はじめに・ご挨拶
みなさん、こんにちわ!Boutonボタンの清水舞子です。
福岡・直方(のおがた)の商店街の一角に2018年4月にBoutonボタンを創って早2年が経ちました。夜主・永久真弓と一緒にここでゆたゆたと進んできました。歩んだというか、全速力だったというべきか?それはよくわかりませんが、たくさんの方々に気にかけていただき、本当にありがとうございます。
そして、このプロジェクトに目を止めていただきありがとうございます。
このプロジェクトで実現したいこと
まちの【machiai 】を創りたい
【machiai】とは Boutonボタンの横にある殿町バス停のバスの待合スペースです。
屋根も、椅子もないこのバス停に、Boutonボタンの壊れかけそうな壁を減築してバスの待合スペースを創りたいと考えています。
プロジェクトをやろうと思った理由
【machiai】を創りたいというのは、Boutonを創るときからの、ずっとずっと思っていたことでした。
Boutonボタンを創った当初はこの殿町バス停を利用する人がいるとはあまり感じていませんでした。しかし、ここで過ごす時間が増えていくうちに、このまちの流れが少しずつ見えてきました。
・病院への通院する方
・猫を連れたおばあちゃん
・近くの施設に通う青年
・いつも日傘をさしているパートさん
・読書をしながら待つ紳士
・仲良しカップル などなど
どんな日でも、このまちで生活する方々の日々の一部にこのバス停がなっていることに気がつきました。
だから、椅子があったらいいかな?とか雨の日は屋根が欲しいよね?なんて想像しながら2年が過ぎました。
実のところ、本当はBoutonボタンの2周年を目途にこのバス停の【machiai】プレジェクトを進めて行こうと思っていました。
しかし、今年に入ってから、特に4月に入ってからのコロナ感染症の拡大に伴い、世界中が混乱に陥る中でこのプロジェクトを進めることが本当に必要なのかと考えました。考えて考えて出た答えは「必要である」でした。
この【machiai】がただバスを待つ場所ではなく、日常のふと気持ちを落ち着ける場所になったらいいなと改めて思いました。緊急事態宣言下で不要不急の外出への制限がかけられる中、ちょっと散歩中に立ち寄って休憩できたり、ちょっと本が読めたり、花を眺められたり… 家でも大きな公園でもたくさんの人が集まる公共施設でもなく、日頃通る場所の、しかもただのバス停がまちの誰かの拠り所になるといいとそう思い、このプロジェクトを進めることを決めました。
資金の使い道
集まった資金は【machiai】の工事資金に使いたいと思っています。
そしてもしありがたいことに希望金額よりも資金が集まった場合には、まだ見えぬ一棟貸しやど・忘覚庵への投資資金へと使わせていただきたいなと思っています。
リターンについて
今回、このプロジェクトを進めるにあたり、このコロナ禍で自分たちが何ができるのか?をずっと考えていく中で、このリーターンでこの2年でBoutonボタンに関わってくださったアーティストさんや作家さんの力に少しでもなれないかと思いました。
そこで、いろんな方にお声掛けさせていただいて、リターンを考えていきました。
ライブや個展と人が密になる環境がなかなか作れない中でも、たくさんの方々に知っていただき、そしてステイホームの時間でも、ちょっと気持ちが落ち込みそうな時でも何かのお手伝いのきっかけにこのリターンがなればいいなと願います。
実施スケジュール
8月末 クラウドファンディング終了
9月 【machiai】工事開始
10月末 【machiai】完成(予定)
最後に
みなさん、最後まで拙い文章を読んでいただきありがとうございます。
世の中がどんなに大きく変化が起こっていたとしても、人が日常で感じる「幸せ」にニューノーマルはあまり関係ない気がしています。
このプロジェクトはそんな「普通な毎日」が普通に続いていくきっかけになると嬉しいなと思います。
最後に。いつもBoutonボタンを応援してくださっているみなさま。本当にありがとうございます。これからも少しづつみなさんとの時間の一部にBoutonボタンがなっていければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る西日本新聞に掲載されました
2020/12/26 20:5012月25日の西日本新聞筑豊版に、machiaiクラウドファンディングのリターンのために西村周平さんが制作してくださったオリジナルCDについての記事が掲載されました。***************JR九州バスの車内アナウンスとエンジン音、平成筑豊鉄道のレール音…、日常の直方(福岡県)の音を盛り込んだ音楽CDを、福岡市在住の音楽家、西村周平さんが制作した。曲名はフランス語で「川」を意味する「Rivière(リヴィエール)」。遠賀川をイメージしたジャケットに収め、曲のベース音として遠賀川の水音が流れる。 曲は16分57秒。「まちの音を閉じ込め、僕らしく作りたい」と、西村さんは8月半ばの猛暑の日に直方を一日中歩き回って音を採集。自身が弾くギターを中心とした演奏を組み合わせ、インストルメンタルの心地よい曲を作り上げた。 「まちの音」はさまざま。バスや鉄道、遠賀川の音の他に、風のそよぎ、セミの鳴き声、公園の噴水、商店街のざわめき、音響信号の誘導音、飲食店でグラスの氷をかき混ぜる音…。直方の歴史を調べて訪れ、それぞれの場所に染みついているであろう「まちの記憶」に思いをはせる一日だったという。 直方市古町商店街のイベントスペース&バー「Bouton(ボタン)」が今秋、店舗の一部を改造し、近くの殿町バス停の待合所として利用できる「殿町machiai」を設けた。その際、工事資金をクラウドファンディング(CF)で募り、リターン(寄付のお返し)品の一つとして、西村さんがCD制作の依頼を受けた。 新型コロナウイルスの影響で「machiai」のオープンが春から秋に延びた。西村さんは「誰かと誰かが出会い、心休まる場所になってほしい。CDはそこへ届けるお祝いの『音の花束』。コロナ禍で疲れている人は多い。落ち着いて、深呼吸をするような気持ちで聴いてもらえれば」と呼び掛ける。 福岡市内での音楽ライブで出会い、「活動の支援も込めて制作を依頼した」という「Bouton」の永久真弓さんは「遠賀川の音をこれまで意識して耳を澄ましたことはなかった。予想以上に直方の音が入って、感激した」と話す。同店で1枚千円(税込)で購入できる。 (安部裕視)***************掲載内容にもありますとおり、今後も引き続きアーティストさんの支援になればと、西村さんのCDはBoutonにて販売することにしました。(数に限りがあります。)1箇所、記事の内容に訂正があり、「税込」が正しくは「税別」となり販売価格は1,100円です。他のリターン品のご感想もメッセージ等でいただき、届いた分はご本人様と共有しております。今後もご感想等をSNSに投稿される際は「#machiai」とつけていただけると可能な限りご本人様に届くようにしたいと思っています。皆さんのご感想がアーティストさんの支援に繋がりますように。 もっと見る
リターン発送完了!!(2)
2020/12/08 16:26追加リターンのCDのうちのもう1枚。当初の発送予定を遅れての12月に入ってからのお届けとなりましたが、お待ちいただきありがとうございました。この[machiai]プロジェクトを遠山八音(遠山卓也)さんのライブ配信で知って支援してくださった方もたくさんおられるかと思います。最終日、目標達成していたにも関わらず遠山さんが活動しておられるアコースティックギターユニット『ケイタク』さんのライブ配信内での告知後もご支援をいただき、ありがとうございました。今年2月からコロナの影響が出始め、BARとしての営業もしているBoutonも丸2ヶ月の営業自粛を余儀なくされました。同じく、アーティスト・ミュージシャン・作家さん達も表現の場が激減し、動画配信という形での表現も始まり、遠山さんもそのおひとりでした。そんな中、休業中に描くことを始めた私の絵が遠山さんの目に留まり、半ば無茶振りな流れから遠山さんの絵を描いてみることになりご本人にお見せしたところYouTubeやアイコンでご使用いただくことになったり、たまたま見ていた配信で新曲のタイトルを募集していたので聴きながら浮かんだイメージを伝えたら採用してくださったり... そうです、後に配信やライブで『親戚の津 信江』として語られる今回のこのCDの曲『深碧の角笛』です。(やりとりの中で普段なかなか使用しない「深碧」という言葉がスマホの修正機能で「親戚」になってしまったことが原因です。笑)遠山さんのYouTubeチャンネル『遠山八音Yaoton Music』よりコロナで人と会うことができなくなっていた中、そんな風に関わらせていただき、お蔭でコロナの前よりもたくさんの方との繋がりができました。きっかけをくださった遠山さん、そしてその流れから今回このCDを手にしてくださっている皆様に心より感謝申し上げます。遠山八音さんBoutonにある2本のギターは絵のお礼も兼ねて遠山さんからいただきました。このCD製作にあたって、ジャケットと盤面の文字は福岡県北九州市在住のアーティスト「詩太(うーた)」さんに描いていただきました。彼の描く絵に登場する「タウ爺」がなんだか曲のイメージに合うなと思ってのことでした。絵が完成した時に添えられたメッセージには、「絵のモデルにした場所は山口県の須佐ホルンフェルスという場所で、「角」と「 崖」を掛け合わせた名前で「角石」という意味があるそうです この場所が深碧の角笛の舞台にぴったりだなーと思って、モデルに選びました。」と書かれていました。CDをお届けに伺った詩太さんのアトリエにて。今回のジャケットの原画と。この原画は現在製作中の詩太さんの新作の絵本の中にも入る予定だそうです。ジャケット裏面は1枚の絵になる仕様に。詩太さんの作品として飾ることもできます。そして、遠山さんのアイコンにも使われている最初に私が描いた絵(ジャケット内側)の元になった写真...実は、今回[machiai]を施工してくださったエビスクラフト・梶田さんの所有するビルで撮られたものだったのです。Bouton夜主作無茶振りされないとこんな絵を描くことなんてなかったと思います...施工中、高さ調整のためにベンチに腰をおろす梶田さん更に、『深碧の角笛』でパーカッションを担当している松田宰さんもBouton夜主が遠山さんと同じ時期に音楽イベントを通じて繋がった方で、レコーディングに携わってくださった上に、最近入手された新しい楽器ルータパーカッションを使用しての初録音作品だったそうで、ますます特別なCDとなり嬉しい限りです。今回の[machiai]、本当に様々な形での繋がりを強く感じ、こんな時期だからこそと思って実施した甲斐のあるものとなりました。皆様のお力添えがあってのことです。そして、お手に取られた方はお気づきかとは思いますが、今回のこのCDには遠山さんがこのために書き下ろしてくださったBoutonとmachiaiのオリジナル曲が2曲収録されております。ギリギリまで丁寧に製作していただき、このプロジェクトや関わって下さった皆様への想いを遠山さんも最後までたくさん詰めてくださいました。日に日に寒さが増す中、皆様の想いを感じる[machiai]はどことなく温かさを感じる場所となっています。遠山さんや西村周平さんの曲を聴かれた皆様の心もじんわり温かくなりますように。改めまして、皆様、本当にありがとうございました。 活動報告はあと少しだけ続きます。多分。 もっと見る
リターン発送完了!!(1)
2020/12/08 06:40先日、追加リターン分であった2枚のCDも完成しまして、すべてのリターンの発送が完了しました。お手元には届きましたでしょうか?(ご来店受け取り予定の方、お手渡し予定の方の分はまだBoutonに置いてあります。)オリジナル曲をつくってくださった西村周平さんのCDは11月末に発送いたしました。タイトルは【Rivière】フランス語で「川」を意味します。封筒の中の写真は、西村さんが撮影した遠賀川。そして、封筒の表のイラストは映像と音楽のプロジェクト"LOOP CONNECTS"の映像を担当されている馬場通友さんによるもの。川のようであり、Boutonの壁の柄のようで、トレーシング封筒のイラストと中の写真が重なり合う仕組みになっています。西村さんのBoutonでのはじめてのライブは"LOOP CONNECTS"での開催でした。そのときご一緒だったアニメーション作家/イラストレーターの馬場さんに西村さんがご依頼してくださり、素敵なCDが完成していました。このCDをBoutonまで届けてくださったとき、曲作りのときのノートを見せていただいたのですが...真夏日に西村さんが直方の街中を歩き回ってフィールドレコーディングをした場所や音が記録されていました。約17分の曲の間は最初から最後までずっと遠賀川の流れる音が途切れることなく入っています。他にもBoutonの前の信号の音、バーカウンターでグラスに入った氷を攪拌している音、バスのアナウンス、エンジン音...直方の街中に溢れている音が西村さんの演奏に混ざり合い、その音を探すのも楽しければ、こんなに意識してその音たちを聴いたこともありませんでした。「バス停がこの町の人々の暮らしの一部である様に、音景たちもまた暮らしの一部である事に気付きます。[Rivière]は、殿町バス停や遠賀川の音、鳥や虫たちの声を録音した音源にギターを中心とした演奏を重ね合わせました。静かに流れるとりとめのない時間の中で、幾つもの重なり合う出会いを想いながら。」(西村周平さんのTwitterより)丁寧に音を拾ってくださったのが感じられる1曲です。そして、以前お伝えしたように、Bouton夜主のギターの音もしっかり入っておりました。突然の依頼に練習なしで汗だくになりながら弾きましたが思った以上にきれいな音で驚きました。サビの前あたりの3分間ほどに入っておりますのでよかったら音を探してみてください。そのとき必死に奏でたハーモニクスは、ことあといくらやってみてもうまく弾けません。苦笑もうひとつご報告もあるのですが、それはまた後日。 もっと見る
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