外装は自分たち、内装はリビセンに。
「BOOK BUS」の改修を、長野県諏訪市に拠点をおく「ReBuilding Center Japan」(通称リビセン)に依頼することを決めた僕らは、2017年4月20日に彼らと最初の打合せを行った。
ここで出てきた【やりたいこと】というのは主に次のようなことだった。
・外装塗装・内装天井塗装・本棚片側撤去・本棚塗装・木箱制作・シート張替え・床古材貼り・太陽光パネル・机黒板塗装・本棚撤去側壁面、腰まで古材ばり(できれば)・本棚置かない方はベンチ置いたり、臨機応変に対応できるほうがいいんじゃないか?・看板、などなど。
その翌日には早速リビセンから打合せに基づいた図面(写真上)が届いた。
そう、実はこの時点ではまだ外装塗装を自分たちでDIYするかどうか迷っていました。
5/2 バスの外装をDIYすることに決定!!しかも、ツートンに。
バスのツートンカラーのイメージを BOOK TRUCK の三田さんがたくさん集めてくれました。
今になってみると上の写真がいちばんイメージに近かったかも!?
さらに三田さんには内装についてもアドバイスをもらい、使わない予定の既存の棚を切り出して土台として使ってはどうか、ということになりました。これがゆくゆくベンチになっていきます。
その後、5/16に最終打合せを行い、6/5には塗装を終えたブックバスをリビセンに納車。
そこから6/10と6/11に「くらもと古本市」で途中経過報告を行い、リビセンでの本格的な改修に入っていきました。
僕たちが作業の見学に訪れた7/2はちょうど床貼りの作業をしていました。
もともとはヘリンボーン模様にしようと思っていたらしいのですが、「棚に本が入ると煩くなりそうだし、それにあくまでも主役は本だから」ということで、こうしたシンプルな貼り方に変えたのだそうです。
幅も色味も木目もバラバラな古材を選んでは置いてみての繰り返し。
いちばんしっくりくるところを探っていきます。
こういうところなんか、すごく難しそう!
何度も何度も微調整。地道な作業が続きます。
そんな大変な作業の中にあっても時折笑みがこぼれる現場からは、楽しんでやってくれていることが僕らにも伝わってきて、嬉しい気持ちになりました。
3日後の7/5、今度はベンチを設置するという連絡を受け、僕らは再びリビセンへ。
到着してみると、すでに床は貼り終わっており、まさにこれからベンチを作ろうというところでした。
まずはベンチに使用する木材の並びをみて。
使う木材をひとつひとつ調整していきます。
そしたら先ほどの並びに従ってビス止め。
どんどん留めていきます。
できたものは「えいっ」と切り出した棚の上へ。
そしてその後も外しては調整しての繰り返しが続きました。
床が貼られ、ベンチが設置され、ここからどんな風に仕上がっていくのか、そんなワクワクした気持ちで僕らはリビセンを後に。
予定していた作業が終了したとの連絡を受けたのは7/13のこと。
黒板塗装が施された机。
古材の化粧が施された本棚の天板。
ベンチにも背もたれが入っていました。しかも一枚板!
しかしこの後細かな手直しが入って、バスの完成は7/18を待つことに。
手を入れたのはこのベンチ。ベンチの背面部分をワックスで仕上げて頂きました。
前よりメリハリが出て木目の感じも出るようになって、とてもいい感じに仕上がりました。
ご覧の通りバスの空間も全体的に締まりました。
その後7/22に看板が完成。
そした7/27に3ヶ月に及んだ改修プロジェクトが終了。
リビセンの皆様ご苦労様でした!
クラウドファンディング終了まで残り2日!
最後まで皆様からのご支援をお待ちしています!
BOOK BUS をぜひ皆さんの街へ呼んでください!