で美しいデザイン」を考えてくださったのです。三木 章弘氏Art worksのサイトはこちらからDesign worksのサイトはこちらから 薄い平面のデザインは素晴らしかったのですが、「平面ではアカサカの持ち味が表現できないのでは?」とのご意見が多く、私自身も「それなら他の工法でできてしまう」と気づき、平山さんとの話し合いの中で「半球面」の造形へと昇華していったのです。 そんな試行錯誤の中で誕生した半球面に精緻な造形の彫刻をほどこした 『福』。そして試作品『福』をブラッシュアップし、今回みなさまへ製品としてお届けする『 [cocur] fuku(コクール・福)』。その繊細なデザインをぜひ手に取っていただき、上記の物語も一緒に感じていただけたらと願っております。{幸は天から 福は身から}『 [cocur] fuku(コクール・福)』「どちらしても美しく、台湾を表現されている」デザインをしてくださった三木さんには大感謝ですし、私の足らずを補ってくださったのはやはり平山さんなのでした! 赤坂金型彫刻所 代表 三代目赤坂兵之助
『福プロジェクト』プロジェクトマネージャー担当の田川恵子です。新たな気持ちで『福プロジェクト』に取り組む赤坂さんは、不安が吹っ切れたようで積極的に提案や試作に取り組み、表情も生き生きした力強いものになり笑顔が増えていきました。感謝の気持ちもどんどん言葉に出るようになり、周りの人々を笑顔にしていきました。まさに気持ちが「福」を呼ぶ、そんな状況が作り出されました。オンラインミーティングが進む中、クリエイティブディレクターから『 [cocur] fuku(コクール・福)』の世界観が提案され、ロゴやパンフレットのデザインがものすごい早さで提示されました。そこには、赤坂さんの技術と際立つ美しい世界観が表現されていました。メンバー全員でイメージ共有でき、湧き上がる高揚感を感じました。驚いたことに、クリエイティブディレクター自らロゴ、パンフレットを制作!!!通常はデザイナーさんに依頼しロゴ、パンフレットを制作されることが多いのですが、このあたりは、赤坂さんの現状を考えて対応してくださいました。クリエイティブディレクター自らデザイン&制作のロゴとパンフレットアクセサリープランナーは撮影もし、チェーンやパッケージの提案や配送の流れ、天然石のメッセージなどの提案があり、みんなですり合わせを行っていきました。一般販売に向け『 [cocur] fuku(コクール・福)』として製品の方向性が見えてきたので、私の方からは販促とマーケティングの観点から、キャンプファイヤーでのクラウドファンディング挑戦を提案。みんなで相談しクラウドファンディングに挑戦することになりましたが、実はメンバー誰もが初挑戦!手分けして下調べ、申し込みをしながら進めていきました。決定してから申し込みまで約1ヶ月弱!!!本当に今のチームワークなくしては到底辿り着けなかったかもしれません。赤坂さんは通常のBtoBのお仕事や打合せに加え、クラウドファンディング挑戦にあたり、リターンの試作を進めていきました。その中で「見ていただける方に笑顔になっていただけるような、新しい製品もお届けしたい!」と、曼荼羅シリーズの試作を開始。クラウドファンディング内のテキストは、『福』試作品誕生のきっかけとなった『YAOYA PROJECT』で赤坂さんのプロジェクトパートナーであり、『YAOYA PROJECT』 ページ内のこちらの赤坂さんの取材記事を書かれたライターの平山さんにお願いすることに。赤坂さんと一緒に伴走された平山さんだからこその、赤坂さんに寄り添ったとてもやさしく素敵な文章を寄稿してくださいました。『福プロジェクト』を立ち上げて2ヶ月半、その中でクラウドファンディングにも挑戦。メンバー内では意見の合わないことも多々ありました。しかし各々すっきり話したら後腐れなし!!最後はクリエイティブディレクターが優しくまとめてくれる・・・。そんな流れもできました。(笑)最後にはさまざまな方のお力添えをいただき、応援コメントまでいただけるという力強いサポートを頂戴しました。初めての挑戦でここまで来れたのは、赤坂さんの実直な人柄と沢山の方々のサポート、そして何よりみなさまからのあたたかなご支援があってこそと思っています。プロジェクトメンバー一同、心より感謝申し上げます。そしてこの取り組みを見て、新たな挑戦にチャレンジしようとする町工場が出てきていると聞いたことは、何よりうれしいことでした。小さな町工場の挑戦が、少しでもみなさまにしあわせや笑顔、そして元気をお届けできたなら、それは私たちにとって何にも勝る喜びでありしあわせです。沢山の見えない力に応援されながら、「福」を届けていく『福プロジェクト』。ここまでこれたこと自体が、奇跡の始まりなのかも知れません・・・。前中後編と長くなりましたが、『 [cocur] fuku(コクール・福)』誕生物語にお付き合いくださいましてありがとうございました!今後も様々な発信をしていきますので、楽しんでいただけたら幸いです。書いた人『福プロジェクト』プロジェクトマネージャー田川 恵子Accessシステム&Webデザイン工房 つむぎ
『福プロジェクト』プロジェクトマネージャー担当の田川恵子です。八尾のお好み焼き屋さんで打ち合わせした3月25日、『福』の試作品をみんなで見ながら、お客さまへお届けできるまでにするには何が必要かを話し合いました。クリエイティブディレクターからは、・『福』をどのような世界観で表現するか。・赤坂さんの技術と想いをどのようにお客さまへ伝えていくか。・そのために必要なブランディング、制作が必要なフライヤーやロゴなどについて。アクセサリープランナーからは、・技術的な精度の安定と着用する人にやさしいを考慮した制作素材の絞り込み。・ネックレス、イヤリング、ピアスなど 、どんなアクセサリーとして提供するか。・よりブラッシュアップするためのデザイン提案。→ここから、天然石を加工して『福』によりしあわせをプラスするデザインが誕生!私からは、情報発信やオンラインサイトなど、販路展開はどうしていくかなどを提案しました。赤坂さんは、この打ち合わせで具体的に『福』の製品化がイメージできたのか、その後『福プロジェクト』が具体的に動き出すことに。『福プロジェクト』が動き出した4月、コロナの波が広がり始め、赤坂金型彫刻所の受注は一時ゼロの状況になりました。そんなある日、赤坂さんからメッセージが届きました。「このままでは赤坂はもたない。新しい挑戦をしたとしても、こんな状況でどうなるのか。不安で不安で仕方がない。」そんな内容だったと記憶しています。「不安はみんな同じ。初代に赤坂金型彫刻所を守ると誓ったのでは? こんな時だからこそ、赤坂さん自身が『福』で元気になり、その『福』をみなさまに届ける役割がある!」そう伝えました。彼は再び『福プロジェクト』を進めていき、その取り組みの中でだんだん元気を取り戻していきました。積極的に提案や試作に取り組み、その表情も生き生きとした力強いものになり、私たちも本当にうれしく感じたことを想い出します。そこからクラウドファンディング開始の6/19まで、多い時には週に3回ほどみんなでオンラインミーティングを重ね、足りないところはSNSでやり取りを繰り返しました。プロジェクトメンバー間のコミュニケーションと空気感は本当におだやかでやさしく、それぞれが能動的に動き進めながら、それぞれの手が回らない所を補完するという最高の流れが生まれてきました。『福』はそんな流れの中で、『 [cocur] fuku(コクール・福)』に育っていきました。(後編へ続く)書いた人『福プロジェクト』プロジェクトマネージャー田川 恵子Accessシステム&Webデザイン工房 つむぎ
みなさま、はじめまして!『福プロジェクト』プロジェクトマネージャー担当の田川 恵子です。三代目兵之助氏初挑戦のクラウドファンディングにあたたかなご支援を賜り、心からお礼申し上げます。ここから数回、プロジェクトマネージャーから見た『福プロジェクト』を語らせていただきます。私にとって、三代目兵之助氏はお客さまであり友人。お仕事では、赤坂金型彫刻所のホームページを制作させていただきました。彼の中には、初代兵之助であるおじいさまへの敬愛、モノづくりや技術について、八尾という生まれ育った地域や町工場、次世代への技術の伝承などへの想いがあふれています。歩くストーリーのような三代目兵之助氏は、熱い想いをまっすぐに伝えられる人。あんなに熱く語るのに意外と謙虚だったり、そして何より素直で人懐っこい。職人としては0.05mmのミクロの刃先を自作し、超精密な彫刻を仕上げる匠。そんな彼の存在そのものが、周りの人たちが思わず応援したくなったり支えたくなる。今回三代目兵之助氏から相談を受け、サポートしようと想ったのはそんな人柄だからこそです。町工場が消費者に届けられる商品を開発する『YAOYA PROJECT』に三代目兵之助氏が参加していた2019年、HPとの連携などもあり、進捗や台湾での展示会への出展、近い未来に『 [cocur] fuku(コクール・福)』となる『福』の試作品についても聞いていました。そうこうしているうちに、2020年3月 『YAOYA PROJECT』第1期が終了。ある日三代目兵之助氏から連絡があり、手元に残った『福』の試作品をブラッシュアップし製品化するにはどうしたらいいだろうかと相談を受けました。私は以前、交野の田中ぶどう園さんのぶどう製品の商品化のプロジェクトに携わったことがあったので、大体の進め方はわかっていました。試作品を見せてもらった時から、「しあわせが天から降ってくる」という逆さ福の云われが素敵で、その福をお客さまにお届けできたらいいなと感じていたし、本当に繊細で美しい彫刻がとても魅力的な商品でした。ただ、その時点での試作品は荒削りな部分やアクセサリーとしてまだまだ未熟な部分も残っていました。アクセサリーをお客さまにお届けできる所までブラッシュアップするには、ブランディング、そしてアクセサリー制作の専門家の知識が必要です。赤坂さんと私だけでは難しいことはわかっていたので、知り合いのクリエイティブディレクターの畑さん、友人のアクセサリープランナーの川野輪さんに声をかけ、八尾のお好み焼き屋さんで打ち合わせしたのが3月25日。その時点ではアドバイスをする位の打ち合わせだったのですが、今思えばまさにこの日が『福プロジェクト』始まりの日。そしてその数週間後、社会は一気にコロナ禍に突入し、赤坂さんの会社の受注も激減する事態になるなど、この時わたしたち4名は想像もしていなかったのです。。。(中編へ続く)書いた人『福プロジェクト』プロジェクトマネージャー田川 恵子Accessシステム&Webデザイン工房 つむぎ