● 愛知県岡崎市で深夜の夜鳴きラーメンをまた味わいたい
初めて行くのに、どこか懐かしい。屋台のラーメン。
私が作りたかったのは、美味しいラーメンよりも、
美味しい空間でした。
ドラマで見たような、深夜にポツンと輝く屋台のラーメン。
寒空の下、熱いラーメンをすすりながら、熱燗を飲んでみたい。
岡崎市には、そんな屋台のラーメン屋は一軒も見当たらない。
BARを営業をする傍ら、そんな事をずっと考えていました。
2018年自身のBARに新しいスタッフを迎えた事により、私の夢を叶えるチャンスが来ました。
自宅に転がっていた軽トラに、木材を組み合わせて、ドラマで見たあのラーメン屋台を作るプロジェクトが始まりました。
自宅にあった軽トラの荷台に木材を組み素人仕事で屋台を作り…。
仕事の合間を縫って、次第に屋台の形になっていった。
沢山のお客様、友人の協力、アドバイスにより、3ヶ月かけて、屋台の軽トラ「拉麺ししまる」が完成した。
スープは、背脂たっぷりの豚骨醤油ラーメン。
麺は、中太縮れ玉子麺。
チャーシューも、ゴロっとトロトロの食べ応え抜群。
このラーメンで勝負!!
BARの駐車場を使い、22時から翌3時までの5時間だけの営業時間でスタート。
稼働を始めてしばらくすると、「拉麺ししまる」は、深夜帯にも関わらず、瞬く間に噂になり、オープン告知用として使っていた、Twitterは、稼働していた9ヶ月間で、400フォローを超え、連日ししまる待ちの列が出来る程の人気店となりました。
Twitter: @ra_men_440
https://twitter.com/ra_men_440
しかし、BARの移転により、駐車場の使用許可がなくなってしまったことで、2018年に9ヶ月間だけでの営業でしたが、あえなく閉店となってしまいました。
閉店の告知をした最終日には、ししまる待ちの長蛇の列ができ、スープ切れによって全員に食べさせてあげることが出来ませんでした。
そこで、新たに店舗として、深夜の「拉麺ししまる」を復活させたいと思っています。
● “現世利益”を地元で体現する。
私は、1986年 岡崎市の東の端っこの小さなお寺に生まれ、父の仏教に対するまっすぐな姿勢に憧れ、31歳の時に父の引退と共に、住職に就任をしました。
幼少期より、仏教が生活の中にあり、仏教とは何かを考える事が多くありました。
現代の仏教は「葬式仏教」と呼ばれる事が多いです。
しかし、お寺での宗教活動は、葬儀のみならず、日々のお勤めや、法事、作務(掃除)、祈願法要など、多くあリます。
その中でも、特別に先代住職(父)がこだわって続けていたのが、観音法要でした。(2009年に先代住職の心筋梗塞の発覚、手術により現在は法要の取り止め)
観音法要とは、 “現世利益” を目的とした仏教行事です。
この現世に生きる事において、生きながらして、福徳を得る事を祈る祈祷法要でした。
私は、父のこだわった“現世利益”を大切にしています。
先の平成の時代は、葬送に特化していた仏教ですが、今その考え方は大きな転換期を迎えています。
お寺でBARや、ロックバンド、ライブ、ファッションショー、僧侶を派遣したり、葬儀社とタイアップしたりと、沢山の人をお寺に集める事に盛り上がりを見せています。
今、仏教思想の多様化によって、僧侶の存在価値を再発見をしようと、多くの若手僧侶が様々な取り組みに尽力しています。
私もその一人の僧侶として、そして父の大切にしていた「現世利益」を受け継いで、地元で体現したい。
住職の就任式(晋山式)の様子
・なぜ、深夜の「拉麺ししまる」を復活させるのか?
学生時代から、僧侶をしつつ、BARの経営をして、多くの方の悩みや喜びを共有したい!と肩書きに囚われない働き方を考えていました。
また、大学時代は社会学部で「町おこし」を研究し、今も変わらず、地元の「町おこし」を考察し続けています。
私が考える「町おこし」は、若者が能動的に楽しめる環境があり、それが広がっていく事で地域が活気づいていく事だと考えています。
岡崎市は30万人を超える大きな街であり、昼夜働く若者がいるにも関わらず、それに直結するフラストレーションを発散させる環境が充実しているとは言えません。
拉麺ししまるの復活は、その一端と考えています。
私の仏教を信仰する上で、もう一つ大切にしている事は、「抜苦与楽」です。
多くの人の苦しみ(悩み)を取り除き、豊かさ(喜び)を提案する事です。
私は、深夜の「拉麺ししまる」を復活させ、これを実現させたいです。
・新しい 「拉麺ししまる」が出来る事
0時以降に入店出来るラーメン店は岡崎市内には極めて少ない。
深夜に寄れるラーメン店を作る事で、夜中働く人や遊ぶ人の活力に繋げたいと考えています。
今までの軽トラの屋台では、天候によっては、営業が出来ず、人件費や仕込みのロスが出る事もありました。
また屋台(販売)と自宅の厨房が分かれてしまうので、作業コストが大きく増えるのと、屋外の営業では季節によって衛生面の不安も少なくありません。
今回の「拉麺ししまる」復活プロジェクトは、これまでの屋台型ではなく、店舗型として開業をします。
内装は当時のししまるの屋台をイメージし、岡崎市の中心市街地に出店を予定しています。
● 支援金の使いみち
店舗契約料
内装費
厨房機器
調理道具・食器
事務作業費
リターン品作成費用
クラウドファンディング手数料17%
● 実行スケジュール
2020年3月店舗契約
内装工事
2020年6月上旬開業
・さいごに
ここまでお読み頂きありがとうございます。
私は、僧侶やBARの経営者としてと言うよりもまず、岡崎市に住む一人の人間として、岡崎市にまだ足りていないモノを作りたいと考えています。
短い期間でしたが、屋台拉麺ししまるの閉店を惜しむ声を多く聞き、今求められている事を実感しています。
まだ、ししまるのラーメンを味わっていない方にも、出会って色んな話を聞いて、岡崎を盛り上げて行きたいと思っています。
みなさまと一緒に拉麺ししまるを復活させたいです。
ご支援よろしくお願いいたします!!
予定店舗情報
拉麺ししまる
営業時間:18:00-27:00(ランチ帯の営業も検討中)
定休日:なし
● お問い合わせ先
OMEN relax shisha lounge
代表 野村 宗臣(ノムラ ムネシゲ)
Address:愛知県岡崎市材木町1-23 1F
Tell:0564(73)5123
最新の活動報告
もっと見る夢を叶えよう
2020/04/29 05:08最後の1日となりました。 SNSで「ししまる」「ししまる」と情報をだすのは今日までとなります。 皆様のタイムラインをお騒がせしたかと思いますがあと1日だけお付き合い下さい。 一本のお電話を頂きました。 「岡崎市のナイトエコノミーの活性に賛同します」 どなたか存じませんでしたが、全く見ず知らずの方から応援されるのは初めてでしたので、正直面食らい、なんかのセールスか、クレーム?嫌がらせ?のお電話かと思いよそよそしく警戒をして対応をしました。 私は、33年間あまり褒められた経験がありません。 いや。 ちょっと違います。 私は、33年間 満たされた事がない。 お経を読んでいても、声【は】いいね。 イベントをしても、メンバー【は】いいね。 サラリーマンをしてても、要領【は】いいね。 独立しても、野村【は】楽しそうでいいね。 器用貧乏な私は、なんでも出来ますが ここが、こうだったら良いのになー。の理想の少し下にいる感覚がありました。 慕ってくれる人も沢山います。 支えてくれる先輩も沢山います。 でもね。 みなさんの周りにもいますよね。 その人がいると、なんか元気になる。 その人が言うと、説得力がある。 私にはインフルエンサーが持ってる何かを持っていないと昔から思っていました。 だから、私の人柄を知らずに、活動だけを見て面白いねーと言ってくれることに至極耐性がないのです。 だから、友人の支えの、その外を感じた一本の電話でした。 クラウドファンディングの支援者の大半は私を慕ってくれる人、私を支えてくれる人です。 そのうちの何割かの人は、あまりよく知らない方からの支援です。 前回のレポートでも書きましたが、個人的なお店の出店資金を募るのには、自分のことを知っている方とご縁を結ぶことだと思いました。自分の知らない人から賛同を得ることは、なんだか不思議です。 例えば マラソンを走っていて、沿道で知らない人が応援してくれていて力をもらう。まっすぐ走っていれば、誰かが見てくれている。そんな感じに近いことなんだろうなと勝手に思っています。 自分はその足を前に1歩1歩進んでいけばいいんだと、勇気をこのプロジェクトでもらいました。 どこまで走れるかわかりませんが、ゴールテープまで後少し、走り抜けたいと思います。 作業量が多くて大した文章がかけておりませんが、なんとなく言いたいことは伝わったかと思います。 クラウドファンディングの期間が終了したら総括の文章を丁寧に作りたいと思います。 45日間ありがとうございました。 もっと見る
ししまるクラファン45日間で思うこと
2020/04/28 01:58・あと2日・・・ 3月16日より45 日間クラウドファンディングとなるモノに挑戦をし、早くもあと2日となりました。 初めての経験ですので、至らない点、不明確な点、瑣末な文章に目を通して頂き、それだけでも本当に幸せです。そのうえ、現在58名(1,393,000円)の支援者がししまるの復活に興味を抱いて応援をして頂いております。 毎日スマフォのメールボックスが気になり、FAAVOさんから新着の支援がないかと受信を繰り返し、新着があると、あーあの人から支援を頂けた。と毎度 胸が熱くなり、それに添えられているコメントを読む事で、誰の為に?何の為に?の答えを噛みしめる事が出来ました。 人生でクラウドファンディングに挑戦する人って、限られた人だけだと思います。 クリエイターだったり、慈善事業の取り組みだったり、ある程度実績と信頼があって、私を(団体を)を応援したいと思う人がいるだろう!と思って、多くの資金調達の方法の中から、広告と資金集めの手段としてクラウドファンディングを選び、様々な形で支援を頂ける様、プロジェクトを考え立ち上げます。 私の場合は、少し違います。 テーマは「幻の屋台 拉麺ししまるを復活させたい」 ししまるを閉店させたのは、私の都合。 ししまるを復活させたいのも、私の都合。 本文でも綴っていますが、閉店の際は多くのお客様がししまるに集まって惜しんで頂けましたが、再開を決めたのも私の都合でしかありません。 個人店のラーメン屋を開業するのに、その資金をみんなから徴収するのって、なんか変ですよね。 ラーメン屋やりたかったら自分でお金貯めて、銀行で借金して自分の責任の中でやれよと。 私は、今回のプロジェクトの立ち上げの際、開業の道理に反すのではないか?みんなから金をもらってやるモノなのか? もちろん、ししまるに対する思いは強く、これは街の元気に繋がる。それを思うからこそ、文章を強く書く事が出来ましたが、どこのお店の店主も街を元気に!なんてみんな思っているだろうし。 なんと無く申し訳ない気持ちになっていました。 しかし、プロジェクトを始めて次第に支援が集まり、多くのコメントを頂きクラファンとはなんぞやが見えてきました。 それは、「勧進」に近いものである様に感じました。 寺院などを修繕・再建する為に信者・地域の方に寄付を呼びかけ、寄付者の名前をその寺院に刻み、仏様と仏縁を結ぶことを指します。 仏教徒で無ければ興味が無いし。 袈裟が憎ければ、寄付なんてしてやるか。 寄付をいただく事で申し訳ない気持ちになる反面、コメントがとても嬉しかった事に、矛盾を感じていた私にとってこれは大きな発見でした。 今回のプロジェクトで、賛同してきただき、ししまると縁を結んで頂いた事で、ししまるの復活が目前となっている今、ししまるを支えてくれる人の為に、生かされて行くのだと、住職と重ね一つの答えに辿り着きました。 長くなりましたが、 支援をして下さった皆様本当にありがとうございます。 あと、2日です。 もう一息ですので、 最後の悪あがきです、皆様全てにお願いです。 どうか最後に、 シェア・拡散・コメントをSNSに投稿して頂けないでしょうか。 皆様の願いは私が出来る限り叶えます。 どうか私の願いを出来る限り、叶えて頂けないでしょうか。 コロナ禍で沢山の人が、明るく慣れず息苦しい毎日かと思います。 是非、ししまると縁を結んで、オープンを楽しみにして頂けたら幸いです。 よろしくお願いします。 店主 野村 もっと見る
ししまるラーメンはこんなメン!!
2020/04/19 00:03https://youtu.be/yBDBmoeHKjY ししまるラーメンの試作をしました! もっと見る