少しご無沙汰していました。
気がつくと梅雨は明け、すっかり夏空の広がる東京。
このプロジェクトも4週目、そして展覧会は今日で5日目に入りました。
お陰様で支援者の方々から日々多くのサポートをいただき、目標の130%に迫る勢いです。
そして炎天下のなかアート展に足を運んでくださり、ありがとうございます。
立案から開催までとても短い時間のなかで素晴らしい空間をプロデュースしてくれた
石浦克さん、村上周さんとBRICK&MORTARのクルーに感謝します。
そして素晴らしい作品を提供してくださったアーティストの皆さんに感謝です。
初日のインスタライヴも人生初の配信にもかかわらず、クルーの素晴らしい技術サポートと
アーティストの皆さんの興味深いお話で視聴者のみなさんから好評を得ることが出来ました。
9日(日)には再び私のアカウントから、DJと石浦さん&悳(いさお)さんのVJ、そして村上さんのペインティングをインスタライヴで配信する予定です。お楽しみに。
さて、久しぶりのアーティスト紹介、今日は大先輩の伊藤桂司さんです。
イラストレーション、アートディレクションを中心に「マルチアーティスト」の先駆けと
して多方面で活躍してきた伊藤さん。音楽ものもたくさん手がけてこられて、また
ともに長い間東京で活動していにもかかわらず、お会いしたのは実は昨年が初めて。
BRICK&MORTARで行われた石浦さんの個展のレセプションで紹介してもらったのがきっかけで、それから私が音楽のキュレーションを手掛けたファッション・レーベル(イギリスではブランドではなくレーベルと呼ぶのが一般的です)のダンヒルのお店のパーティーに遊びに来てくださったりと、ゆっくりとお付き合いさせてもらっていました。そのあとのコロナ禍で時間が空くものの、そこで今回のアート展を迎えます。
立案者であり、プロデューサーの1人でもある石浦さんに
「誰かこの展覧会に誘ってみたい方がいたら言ってくださいね。」
と言われたので、即答でお名前を挙げました。
今回、このアート展について、参加してもらう方が「TOKYO MOON」のリスナーであること
を第一条件にしていたため、なかなか人選が難しいかなと思っていたものの、伊藤さんも聴いて
くださっているとおっしゃられていたので、個展の準備に多忙ななか、ご自身のアーカイヴの
中からセレクトして出展という大変貴重な機会に恵まれました。
「MIRAGE」
「HYPNOTIZE」
「SUN STROKE, HEART ATTACK」
ヴィヴィッドな色使いのなかに潜む毒、そして圧倒的なアート感。
その作品に音楽の影響が大であることは肌で感じていました。
ご本人にも「伊藤さんが参加してくださったお陰で展覧会の”深み”が増しました」
とお伝えしましたが、優しい笑顔で恐縮されていました。
この姿勢こそがアーティストの「鑑」なのです。
3点の作品のうち、すでに1点がソールドアウトになりましたが、あと2点はまだあり、
展覧会では全て展示されています。
是非実物を観に来てください。