普段からお世話になっている革の問屋さんへ
いつもお気に入りで使っている材料に新色が追加されたというので見に行ってきました。
材料を包みから広げる。たくさんある中、雰囲気のいい材料に出会うと心躍るのは以前から変わりません。作る目的を考えて材料を探すこともありますが、材料に触れてから思いつくこともあって、問屋さんに行く時はいつもワクワクしています。
今回はキャンバスとレザーを使ったバッグを作るという目的があったので、方向性に沿った色を吟味しつつ、たくさんある中からお気に入りの3色を見つけました。カーキグリーン、オークという深いクリーム色、柿渋のようなグレー。どれも半ツヤで渋めだけど発色のいい色。使い込んだあとの雰囲気などを頭に巡らせながら、自分の中の着地点を探る。集めた材料や部材を使ってパズルのように少しづつ形にしていく。納得できる形に作り上げるまで、なかなか辛い道のりではあるのですが、出来上がったときの感動がやめられず、気づいたら来年で20年です。
モノがあふれているこの世界に、作る意味を考えながら、これからもまだまだ続けていくつもりです。応援よろしくお願いします。
wayward leathers 代表 高橋真也