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現在の支援総額

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支援者数

5

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/09/06に募集を開始し、 5人の支援により 54,000円の資金を集め、 2017/10/01に募集を終了しました

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2017/09/20 21:41

 

今日はアルバムのリード曲、

「ブラウン」について。

 

私は、あまり断れない人間。

困っていたらどうした。とか、私がやるよとか率先して言うタイプ。

 

これには、家庭が厳しかったことが少し 関係してくると思う。

自営業を営む実家は祖母も母も家を守っていて母が仕事に出かけている時は祖母が私の面倒をみてくれていた。母も家に帰ってくると家事や掃除洗濯等バタバタとして。祖父が立ち上げ父が継いだ仕事は少しだけ地元では有名で。

 

そんな家庭の末っ子に生まれた私は、

「しっかりした子になるように。」

「人に迷惑をかけないように。」

「自分のことは自分でやるように。」

そんな教育を受けて育ち、家族が格好良いな、こんな風になりたいなと思って幼少期を過ごしたのだ。

 

しかし、私はそんな人間になれなかった、不器用で抜けている性格の女の子。

そんな自分に負い目をかんじるようになり、せめて人の為になにかをしたいと考え生きた。それは今ももちろんそう。そんな生活を送り、東日本大震災を経験して大学進学と共に上京をした。

 

ーー東京は、自分が思っていたよりも、冷たかった。皆 口だけだった。

 

むしろ、自分の為に生きていく世界だった。私は心底動揺し自分もそうなろうと思ったものの人の為に生きるという思考が根強くあったため、そう簡単に直せるわけもなく 今思えば不必要なまでに誰かを気にかけて仕事や役割を引き受けていたと思う。

 

ーー困っていたから、頼まれたから。

 

そんな日々を送っていた大学のとある授業中、急に涙が溢れた。

「自分が引き受けたことが、自分の首を絞めている。」

そう気付くと、涙が止まらず家に帰りピアノに向かい一心不乱に弾いて書いて弾いて書いて、いつも身に付けているベルトを手にとっては置いて眺めてを繰り返していた。完成した曲を一通り歌うと少し気持ちがすっきりしたと同時に、こうして記すことでしか"私"を描けない自分が悲しくてたまらない。

 

"うん、わかった。 やってみるよ

そうやって 自分を壊して なんにも変わってないなって

あの頃と同じだって 笑って あの子は 離れて行った。

 

自分の為の息を吸ってと言って 誰かの為じゃなくていいって。

自分の為の息を吸ってと言って そんな私なんて らしくないよって。"

 

仕事を引き受けたり、相談につい乗ってしまう癖は直っていないけど、

自分の考えを話したり、自由に生きてるよ。あの時泣いた自分へ。

 

 

長くなったな、読んでくださってありがとうございました。また。

 

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