こんにちは。こんにゃく座の歌役者23年目の花島春枝です。
この度はこんにゃく座のクラウドファンディングにご支援、ご協力くださいまして、本当にありがとうございます! このかつてない危機を乗り越える力をお貸しくださったこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
私は高校生の時に、こんにゃく座のオペラに出会いました。きっかけは一枚の美しいチラシでした。
そこから始まり、ソング「枯れたオレンジの木のシャンソン」に出会って虜になり、またまた「夢の番人」というソングには大いに背中を押され、こんにゃく座に入座いたしました。それからずーっと旅から旅の毎日でした。たくさんの土地で、たくさんの人に出会い、そして舞台を観て頂いてきました。
新型コロナが猛威を奮って、あっという間にその日常も変わってしまいました。新しい表現方法を求めて、映像や動画にもチャレンジし、その面白さや可能性にも触れましたが、それはそれ。
お客さまと演者が一つ空間の中にいることで生まれる、あのなんとも形容し難い時間を共有する感覚。その面白さが、よりいっそう恋しくなるばかりです。
こんにゃく座はこの9月に、たくさんの対策をしてオペラ『末摘花』を上演いたしました。私も光組の宰相役で出演いたしました。久々の生の舞台でした。
客席数も半分以下に減らし、いつもとは違う感覚もありつつ、しかしそこに変わらぬ熱気と興奮を実感いたしました。
舞台の上にいる歌役者やピアニストだけでは生まれえない、客席に皆さまがいることによって生まれる「何か」。このほかに替えることのできない形容し難いものを、まだまだ私たちは欲していて、そしてみなさまと共有したいとおもっています。そしてその面白さをもっともっと多くの方に体験して頂きたいです。
クラウドファンディングは10月7日までです。周りの方にもどうかもう一声、お声がけくださいませ。どうぞよろしくお願い申し上げます。