自己紹介と背景
私は横浜の大学に通う大学3年生です。私には将来フリージャーナリストになりたいという夢があります。それは高校生のときに見たアフリカの赤ちゃんを抱えた女の子がにらみつけている写真を見て、「どうしてこちらをにらんでいるのだろう」と思ったことが始まりです。そこからまず海外に興味を持ち、徐々に世界には数秒に一人亡くなる現実、慣習に縛られて傷つく人がいること、紛争が絶えない地域もまだたくさんあること、などたくさんの問題があることを知りました。それまで私は身の回りのことしか知らず、優しい人たちに支えられて生活してきました。私は知らなかったことを反省してただ何かしたいという思いだけありました。しかし知識もないし技術もない私には募金くらいしか出来ることが思いつきませんでした。私の力だけでは弱すぎると思って悩んでいて見つけたのがこの夢です。一人ひとりの社会的弱者(日本含む)に向き合い、現実を嘘偽りなく、客観的に、分かりやすく伝えられる記事を書くことでみんなを巻き込みたいと思いました。より多くの人が気づいて動いてくれれば一人では足りない力を何十倍にでも出来ると思います。掲載している写真は私が大学一年の時にベトナムにボランティアに行った時の写真です。私は2週間という短い期間でこれだけの人数にしか手を差し伸べることができませんでした。しかしこのプロジェクトは定期的に行われているため、私はトイレを一つだけ建てましたが村には同じようなトイレがたくさんあったし、動物の英単語を教えましたが子供たちは英語であいさつをしていました。この経験からも分かるように、動いたのが私一人じゃなかったからこの結果は生まれています。これが積み重なって、みんなが見返りを求めず助けあう世界を目指すことが私の最終的な目標です。そんな世界なら争いは起きないし起きたとしてもすぐ解決するし、”足りない”人もいなくなると思います。私にとっての理想の世界です。私はその小さなきっかけになりたいです。
このプロジェクトで実現したいこと
今年の9月からNPO法人テラルネッサンスのもとで京都で約4か月、ウガンダで6か月活動する予定です。テラルネッサンスは地雷除去や元子ども兵の社会復帰支援、難民支援などを行っています。私は特に子ども兵の存在をどうにかしたいと思っています。大学の研究で調べていた中でこの団体を見つけ、念願かなってインターンをすることになりました。また、その次の年の9月頃から一年間イギリスのブラッドフォード大学で留学しようと準備中です。 ブラッドフォード大学は平和学で有名な大学です。イギリス自体が紛争解決学や平和学で世界的に強いので、日本より深く学べ、異なるアプローチを知ることができると思いここでの留学を決めました。どちらも夢の実現のためには必要な知識であり経験だと思います。
プロジェクトをやろうと思った理由
留学は大学1年生の時から調べて決めていたため、必要な450万円を必死にバイトでためていました。実家は決して裕福ではないため、横浜での一人暮らしにかかる生活費を払いながらのためなかなかたまりませんでしたが、昨年末には250万ほど貯金できていました。留学までの残りの期間でのバイト代と奨学金、それでも足りない分は両親に相談しようと考えていました。しかしコロナが流行してしまい私は3月から全くバイトができておらず、両親の仕事も大打撃を受けて自分たちの生活がやっととなってしまいました。現在貯金を切り崩して生活している上、インターンで京都に引っ越してからの生活も限られた時間でバイトをして生活するため計画はかなり厳しくなってきました。しかし、この計画は夢を実現するために悩んで出した答えであきらめたくありません。そこで、個人的すぎる目的だとは分かっていますが、クラウドファンディングで協力を仰ごうと決めてこのプロジェクトを作成しています。
これまでの活動
・2018年9月 ベトナムでの1週間のボランティア
・2019年2月 シンガポールで1週間のスタディツアー
・2019年5月 仙台での被災地ツアー企画
・2019年9月 福島で災害ボランティア
・2020年2月 オーストリアで2週間国連実習
・2020年3月 学生団体KAKA設立(子ども食堂と食品ロスをつなげるプロジェクト、子ども兵について知ってもらうための企画、アベノマスク寄付など計画・実施中)
資金の使い道
・インターンにかかる費用…40万
・インターン中のウガンダへの渡航費(ビザ含む)…50万
・イギリスでの留学費用…400万
・イギリスへの渡航費(ビザ、保険含む)…50万
→合わせて約550万
・インターン中のバイト…8万×4か月=32万
・現在の貯金…200万
・イギリス留学の際の奨学金をもらえると仮定…15万×12か月=180万
→約400万
差し引いてあと150万円足りません。加えて17%の手数料…約25万
→175万です
どうかご協力お願い致します。
リターンについて
インターン、留学での経験や知識をレポートとして共有したいと思っています。
(文章、写真、資料など)
実施スケジュール
2020年9月~2021年1月上旬 NPO法人テラルネッサンスの京都本部でインターン
2021年1月半ば~2021年7月ごろ NPO法人テラルネッサンスのウガンダ支部でのインターン
2021年8月末~2022年7月 イギリスブラッドフォード大学で留学
最後に
これは私の夢を叶えるためのプロジェクトでかなり個人的なものです。それでも共感してくださった方はどうか力を貸してください。必ず大学卒業後記者として成長して上記のような記事を発信し続けることを約束します。本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、知識・経験の共有ですが、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るダンドーラごみ処理場
2022/06/09 11:35(こちらの記事はnoteにも掲載しているので、ここから入っていただき、いいねやコメントを頂けたら嬉しいです)ここは、ナイロビ北東部のダンドーラという地域にある、ケニア最大級のごみ処理場です。*¹約12ヘクタール(東京ドーム2.5個強分)の面積があり、毎日*¹2000トンほどのごみがナイロビ中から集まってきます。今回、ダンドーラごみ処理場を訪問する機会があったので、そこで学んだことや考えたことをまとめています。この地域をよく知るケニア人のDさんに案内してもらったので、この文章は彼や彼の知人にもらった情報を元に作成しています。ゴミ山といえば、フィリピン・マニラ市にあるスモーキー・マウンテンが有名です。ダンドーラとスモーキー・マウンテンは似ていますが、大きく違うのはフィリピンでは人がたくさん住みスラム化している一方で、こちらでは住んでいる人は多くないという点です。しかし、ダンドーラごみ処理場には2000人から5000人いると言われています。どういうことかというと、みんな仕事のためにこのごみ処理場に通っているのです。Dさんによると、労働者たちは毎朝日が昇る少し前の5時ごろから出勤してきます。日が照っていない、ゴミ集めのしやすい時間から作業を始めるのです。そこからペットボトルや缶、古紙などその人が担当しているものを集めていきます。ごみ処理場に集まってきているためここでは「ごみ」と呼んでいますが、彼らにとってはごみではなく「商品」なのです。彼らにかかればどんなごみもお金を生む宝になってしまいます。売るために王冠(瓶のふた)の重さをはかっている様子ゴミ集めの仕事と並行して、それらを販売する仕事も行います。彼らはごみを集めてそれをどこかに持って行って売ることはなく、集めながらその場で売るのです。そのため、購入したい人がここに来るのが暗黙のルールとなっています。全てキロ単位での売り買いであり、私がその場にいる人から聞き取りをしたところ、ペットボトルキャップはキロ当たり50sh(約50円)、缶はキロ当たり100sh(約100円)でした。集めたごみは個人間での取引に加えて、リサイクル工場にも販売されます。工場と取引している人はトラックを持ち、従業員も抱えて大規模に働いています。集めた古紙をリサイクル工場に運ぶために積み込みをしていますDさんによると、組織化している人など、よく稼げている人は一日600sh(約600円)稼ぐそうです。10年前のものと古いデータですが、*²2012-2013年度のケニア全国家計調査によると、ケニア全体の月収の中央値は7,000sh、地方は5,000sh、都市部は13,000shです。またナイロビにある日本人レストランの従業員の月給は20,000shと聞きました。つまりダンドーラでよく稼ぐ人の月収18,000sh(600sh×30日)はかなりいい額だということです。集めて売るだけのため、支出がなく働いた分だけ得られるのはこの仕事の最大のメリットだそうです。ゴミから食べ物を探すアフリカハゲコウと豚この敷地内には人間に加えて鳥と豚もたくさんいます。こちらの鳥はアフリカハゲコウというコウノトリの一種で、スカベンジャー(腐肉食)の野生鳥です。一方で、豚の方は家畜で、飼い主が毎朝連れてきて、生ゴミを食べさせているそうです。生ごみは腐って有害物質を含んでいたりするので、豚にとってもそれを将来的に食べる人間にとっても危険ですが、経済的に貧しく、豚に餌を与える余裕がない方々が少なくないのです。このように、ダンドーラごみ処理場には、商品を作る材料やリサイクルのために買いに来る人、その人たちに売る人、売り買いの仲介をする人、加えて動物など、たくさんの生き物がいます。しかし、そこに寝泊まりしているのではなく、多くが外から働きに、もしくは食料を求めて来ています。先述したようにゴミは有害物質を発するため、住んでいないとはいえ長時間そこに滞在するのは健康に害を及ぼしてしまいます。また、再利用できないものは、中心部にある穴に最終処分場に捨てられます。ここは治安も安全面もかなり危険なエリアだそうで、私は遠くから見るのも止められました。そんな危険と隣り合わせの場所で生活することを選択「できる」状況を生み出しているのは格差や高物価、社会システムだと思います。さらに現在は、コロナやウクライナでの問題によってさらに物価が上昇し、私が訪問した2022年4月には周りから苦しい声がたくさん聞かれました。ダンドーラの街並みだからといって外から支援をすればいい、寄付をすればいい、という簡単な話ではないと思います。苦しんでいる人が取り残されてしまっている状況を変えないと、一時しのぎにしかならず、問題自体は解決しません。これを外国人がどうこうするのは難しいし、国内の問題のためあまり深く干渉すべきではないと思いますが、問題を減らしたり緩和したり阻止したりすることはできるのではないでしょうか?大きな問題で言うと地球温暖化です。私が出会った東アフリカの人々は、みんな地球温暖化の影響を大きく受けていました。農業で生活している人が多いのですが、気候変動で天気が読めず、農業のルーティンが崩れてしまったそうです。そのため、せっかく植えた作物が無駄になってしまうことが増えています。また、ケニアには乾燥地帯が多いですが、その地域でもともと限られた期間でしていた農業も、土地が干からびて難しくなってきているようです。雨も極端に降ったり降らなかったりするので安定して水を手に入れることもできません。私たちの生活の仕方を見直せば、塵も積もれば山となって、一分でも一秒でも温度上昇を遅らせることができます。また貿易も、国の経済や人々の生活に関わってきます。質の悪いものを押し付けるようにしてアフリカに輸出する企業や、現地に利益があまりいかない形で現地の資源を使って生産する企業も中にはあります。前者に関しては、私が関わった東アフリカの人々も少し高くてもいいから質の悪くないものが欲しいと言っていたため、長持ちする(何度も買いなおさずに済む)ものを売る企業に入っていってほしいし、後者に関しては消費者が「この商品」を売っている会社は「どんな会社か」ということにもっと関心を持つことで改善できると思います。日本では苦しんでいる人が見えづらいために取り残される人々がいる状況がありますが、ケニアでは裕福な人々と貧しい人々の生活環境が綺麗に分かれていて、道端ではストリートチルドレンや物乞いの人によく会うため、むしろ生活の中でその格差を感じます。ナイロビの中心地にある高層ビル私もその格差を見て、またストリートチルドレン達にお金や食べ物を求められて、自分に何ができて何をするのがベストなのか分からなくなりました。でも何かしら実行に移すことがまず大事です。私が出した今のところの答えは上記の2つなので、それを実行していきます。何かを寄付したい場合は、私は、現地で活動していて信頼できる団体に寄付をするのがいいと思います。現地でその地域の人々に密着して活動している団体なら現地のニーズをよく知っているので、その人々に直接利益が還元される形で使ってくれます。直接支援をしようとすると、いらないものを送ってしまったり、関税などで向こうにお金を払わせることになったり、寄付が仲介者に悪用されたり、といった問題をよく聞きます。その地域で活動している団体をよく調べて、信頼できると思ったらそこにお金かもしくは相談の上モノを送ればいいのかなと思います。ダンドーラごみ処理場で働いている人々は、その生活を「選んで」いますが、他と比較して相対的に選択していて、決して積極的なものではありません。こういった生活が選択していかなくていいような社会に、日本も含めて、なっていくよう頑張りたいなと思います。*最後に今回私は、あるケニア在住日本人がダンドーラごみ処理場の近くに住む方を紹介してくださったことで、訪問が可能となりました。ナイロビには治安が良くないエリアが多いですが、この辺りはスラムでもあるためかなり危険な地域です。Google mapなどで調べれば行けてしまいますが、この地域を知っている人の案内なしには絶対に行かないでください。もし安全な条件で訪問が可能になったとしても、十分身の安全を考えた行動をしてください。参考*ダンドーラごみ処理場近くの住人・労働者からの情報*1 Life in a Kenyan rubbish dump: Illness, poverty afflict community (Aljazeera、 2019年2月3日、https://www.aljazeera.com/gallery/2019/2/3/life-in-a-kenyan-rubbish-dump-illness-poverty-afflict-community)*2 2012/2013 Kenya national housing survey (Republic of Kenya, https://statistics.knbs.or.ke/nada/index.php/catalog/47/download/186)*A day in the life of a worker at Dandora, Nairobi's main dumping ground(RFI、2022年4月17日、https://www.rfi.fr/en/africa/20220417-a-day-in-the-life-of-a-worker-at-dandora-nairobi-s-main-dumping-ground-kenya) もっと見る
Light of Hope Youth Initiative-International (LOHYI)
2022/05/30 17:13(こちらの記事はnoteにも書いているのでこちらから入っていいねやコメントをいただけたら嬉しいです)ケニアの南東部にあるマチャコスで、 Light of Hope Youth Initiative International(以下、LOHYI)という現地NGOが活動しています。今回は彼らの活動の紹介と彼らからのメッセージをお届けします。LOHYIはDuncan Nzangi(以下、ダンカンさん)によって設立されたコミュニティ団体で、2016年にNGOとして国に登録されました。2013年ごろからダンカンさんは、国の内務・安全保障省と共に、障害児のための活動を始めました。当時のJICAボランティアや日本の団体によるサポートにより、順調に活動は動き出します。2016年には、Sports for tomorrowと筑波大学が提携して開催している「なないろ駅伝」がマチャコスにて開催され、ダンカンさんの支援している子ども達も参加しました。なないろ駅伝で指示を出すダンカンさんNGOとして登録されてからは対象を広げ、主に女性と子どもを対象に、4つのターゲットのもと活動しています。1つ目は早期妊娠の問題です。貧困により教育を受けられない実情や性教育の不足から、子どものうちに妊娠してしまう女の子が多いという問題がとても深刻です。そこで地域の学校を訪問し、体の事や早期妊娠の危険性について、男の子女の子双方に講義し、みんなで話し合う機会を設けています。またそれと同時に、ナプキンの配布も行っています。2つ目は性的暴力(GBV)です。これまでに4つの小中学校にGBVクラブを作り、男女混合で活動しています。クラブでは、LOHYIが作成したカリキュラムに沿って、彼ら自身でGBVについてやその解決策について話し合っています。3つ目は、教育の機会を得られない子ども達が多いことです。将来世代である子ども達に対し、教育の場を提供し、リーダーシップトレーニングも行っています。また、自立心の向上のために、ハンドクラフトや芸術などのワークショップも開催しています。そして現在、数回に渡るクラウドファンディング(最新のものはこちら)を行い、職業訓練校と宿泊施設を建設しています。(2022年3月時点)建設中の職業訓練校(3月22日時点)中の様子そこでは4つ目のターゲットであるシングルマザーと、GVBに苦しむ女性たちを対象に支援を行います。職業訓練校にて、貯蓄や小規模ビジネスの運営を学ぶビジネス訓練や、パン作りや洋裁といった技術を学ぶ技術訓練を提供し、GVBの被害に遭った女性たちは宿泊施設に滞在することが出来る予定です。宿泊施設では住居だけでなく食事も提供されます。またこれからの計画として、女性専用サッカーアカデミーを建設し、サッカーを通して女性たちのメンタルケアをしたいそうです。ダンカンさんは、「多くの日本人が私たちの活動を助けてくれた。せっかく出来た縁だから、これからもぜひ協力していきたい。特に、日本の学生にボランティアとして私たちに関わってもらい、ケニアの事を知ってもらいながらケニアの人々と交流を深めてほしい」と話していました。ボランティアに興味のある方、詳しい情報を知りたい方は、私にご連絡いただくか、直接ダンカンさんにご連絡ください(ダンカンさんへの連絡は英語でお願いします)。学生ではなくても大歓迎だそうです。村に住む一般家庭にホームステイしながらの活動になりますのでぜひ! もっと見る
シロアムの園
2022/04/20 03:19こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
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