皆さんのご支援のおかげで、あともう少しで
Nexto ゴールも到達しそうです。
本当にありがとうございます!!
全国的にコロナウィルスの影響で、
自粛や縮小が続く中おこなわれた奈留高校の入学式。
そんな中でも、学校に続く坂道から正門まで続く桜並木は
見事に花を咲かせ、新入生を温かく迎えてくれたのでした。
校舎の3階の窓に届くほどに育った桜の木。
その中には、島内の地区名が書かれた木札が
つけられている木々があります。
その由来を子どもたちに島の伝統食を教えている
藤原さんから聞くことができました。
さかのぼること昭和50年代。
奈留高校は校舎の増築や運動場、武道場が造られ、
昭和56年(1981年)には、通学路も完成。
ところが、通学路には何もなく、殺風景で…。
毎朝、何もない坂道を一生懸命上っていく
生徒たちが寂しいだろうと、当時のPTAが
地区ごとに桜の木を植えようと提案したのだそうです。
しかも、自分の地区にある桜の木を持ち寄って。
当時、PTAの役員をしていた藤原さんも
他の保護者と一緒に何日も桜を探して山に入り、
山から掘り出し、高校に移植するまで、
すべて人の手で行ったのだそうです。
今でも高校に行くたびに自分たちで植えた桜の木を
「大きくなれ、おおきくなれ!」と撫でているのだそうで、
「島に高校ができたことは本当にうれしかった。
だから、絶対に無くなってほしくない。」と藤原さん。
全国の皆さんのおかげで、島の人々の思いが
いっぱい詰まった高校が一日でも長く続いていかれるのだ
と思っています。本当にありがとうございます。
(記 協議会スタッフ 上條)