アート展スタートから6日。
皆さんの来場とともに作品が順調に購入されているようでよかったです。
ありがとうございます。
さて、紹介する前にソールドしてしまったのでなんですが、今日はアーティストの長谷川踏太
さんを紹介します。
初日にお会いした時、改めていつどこで初めて会ったか確認したのですが、お互いになんとなくの記憶でしかなかったので、僕の記憶ということで記します。おそらく2000年あたり、ロンドンのTOMATOのスタジオだったと思います。
僕のロンドンの兄のうちの1人、サイモンに会いに行ったとき、新メンバーとして紹介されました。踏太くんは唯一の日本人メンバーでもあります。
彼は当時からロンドンと東京を行ったり来たりしながら活動していて、
おそらくどこにいても彼は自分やることが常にはっきり見えているんだろうと感じていました。
「芯が強いのに物腰が柔らか過ぎる」印象です。
これも先日お会いした際に話したことなのですが、
「いつも真面目な顔して変なこと考えてますよね。」(松浦)
「常に真面目に考えてるので、変ではないと思います」(長谷川)
僕にとって”変なこと”とは誰も思いつかないような面白いことというような意味なので
すぐさまフォローしましたが、若い頃からスクエアな思考をしてしまいがちな自分にとって
そのような”刺激”が加えられるとたまらなく嬉しくなるので、それを総じて”変なこと”と言ってしまうのです。申し訳ないです。
彼はテクノロジーを操りながらアートやデザインやプロダクト、はたまた教育に到るまでクリエイティヴを発揮し表現する一方、アナログ的手法の落語を演じるハイブリッドで粋な江戸っ子です。
落語って言ってもコンテンポラリーってんだから、洒落てるねえ。これが。
作品「馬と鹿」(horses and deers)
今回のアート展で最大スケールです。
初日のインスタライブでも自ら語っていましたが、明治大正時代にジャーナリスト、昭和に世相風俗研究家として活動した宮武 外骨(みやたけ がいこつ)なる人物の個人的なユーモア溢れる
スクラップブックに着想を得て再構築(最近の音楽表現でいうところのリ・イマジネーション)
したそうです。馬と鹿で馬鹿。やっぱり変です。
作品はソールドアウトしていますが、12日まで中目黒BRICK&MORTARで展示中ですので是非。
引き続きサポートをお願いします。