悲しすぎないかな?これでいいのかな?
今日は日本最古の神戸モスクに行ってきました。
ここは昭和の初期1935年に日本に住むイスラム教徒が日本に於ける最初のモスクを構築した場所です。数多くの信徒からの寄付金により設立されたとても美しいモスクです。
現在もたくさんの信徒の礼拝所のみならず、神戸北野の観光名所ともなっています。
私たちが訪れたときは観光客らしい人は一人もいませんでした。これも誤解の一つでしょうか。
建物に入ると中にいたパキスタンの案内人の方が優しい笑顔でイスラムの教えについてわかりやすく話して下さいました。ほんの30分ぐらいの説明の中にさえ、誤解していた内容がたくさんでした。残念そうに彼は、ご自分が冠っているムスリムの白い帽子『ハッジ』さえ今は外で冠れないんだと。言ってました。何故なら、刺されてしまうかもしれないから。
これが現状です。
また偶然、帰りの電車の中で一生懸命、日本語を勉強している青年に出会った。
彼はバングラデシュの人。声をかけたら「日本人は僕らを怖がる、声をかけてもらって嬉しい」とやさしく微笑んだ。今モスクに行ってきてコーランを頂いたと見せたら「ここで見せても大丈夫か?」と気にした。
悲しすぎないだろうか。おかしくないだろうか?これでいいのだろうか?
彼はバッグから木の実を取り出し、今はラマダーン。木の実(なつめやし)は栄養がたっぷりで「神の与えた食物」だからたくさん食べる、と私たちにも分けてくれた。
これが彼らの本当の優しさだ。誤解を少しでも解きたい。
このプロジェクトを通じて一人でも多くの人と平和を願いたい。
どうぞご協力よろしくお願い致します。