佐藤 信介 (さとう しんすけ)
映画監督。1970年生まれ。
2001年『LOVE SONG』で長編監督デビュー。『GANTZ』シリーズ(2010・2011)や『図書館戦争』シリーズ(2013・2015)など。
『アイアムアヒーロー』(2015)で世界三大ファンタスティック映画祭にてグランプリを含め、5冠を制覇。
近年の作品に『いぬやしき』(2018)、『キングダム』(2019)、『今際の国のアリス』(2020年、Netflix配信予定)などがある。
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私も大学時代、自主映画を懸命に制作していた身として、このコロナ禍における学生映画連携企画に、勇気づけられました。
映画制作自体が苦難を強いられる今、一方で未曾有の映像の需要が見込まれています。映像作品の制作は、なかなかリモートだけでは難しく、凝ろうと思えば限りなく手間暇もかかり、多くの人手も必要となります。
観るのは一瞬でも、作り手達の多大な苦労なくして映像作品は生まれません。芸術活動と肉体労働が共存するこの営みは、決して安楽な作業ではない。特にこの現在の状況下では尚更です。
この苦労を引き受け、映像によって人々に喜びを提供しようとする者にとって、今は強い意志で共に繋がる時なのかもしれません。
またこの企画、一度限りではなく、これからも続いていくと面白そうです。成功を祈っています。