皆さんこんにちは。錦町企画観光課の吉村と申します。7月の豪雨災害から早いもので5か月が経とうとしています。町並みは少しづつ元に戻り始め、人々も活気を取り戻しつつあります。ご支援をいただいた皆様のおかげでここまでこれていることに日々感謝しながら復旧・復興業務に引き続き努めてまいりますので、今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願いします。さて、今回ご支援いただいた支援金について、本町の主要施設の一つである「ひみつ基地ミュージアム」のリニューアルオープンに向けた準備資金として活用させていただくことといたしました。「ひみつ基地ミュージアム」は、太平洋戦争中の1943年(昭和18年)11月に、海軍施設部により建設が開始され、全長1,500m 幅50mのコンクリート製滑走路を有する飛行場と、本部庁舎や実習棟、兵舎が建ち並ぶ庁舎居住地区からなる、本格的な航空基地「人吉海軍航空基地」の跡地に建設され、当時の資料や現存する地下遺構をガイドする 歴史体験型ミュージアムです。開館後順調に運営を続けてまいりましたが、コロナ禍において観光客が激減したうえ、その後の豪雨災害で関連施設も大きな被害を受け、休館を余儀なくされました。しかし、教育関係者をはじめ多くの方から早期の復旧を渇望され、7月20日に一部再開を果たしました。現在、更なる展示品の充実と、修学旅行生等の受け入れ強化に向けて拡張工事を行っており、3月のリニューアルオープンに向けて準備を進めています。頂いた資金は、豪雨災害で破損した設備の修理や、被災後に減少した観光客や修学旅行生の誘致活動等に最大限有効に活用させていただきます。皆様のお越しを心からお待ちしています!
皆さんこんにちは。健康保険課の小林と申します。この度の豪雨災害に被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。健康保険課では、日頃、医療保険や介護サービスの給付、町民の皆様の健康のサポートといった皆さんが健康で安心して生活していただくための業務を行っています。また、一人での避難が困難である要支援者の方々などを日頃から把握し、地域の方々と協力体制を整えつつ有事に備えてきました。発災直後には、警察や消防など各関係機関と連携し、浸水危険区域にお住まいの方を中心に、避難のサポートを行い、皆さんの無事を確認し安堵した次第です。これもひとえに、町民の皆で団結して災害に立ち向かった結果であり、多くの命が救われました。その一方で課題も見えてきました。高齢者支援係と包括支援センターでは、発生直後から町内の介護施設へ、災害の状況、施設の利用者の状況など聞き取りをしましたが、途中から固定電話が全く使用できなくなり、さらにほかの通信手段も機能しない等、災害時の各事業所との連絡方法も今後の大きな課題となりました。また、球磨村で被災した介護施設で幸いにも助かった方々の受け入れ先や、避難所で生活されている方の生活機能の低下に伴い、介護サービスが必要な方が増加し、サービスの受け入れ先を人吉球磨の中で探すことが非常に大きな問題となり、人吉保健所において、各市町村の高齢者福祉担当者が一堂に会し夜遅くまで検討をしました。決定的な打開策がない中、とにかく各市町村で受け入れ可能な施設や提供できるサービスの掘起しをして、情報提供をしよう!ということになりました。その結果、集められた情報により即座に被災された方へ必要なサービスが提供され、改めて、人吉球磨地域全体で災害への備えを見直す必要性を感じました。今後は、被災された方々の健康管理については、身体的なフォローはもちろんですが、精神的なフォローも重要となります。保健センター、包括支援センター及び福祉担当と一致団結して、一つ一つ丁寧に解決していくよう努めていく所存です。今まさに世界中がコロナ禍のさなかに、50年に1度の大災害に見舞われました。そして、熊本地震からの復興もまだ道半ばです。その熊本地震で被災された自治体からも温かいご支援をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。今こそがまだすけん!熊本!
みなさんこんにちは。税務課の河﨑と申します。7月4日未明の豪雨災害からあっという間に1ヶ月がたち、気が付けば8月も下旬になりました。豪雨災害発生から1~2週間は雨天が続き、不安な毎日を過ごしていましたが、7月末には熊本も梅雨明けし、最近は連日猛暑が続いています。熱中症にならないよう注意しながら復旧・復興の業務やボランティア活動等に取り組んでいるところです。さて、今回の豪雨災害に際し、当課では住家の浸水被害に対するり災・被災証明書の発行業務を担当しました。り災証明書と被災証明書の違いは、住家の被害に関することはり災証明書、住家以外の被害に関することは被災証明書として発行されます。り災証明書については、住宅の被害状況の調査を行い、全壊、大規模半壊、半壊、準半壊、一部損壊の5つに評価に分類します。本町では8月14日時点で130件の浸水被害が確認されており、うち床上浸水が65件(大規模半壊13件・半壊51件・一部損壊1件)、床下浸水は65件となっています。被災証明書については、同日時点で34件の被害が確認されており、車や納屋、倉庫及び保管されていた農機具や飼料等、多くの被害が確認されています。これらの状況を受け、被災された方々の負担が少しでも少なくなるよう、錦町税及び国民健康保険税災害減免条例に基づき、被災者の税金の減免の準備を進めており、今月(8月)末から減免の申請受付を開始する予定です。その他にも、県税の減免のための関係書類発行のサポートなど、被災された皆さんが一日も早く穏やかな生活を取り戻すことができるよう、引き続き、税制面でもできる限りのサポートを行ってまいります。最後に、皆様からの温かいご支援に心より感謝申し上げます。人吉球磨地域の復興にはまだまだ多くの時間がかかると思いますが、1日でも早く元の状態に戻るよう協力、助け合いながら業務に励んでいきたいと思います。
皆さんこんにちは。地域整備課の岡村と申します。当課では道路や上下水道といった皆さんの生活に必要不可欠なライフラインの整備や維持管理を行っています。また、今回の災害で大きな被害が確認された河川や橋梁などの管理も担っており、被災時の状況について少しお話したいと思います。災害が発生した7月4日早朝、大雨特別警報の発令を受け、私たちは道路や通行する車両等の安全を確保するため、球磨川周辺で活動していました。これから何もなければ良いなと思っていた矢先に、球磨川の水が堤防を越えたという連絡が入ったため、慌てて一帯を通行止めにし、取り残された方がいないことを確認してその場から避難しました。球磨川の上流に回り、堤防から球磨川を確認したところ、すぐ足元にまで川の水位が迫っていました。違う地点でも現場の安全確保を行っていましたが雨量は変わらず、球磨川に繋がる河川の水位を確認すると10分前には見えていたはずの堤防のブロックが水で見えなくなっており、刻一刻と水位が上昇し、目前に迫る球磨川に恐怖しました。その後、庁舎に戻るため車で走行していると、側溝の至る所から水が噴き出していました。庁内では処理が追いつかないほどの被災箇所の情報や写真などで溢れており、土砂崩れや道路陥没の発生箇所は、その日確認できただけで100を超えました。自分が生まれ育った町の初めて見る光景にどうにかしなければいけないという焦りと不安から、私だけではなくその場にいた全員が慌しくなっていたのを覚えています。数日後、浸水被害を受け、親子で来庁された方が「大変だけどこれから頑張っていこうね」と自分自身に言い聞かせるようにおっしゃっていたのを聞いて言葉が出ませんでした。ですが、私の中でそれがとても印象強く、被災された方の為に少しでも力になれたらという思いでした。今回の豪雨災害の被害は甚大なもので、家や職場が被災し生活に困られている方、大切な人をなくされた方もいらっしゃいます。被災の程度は大小あると思いますが皆さんが大変な思いをされています。そのような中だからこそ私たち職員が地域に寄り添い、助け合いながら皆さんと共に再建していきたいと強く思います。再建にはまだまだ時間がかかりますが、いつかは見慣れたいつも通りの風景に戻ると信じて、いつかはみんなが笑顔になれることを信じて、日々復旧・復興に取り組んでいきたいと思います。
皆さんこんにちは。本プロジェクトの担当をしております企画観光課の吉村と申します。発災直後から多くの方にご支援をいただき、現在目標金額の6割を超えるご支援を頂戴しています。ありがとうございます!令和2年7月4日未明に発生した豪雨災害から、2週間余りが経過し、徐々にではありますが復旧の兆しが見えてきたところです。 これも本プロジェクトにご支援をいただいた皆様をはじめ、自衛隊、警察、消防など関係機関の皆様と、ボランティアとしてご協力をいただいている皆様のお力があってのことです。改めて感謝申し上げます。7月7日に町内の被害状況を確認するために、とある集落を訪れました。そこは約2mの浸水被害を受けた所で、後片付けをされていた方にお話を伺うことができました。部屋の中に入り込んだ大量の土砂の撤去や家財の運搬など、大変な作業をされているところでしたが、私の取材にも快く応じていただき、「夜遅くであったため、初めは全く気付かなかった。玄関の前まで水がきて、物音がしたので扉を開けたら、あたり一面浸水していた」と、深夜の時間帯に大量の雨が降ったことが、今回被害が拡大した一因であることを述べられました。惨状を目の当たりした私から心配の声をおかけしたところ、「確かに辛いです。大切な思い出が流されてしまいました。大事にしていた子どもの写真の多くも失いました。けれどこういう時だからこそ、笑顔で頑張ります。笑顔でいると不思議と疲れが減るんです。みんなで協力して乗り切ります」と、前向きなコメントに私自身も励まされたのを覚えています。現在も避難所での生活を余儀なくされている方がいらっしゃいます。支援を待ち望まれている方も多数いらっしゃいます。職員一同、引き続き、復旧・復興に向けて全力で取り組んでまいります。元の美しい町並みに戻るためには今しばらく時間がかかりそうですが、復旧した暁には、ご支援や応援のお言葉をいただいた皆様とこの町でお会いできることを楽しみに日々取り組んでまいります。