事務局スタッフの鎌田です。
昨日、3月1日は長崎県内の多くの公立高校で卒業式が行われました。
もちろん、奈留高校でも卒業生をお祝いしました。
今年の卒業生は5人。離島留学制度が始まったのは、今の2年生の学年からなので、
この5人は全員、奈留っ子の学年です。
卒業式と言えば、次々と卒業生の名前が呼ばれていく式典をイメージしますが、
奈留高校では卒業式も少人数制らしい温かな空間です。
在校生の送辞では、小中高一貫教育の最高学年としてまとめてくれた先輩への感謝と、
小中高一緒に過ごした卒業生とのかけがえのない思い出が伝えられました。
卒業生答辞では、在校生や先生方、保護者のみなさんへ丁寧に感謝を述べた後、幼なじみでもある同級生ひとりひとりに壇上から呼びかけ、「あなたならきっと大丈夫」とエールを送っていた姿が印象的でした。
式の最後に愛唱歌「瞳を閉じて」を歌っている時、
そっと手を繋ぎあっていた卒業生たち。
小さい時からこの歌を歌ってきたけれど、このメンバーで一緒に
歌うのは最後かもしれない。
高校3年間だけじゃない、奈留島でずっと一緒に育った5人の、
5人だけがわかる絆がそこにはありました。
かつて卒業生たちを受け持ち、今は奈留高校を離任した先生方からも
多くの電報が届いていたことも、卒業生ひとりひとりの顔が浮かぶ奈留高校だからこそ。
高校3年間は長い人生ではごく一部だけど、そこで出会えた仲間や過ごした時間は、
心の奥底でずっと支え続けてくれるものです。その時間を、島の子ども達にも全国の
子ども達にもこの奈留島で、ここ奈留高校で過ごしてもらいたい。
改めてそう強く思えた卒業式でした。
卒業生のみんな、今までありがとう。これからも頑張ってね。
卒業、おめでとう!
奈留しまなび協議会事務局インスタグラムでは、卒業式で歌われた「瞳を閉じて」も
動画でご紹介しています。ぜひこちらもチェック!
https://www.instagram.com/p/B9LufyPgYqo/?igshid=4ape8bc79yq5