夢(あした)へ☆ 電子書籍を文庫本にして読者に贈りたい!

拙著、小説「瑠璃色の空」は現在、電子書籍にて出版しています。読者は300名ほどです。高校生の青春のひとかけらを描いた爽やかな内容です。ほかの4作品を含め、これらをかねてからの夢だった紙の本にしたいのです。通勤通学の電車やバスの中でページを繰る喜びを、時にはスマホから紙に代えては如何でしょう。

現在の支援総額

55,000

1%

目標金額は3,000,000円

支援者数

7

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/07/01に募集を開始し、 2020/08/20に募集を終了しました

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現在の支援総額

55,000

1%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数7

このプロジェクトは、2020/07/01に募集を開始し、 2020/08/20に募集を終了しました

拙著、小説「瑠璃色の空」は現在、電子書籍にて出版しています。読者は300名ほどです。高校生の青春のひとかけらを描いた爽やかな内容です。ほかの4作品を含め、これらをかねてからの夢だった紙の本にしたいのです。通勤通学の電車やバスの中でページを繰る喜びを、時にはスマホから紙に代えては如何でしょう。

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アメブロで「瑠璃色の空」の冒頭をご紹介しました。興味を持っていただけると嬉しいのですが。 

幼女の名は逢瀬瑠璃という。その日、幼稚園が終わってからいつも通り母親の迎えを待っていた。だが、今まで一度もそんなことはなかったのに、園児たちがみな帰ったあとも姿を見せなかった。毎日、帰る道々幼稚園での出来事をおしゃべりするのが楽しみだったし、今日も話すことが今にも破裂しそうな風船のように、瑠璃の心を満たしていた。

 そろそろ寂しさも限界に近づき風船もしぼみかけた頃、幼稚園の門の前に一台のタクシーが止まった。降りてきたのは瑠璃の父親だった。瑠璃にとり、それはとんでもないサプライズで、サンタクロースのプレゼント並みの喜びだった。

 満面に笑みを湛え父親に飛びつく瑠璃だったが、「お帰り」と抱きかかえた父親の言葉は素っ気なかった。何から何までいつもと違うことに、瑠璃は不安を覚え、どうしたのと父親に問うた。しかし答えを聞かされないまま、待たせていたタクシーに乗せられた。

行き着いた先は病院だった。病室のベッドには頭を白いネットで覆われた母親が眠っていた。今朝一緒に幼稚園まで来て、じゃあねと別れたときからは想像のできない姿だった。瑠璃は全く理解ができなかった。流れる涙をそのままに、母親のベッドの脇に立っていた。

 翌日、母親は意識を取り戻すことのないまま、死んだ。泣きじゃくる瑠璃だったが、葬儀の日からぴたりと泣かなくなった。それがむしろ参列者の涙を誘った。瑠璃が四歳のときのことだった。

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