日本でも緊急事態宣言が延長されているようですが、ブラジルでも各都市で同様の措置がとられています。
私の住むサルバドールは、日常生活においては変化が無いように見えるのですが、泥棒が銀行を襲撃したり、カポエィラアカデミーの近所を取り仕切るギャングの親分が刑務所内で殺されたり(どうやって?)したようで、夜中はもちろんの事、昼間も警戒を強めての生活を心がけています。
さて、引っ越し作業はあらかた終わったのですが生活する上での肝心要の水がまだ来ていないので移れてません…
引っ越し始めて2ヶ月近く経ちます。
何故このように時間がかかっているのかといいますと
リフォームしたばかりの家に雨漏りが発覚、当然元の家主に修理依頼をしました。
半額以上は既に支払い済で、残りの支払を巡り意見が対立。
屋根をちゃんと直してからではないと全額支払いは出来ないという私の主張と、屋根の修理はするので直に全額支払えとの家主の主張。
普通に考えたら私の主張が通るはずですが、ここはブラジルのサルバドール。
相手サイドは独自の理論を展開し話は堂々巡り。
しかも立場が悪くなったり、痛いところを付かれたら急に早口でまくし立ててくる。ポルトガル語が堪能では無いのを解っててやってくるのでタチが悪いです。
パンデミックも相まって、たかが水道局に依頼して通してもらえばいいのもを2ヶ月経過ですよ…
本当にこの国は物事がスムーズにはいかないです。
日本のシステムや日本人の良さも外から見ると改めて再認識します。
ブラジルで生きていくのに必要なスキル
"騙されない"
"妥協する"
こっちの人達けっこう平気で嘘もつくし、自分の言葉に責任持つなんてほぼ無いです。
日本の感覚で生きてたら、身ぐるみ剥がされて骨までしゃぶられます。
そして、上手く行かないことなんて毎日だから完璧を求めない。
『まぁしゃあないね』
と自分なりの妥協点を探しながらじゃ無いと心が折れて気持ちもパンクします。
これが1年こっちに住んでみて得た極意かなと。
とはいえ屋根の修理は無事終わりその間、前の家から通いながらやれる事を進めておりました。
水も直に通るし、そしたら料理も出来るようになるので随分生活しやすくなります。
次回の投稿ではきっと水到着の朗報をお伝えできることでしょう!
それでは引き続き健康に気をつけてお過ごしください。