こんにちは。
ケニックカレーのケニックです。
こんなお店にしたい!
そもそもどういう流れで私がお店を開店することになったのかに深く関係しているので
その辺を改めて説明させて頂きたいと思います。
最初に簡潔に説明すると、ファッション、食、そこで出会った人たちが関わった結果
だと思っています。
元々、ケニックカレーは、服飾学生時代に私がお金もなく、お酒が呑めない友人たちのために
自宅で振舞っていたカレーでした。
その後、そこでの交流が拡がり、作家さんやデザイナーさんなどを巻き込んで(とはいえ知る人ぞ
知るレベルですが)継続していき、社会人になった後もゆるーく続いておりました。
ベースは、大学生の頃に先輩に教わった、とあるカフェのキーマカレーのレシピです。
それから15年以上が経ち、 楽膳家の塩山舞さん、スパイス番長のシャンカールノグチさん、
soup stockの桑折敦子さん、食育の宮川順子先生など沢山のアドバイスや様々な経験を経て
今や全く別の完全オリジナルのキーマカレーとなりました。
無水になったのは、代官山Aquviiでの友人の展示でのケータリングにて「お米が出せなくて
バゲットになるから水分少なめにして欲しい」という依頼がきっかけでした。
その当時、私はプロダクトのデザインや雑貨のディレクションを個人で手がけていました。
周りにはこれまでの交流を通して、素晴らしいアーティストも沢山いたので、キャンバスになる
ものを探して、デザインを落とし込むコンセプトで製作しておりましたが、いずれネタ切れし
次は何が良いかなと相談した時に、とある友人に言われたのが「スケートボードのデッキは
どう?」 という一言。
スケボーをしないのにデッキを作っても説得力がないなあと思うのと同時に果たして
自分自身のコアって何だろう?と深く考え、今の自分を作り上げてきたのはカレー(食)
だなと気づきました。
雑貨作りがひと段落し、覚悟を決めて、カレーで勝負してみようと思ったところで
お世話になっていたファッションブランドSTOFを中心とする合同展示会
SITE OF INCIDENCEにてケータリングを開始。
その流れで、渋谷桜丘のセレクトショップDESPERADOのオーナー泉さんが面白がってくださり
二つ返事でゴールデンウイークのイベントに参加させて頂きました。2014年春のことです。
現在の間借りしているBARは、元々友人の花屋とバイヤーと、ヒーローものの赤の人が
木曜の夜だけ借りていたのを知っていて、昼間が空いていることを聞いたのがきっかけです。
こんな風に記載してみると、改めて色々な人との出会いの結果、お店が出来たのだなと思います。
それをつないだのがカレーというのもとても面白いなと。
店舗として構えるお店は、こういう経緯もあるので、より濃い、面白いものにしたいと
思っています。