皆さんこんにちは。健康保険課の小林と申します。この度の豪雨災害に被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
健康保険課では、日頃、医療保険や介護サービスの給付、町民の皆様の健康のサポートといった皆さんが健康で安心して生活していただくための業務を行っています。
また、一人での避難が困難である要支援者の方々などを日頃から把握し、地域の方々と協力体制を整えつつ有事に備えてきました。
発災直後には、警察や消防など各関係機関と連携し、浸水危険区域にお住まいの方を中心に、避難のサポートを行い、皆さんの無事を確認し安堵した次第です。
これもひとえに、町民の皆で団結して災害に立ち向かった結果であり、多くの命が救われました。
その一方で課題も見えてきました。
高齢者支援係と包括支援センターでは、発生直後から町内の介護施設へ、災害の状況、施設の利用者の状況など聞き取りをしましたが、途中から固定電話が全く使用できなくなり、さらにほかの通信手段も機能しない等、災害時の各事業所との連絡方法も今後の大きな課題となりました。
また、球磨村で被災した介護施設で幸いにも助かった方々の受け入れ先や、避難所で生活されている方の生活機能の低下に伴い、介護サービスが必要な方が増加し、サービスの受け入れ先を人吉球磨の中で探すことが非常に大きな問題となり、人吉保健所において、各市町村の高齢者福祉担当者が一堂に会し夜遅くまで検討をしました。決定的な打開策がない中、とにかく各市町村で受け入れ可能な施設や提供できるサービスの掘起しをして、情報提供をしよう!ということになりました。その結果、集められた情報により即座に被災された方へ必要なサービスが提供され、改めて、人吉球磨地域全体で災害への備えを見直す必要性を感じました。
今後は、被災された方々の健康管理については、身体的なフォローはもちろんですが、精神的なフォローも重要となります。保健センター、包括支援センター及び福祉担当と一致団結して、一つ一つ丁寧に解決していくよう努めていく所存です。
今まさに世界中がコロナ禍のさなかに、50年に1度の大災害に見舞われました。そして、熊本地震からの復興もまだ道半ばです。その熊本地震で被災された自治体からも温かいご支援をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
今こそがまだすけん!熊本!