2020/08/28 13:00
皆様、このプロジェクトにご関心を頂き、本当にありがとうございます!
こちらでは、実際の現場からのご報告として、共同プロジェクトオーナーの「くまもと友救の会」代表・松岡より、前日の活動報告をさせて頂きますので、ぜひご覧頂ければ幸いです。
2020.8.27 「立つ鳥跡を濁さず」
今日も元気です!
本日もたくさんの方の笑顔と共に^^
〇活動内容
◇家屋内の壁剥がしなどで出たゴミの回収搬出
◇災害ゴミの勝手置き場から公式の集積場へ搬出
◇支援物資の配布
〇活動場所
◇人吉市九日町札の辻駐車場の勝手置き場
◇人吉市内
◇球磨村一勝地・三ヶ浦・丁・渡地区
◇瓦屋町友救拠点
〇活動団体・人数
◇くまもと友救の会 4名
◇熊の恩返し 2名
◇チーム愛と感謝 1名
◇ありえの家 2名
◇ラフティング ノーティーボーイズ 1名
◇個人参加者 1名
計 5 団体 11 名
〇活動詳細
本日は昨日の仕上げで九日町の札の辻駐車場の清掃作業、球磨村の災害ゴミ撤去、泥撤去要請宅の下見などを行いました!
■人吉市九日町「札の辻駐車場」
数々の物語と不法投棄を生んだ札の辻駐車場も、ついに終わりです。
しかし残念なことに、火曜日に高圧洗浄機で掃除し、明らかに片付いたあとにも、ゴミが持ち込まれていました。
ビニールタイルや石膏ボード、大きな木くずなどです…
これ、店舗?
災害ボラセンは一般住宅しか入らないし、1階が店舗で奥に住宅がある分離不可能な建物については、店舗の片付けも対象です。
では、住民の方が自ら出したゴミ?
タイルカーペットって剥がすのになかなか苦労するので、ご自分でするとは考えにくい…
そうなるとやっぱり、業者かなー??
僕は球磨村の災害ゴミ撤去のために0.15の機械をダンプに積込み、4トンダンプ2台と共に、チーム愛と感謝の方が壁剥がしや床板剥がしをしてくれた家屋へ向かいました。
壁剥がしチームは壁剥がしなどに専念し、家屋の前に石膏ボード・断熱材・ケイカル・木くず・可燃ごみなどに分別してフレコンに入れてまとめてくれています。
撤去チームは重機車両で回収搬出。
それぞれの得意分野で専念することで、トータルでの作業効率を高めます!
札の辻に戻りますが、市に相談して、散水車を投入してもらいました。
市の土地なので当然ではありますが、このまま土埃まみれで放置すると死の土地になってしまいます。
散水車は2台に増援され、一気に清掃!
■球磨村各所の勝手置き場の災害ゴミ撤去
先日、一勝地の丁地区の勝手置き場にある災害ゴミを片付けた際、近くのお宅に災害ボラセンからボランティアがゴミ出しに入っておりました。
一輪車で勝手置き場まで運んでいたので、フレコンをお渡しして、家の前に分別して集積しておくように伝えていました。
その翌日に入ったボランティアにより、分別された袋に分別できていない物を上から入れているため、フレコンを除くと一見ごちゃ混ぜになっていました。
球磨村の災害ボラセンに、ボランティアを送り出すときに球磨村の分別ルールを説明して送り出し教育をすることを要請しました。
球磨村災害ボラセンでは、再度分別の人を出すことで対応してくれましたが、分別完了とのことで現場に向かうと、フレコンがすでに回収されていました。
球磨村災害ボラセンに確認すると、回収の実施はしていない。
重機で吊らないと上がらないので、きっと近隣の業者が回収したのでしょう。空いたスペースに車がずらりと並んでいました。
球磨村災害ボラセンに連絡し、行政手配の業者がどこの勝手置き場のゴミを回収するのか、役場と社協で情報を共有してほしいとお願いしました。
災害ゴミの回収に動いているのは業者とボランティア。
その双方が連携できないと、無駄足が増えます。
業者さんも、指示書を元に現場に向かっても、すでに住民やボランティアにより回収された後だったということが何回もあるそうです。
気を取り直して、鵜口観音前と三ヶ浦集落のゴミの撤去に向かいました。
こちらは先週の火曜から鹿児島のパッカー車が回収に回っています。
鵜口観音前はスレートがあっただけで、他は全て撤去されていました。
これは鹿児島のパッカー車の方たちと先々週に打ち合わせを行い、パッカー車で持って行くものを事前に聞いて、それ以外のものを先に我々が撤去し、さらにパッカー車が回収しやすいように分別集積していたから、業者さんも綺麗に持って行ってくれていました。
三ヶ浦集落の住宅前にフレコンに入れられているものを回収し、公民館横の勝手置き場にあるパッカー車で回収しなかったウレタン系の家具を回収しました。
時間に余裕があったので、一勝地第二小学校の勝手置き場も見に行くことになり、地元の果樹園関係者しか通らないような道を4トン車でかき分け、到着。
なんとここは、まだまだたくさん残っていました!
先日、白木川さんに行ってもらった時には、可燃ごみだけ持って行ってたそうですが、また可燃ごみも出ています。
一勝地第二小学校は総出で撤去に来る必要がありそうです。
〇稼働車輌
◇2トンダンプ 3台
◇4トンダンプ 1台
◇4トン深ダンプ 1台
◇0.15クロー 1機
〇本日の搬出数 (全て2トンダンプ換算)
◇可燃ごみ 2台
◇鉄くず 1台
◇木くず 1台
本日合計 4 台 8月合計 420 台 活動累計 770 台
■渡地区の泥出し依頼のお宅下見
一勝地から帰る際に、寄っていきました。
こちらは直接、住民の方と繋がった方が泥の撤去に動かれていたそうですが、終わらせることが出来なかった部分について、「ありえの家」の米田さんを通じて相談がありました。
家の方と連絡を取ると、災害ボラセンには依頼していないと言います。
僕は、こう考えます。
役場により業者を手配できる部分はなるべく活用し、そうでない部分や時間的に急ぎたいことは災害ボラセンに相談。そしてさらにボラセンで対応できないことや急ぐことは民間ボランティアに相談。
よって、順序的にはまずは役場に相談。
次に災害ボラセンに相談。
そこで、いつ誰がどのように困っているかが、行政や社協が把握できるようになります。
そして民間ボランティアも、直接ではなく社協等を介入させることで、対応は民間ボランティアが実施したとしても、ニーズ情報が社協や行政に集まります。
人吉市が手配している業者は8月いっぱいで撤退します。
災害ボラセンも、9月からは週末型になります。
ちょっと待って、まだまだあるんですけど…。
しかし、ニーズがあがってこないからという理由で週末型になっていく公助の仕組み。
批判するのはいいけど、社協や行政がニーズを把握できない理由が、民間ボランティアが個別に動いて社協や行政に報告せず、相談された依頼者にもそのように誘導していないのでは?
僕は、民間ボランティアという共助の働きは、住民の自助と行政機関等の公助が上手く繋がるようにすることだと思います。
間に介入することで、双方を分断してしまっては、それって本当に共「助」ですか?
住民の方も、率先して役場や社協に相談しましょう。
ご自身がどのような被災状況にあり、どのような支援制度の対象になり、まず何の支援が受けられるのか、整理することから復旧は始まります。
こちらのお宅はまだ泥が出てしまっていないので、あと少し泥を出してから、災害ボラセンと連携し対応したいと思います!
■拠点での物資配布
今日は6組7名の方々が支援物資を取りにこられました。
Amazonのほしい物リストなどでご支援頂いたものも、届いております。
この場を使い、お礼申し上げます。
〇足りなくなっている支援物資
現在、こちらで配布している物資で下記の物が御要望が高いです。
◇おしりふき
◇ウエットティッシュ
◇日焼け止めクリーム
◇洗濯洗剤
◇水 500ミリリットル
◇お茶 500ミリリットル
◇ポカリスエット 500ミリリットル
◇小型家電製品
◇学童用品
◇子供用おもちゃ
上記の物のご支援もどうぞよろしくお願い致します。
〇支援物資入荷のお知らせ。大人気配布中です!
株式会社マルミツポテリ様より、愛知・三重・岐阜の職人による昔ながらの製法で作られた食器類が入荷しました。
皆さんのご要望をお聞きし、再度ご送付頂くことも可能ですので、これから仮設住宅に入られる方や、食器類を無くされてお困りの方々、どうぞお持ち帰りください。
ご支援頂きましたマルミツポテリさま、心よりお礼申し上げます。
益城町民として、益城の恩返しを今!
また、必ず会おう。何事も無かったかのように。
やらない善よりやる偽善。
■くまもと友救の会ステッカーできました。
ロゴのみ、「やらない善よりやる偽善」文字入りが縦書きと横書きセットになったシートを、1シート500円で販売させて頂きます。
ご購入の方は、
info@kumauq.com
までメール、または
08058082727までSMSをください!
ステッカーの売上金は全額、九州南部豪雨災害の支援活動に充てさせて頂きます!
■この活動は、次の団体等と協働しています。
◇熊の恩返し
◇ピースボート災害支援センター
◇熊本青年会議所
◇ロハス南阿蘇たすけあい
◇チーム愛と感謝
◇Bridgekumamoto
◇熊本支援チーム
◇イキマス熊本
◇ありえの家
◇いのりんJAPAN
◇NPO法人YNF
◇NPO法人九州キリスト災害支援センター
◇グリーンコープ災害支援センター
◇青井の杜外苑街づくり協議会
◇人吉別院
◇ラフティング ノーティーボーイズ
◇NPO法人バルビー
◇人吉市(各町内会)
◇人吉市社会福祉協議会
◇球磨村
◇山江村社会福祉協議会
◇環境省
◇環境資循環組合