数々のプロジェクトの中から、このページに訪れていただきありがとうございます。あしなが学生募金事務局鹿児島ブロックマネージャー(鹿児島ブロック責任者)の玉江誠基(たまえもとき)と申します。
私たちの活動の一つとなる「あしなが学生募金」は新型コロナウイルスの影響により、史上初で前代未聞の中止となりました。
例年、私たちあしながは、この募金で集まった皆様からのご寄付を全国の遺児学生たちの奨学金として大切に使わせていただきました。しかしながら、昨今の感染症拡大の影響から、これまで以上に奨学生たちを苦しめる形となってしまっています。
この現状を打開し、少しでも遺児学生たちが安心して暮らせるように、奨学金の原資を集める必要があります。そのために私はこのプロジェクトを立ち上げることを決意しました。前置きが長くなりましたが、ぜひ最後まで目を通していただけると幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございます。ここからはタイトルに触れていきたいと思います。
私は奨学金を利用している学生ではありません。当学生団体のメンバーはあしなが育英会の奨学生中心ですが、奨学生ではない私が活動をしているのには理由があります。それは、「ある学生から打ち明けられた実体験」でした。その子は高校生のときに片親を自死で亡くしています。親の自殺未遂に遭遇してしまった経験もあると私に話してくれました。すごくきつい体験を経験したのにもかかわらず、それらを打ち明けるのはものすごく勇気が必要だったかと思います。打ち明けてくれたことは私にとって素直にうれしかったです。でもその反面、彼女に対して何もしてあげられなかった私は無力さを痛感しました。そして自分に対して怒りさえ湧いてきたのを覚えています。
「何か悪いことをその子はしたのだろうか?」
「なぜ彼女はこんな目に合わなくてはならないのだろうか・・・」
そうです。その子は何も罪はありません。彼女のようにどうしようもない感情にさらされ、生きることさえつらくなる子どもたちが、事実、この日本にもいるのです。経済的貧困を理由に夢を諦めてしまう子どもたちが数多くいることは、目を背けてはいけない現実だと思います。早くに親を失ったということ以外私たちと何のかわりもない彼・彼女らを助けるためにも皆様の力が必要です。
私はこの現状を変えるには、一つのキーワードがあると感じています。
「おもいやり」
人は一人では生きていけません。助け合うことで生きることができています。
私の好きな言葉で「思いやりは思いやった分だけ返ってくる」という言葉があります。助けを求める人を見かけたら、ぜひ思いやりを持って救いの手を差し伸べていただきたいです。
私たちは今回クラウドファンディングというプロジェクトを通し、学生だけでは到底乗り越えられない問題を皆様に知っていただきたかったのです。もしよければ、皆様からの思いやりを分けていただき、未来のある学生に手を差し伸べていただけないでしょうか。
本プロジェクトから一人でも多くの奨学生が夢に向けって進むためにも、皆様の想いをカタチにしていただけたら嬉しいです。
あしなが育英会の調査によると、遺児家庭の平均月収は14万6,380円(*1)となっており、生活保護受給率は12.8%24(*2)に及びます。奨学金なしでは大学・専門学校の学費を捻出できる水準には到底達していません。
(*1)2018年奨学生家庭の生活と教育にかんする実態調査
(主査・副田 義也=筑波大学名誉教授・社会学)
(*2)生活保護の被保護者調査(平成30年7月分概数厚生労働省)
そのため多くの遺児学生たちは、学費を奨学金で、生活費をアルバイト代で賄っています。しかし、学生のアルバイトはそのほとんどが接客業です。昨今の情勢のなかでアルバイトのシフトが日に日に削られ、思うように生活費を稼ぐことができなくなっています。さらに、街頭募金の中止により奨学金の資金源確保にすら暗雲が立ち込めており、遺児学生とそのご家庭の多くが、並々ならぬ不安感を抱えながら日々を過ごしている状況です。
本キャンペーンでいただいたご寄付は全額、一般財団法人あしなが育英会への寄付となり、あしなが育英会が支援する遺児学生(日本・アフリカ)のための奨学金として大切に使わせていただきます。。
※今回の取り組みはAshinaga Global 100 Challengeの一環であり、一般財団法人あしなが育英会と連携して取り組んでおります
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
一般財団法人あしなが育英会より、年間活動報告書と受領証明書を発送いたします。(どちらも2021年2~3月頃に郵送にてお送りします)
あしなが育英会公式サイトより継続寄付者になってくださる方には活動報告書のほか、寄付種別に合わせて、奨学生から手書きのハガキ(年1~2回)、アフリカのウガンダ共和国であしながの支援を受ける子どもたちからのカード(年1回)、機関紙などをお送りしております。
私たちあしなが学生募金は、生まれた地域や時代に関わらず、すべての学生が夢に挑戦する権利が平等に与えられる社会を目指して、日々活動しています。
遺児といわれる学生たちと私たちは何の変りもない普通の学生であることを忘れないでいただきたいです。金銭的な理由だけで夢を諦めてきた学生たちをこれ以上増やさないためにも、皆様からのあたたかいご協力が学生たちを勇気づけます。皆様から頂きましたご支援金は、全国の奨学生のために大切に使わせていただきます。遺児を支えていただくためにも、皆さんのご寄付をよろしくお願いします。
このプロジェクトを機に、遺児学生の現状や私たちの活動に興味を持っていただけたら幸いです。
また、今年度の春は街頭で私たちの想いを直接は伝えることが出来ませんでしたが、このような形で伝えることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。いつか新型コロナウイルスが収束し、以前のように街頭に立てる日が来た際には、ぜひ私たちの想いを直接聞きに街頭へお越しください。
50年以上の歴史を持つ遺児支援のための学生団体です。毎年春と秋の4日間、全国約200か所で実施している街頭募金活動では、毎回のべ1万人のボランティアスタッフの参加があり、年間約2億5千万円のご寄付を皆様からいただいております。募金はすべて一般財団法人あしなが育英会へ寄付し、あしなが育英会の奨学金事業(国内奨学生事業・AAI事業)のために使われています。
ウェブサイトはこちら:あしなが学生募金事務局HP
病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、親に障がいがあり働けない家庭の子どもたちを支えている非営利の財団法人です。国などからの補助金・助成金は受けず、全事業を寄付によって運営しています。あしなが育英会の奨学金によって、これまでに11万人以上の遺児たちが高校・大学への進学を果たしてきました。 現在、日本国内では約6,500名(高校・短大・専門学校・大学・大学院)、サブサハラ・アフリカ教育支援事業では世界各地あわせて約120名の奨学生に奨学金支援(貸与・給付)と心のケア、リーダーシップ育成プログラムを提供しています。
ウェブサイトはこちら:一般師団法人 あしなが育英会HP
『すべての遺児に教育の機会と心のケアを』というスローガンのもと、世界中から私たちの活動に賛同・支援してくれる100名のファンドレイザーを募集し、2021年3月までのキャンペーン期間中に100億円の寄付を達成することを目指す、グローバル・ファンド・レイジング・キャンペーンです。このキャンペーンのもと、日本だけでなく海外でも、大小さまざまなキャンペーンを実施していきます!個人でもグループでもご参加いただけます。
キャンペーンページへはこちらへ:https://camp-fire.jp/goodmorning/channels/ashinaga
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