涼風祭前半最後の第4日は、元N響コンマス山口氏率いる弦楽四重奏。テレビのクラシック音楽館でお馴染みのN響メンバーによるベートーヴェンとバルトークは言わずもがなの熱演でした。前半は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第9番、別名ラズモフスキー3番の名曲と、リーダーの山口氏が是非ともこの演奏会で取り上げたかったバルトークの弦楽四重奏曲第3番。
演奏会終了後に回収したアンケートでは、『ベートーヴェンもいいけど、バルトーク面白かった!』『一人ひとりの音がとても美しく、素晴らしかった。いろいろな技法をみせていただき、興味深く、楽しかった。』『感動しました。2曲目(バルトーク)はちょっと不思議なサスペンス的な感じ。とてもとてもとても美しかったです。』と耳慣れない曲にも評判は上々でした。
そして後半は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第15番。45分を超える大曲ながら正統派室内楽に最後はブラボーの声も出て、更になじみ深い日本の唱歌メドレーのアンコールもあって、満席のお客さまも皆さん大満足のご様子でした。
是非、また来年以降もこのイベントを継続したいと意を強くした次第です。