ウガンダで行ったもう一つの体験会は、「あなたが将来手に入れたいものを描こう!」でした。
10代で誘拐され、戦争に従事させられた元子ども兵たちは、今、テラ・ルネッサンスが運営する社会復帰支援施設で、読み書きそろばんはもちろん、「裁縫」「木工」など具体的な職業訓練に励んでいます。
また彼らの子どもや南スーダンからの難民児童もなかなか教育も受けられず、将来を目指すこともままならない状態です。
そんな彼らが未来に何を欲しているのか。それを言葉で聞き取ることはできても、「絵であらわす」ことは全くなされていません。
ユニゾグラフのミッションは、そんな彼らが描く具体的な希望=未来をアートやデザインに落とし込み、世界中の人々に紹介することで、今までにない「経済活動から生まれる支援」を引き出すこと。
今回の活動報告では、「彼らが思い描く希望=未来像」アートを紹介します。
私、ca37は、この絵を描いている子どもたちや元子ども兵一人一人に「何を描いているか」「なぜ、それを描くのか」を聞きました。
「車」「家」といった物質的な希望を描く子どもたちも入れば、「花」「蝶々」「樹木」「太陽」などを描く子も多く見られました。彼らは「単に好きなもの」を描いているのかなと思いましたが、違いました。
「花は蝶々がいるから、綺麗な花を咲かせる」「太陽や樹木は、私たちの生命の根源」と話してくれました。「平和」「愛」「生命」こそ、彼らにとってどうしても手に入れたいものだったのです。
この絵や哲学に出会い、ユニゾグラフ・ウガンダプロジェクトのコンセプトは決まりました。
「平和とは何か」その何かの多様性を、私ca37は、ユニゾグラフ作品やデザインプロモーションを通じて、世界に問いかけたいと思います。
<彼らが描いた希望>
家族を乗せて走る車
花瓶、帽子、我が家
太陽を受けて輝く花=愛と生命=平和のシンボル
腹一杯、魚が食いたい。
戦火に焼かれないレンガ造りの家。太陽に照らされた明るい暮らし
他、76点の平和像が集まりました。今後はこれを素材としたユニゾグラフ商品を企画。
「平和を着よう」をキャッチコピーに、個人や企業への提案活動を行います。
この件については、「企画提案」を一緒に行える仲間を募集します。
ご興味ありましたら、ぜひ、unissograff.shop@gmail.com(担当/三輪)までコンタクトください。お会いしてお話しさせていただきます。