先日、追加リターン分であった2枚のCDも完成しまして、すべてのリターンの発送が完了しました。
お手元には届きましたでしょうか?
(ご来店受け取り予定の方、お手渡し予定の方の分はまだBoutonに置いてあります。)
オリジナル曲をつくってくださった西村周平さんのCDは11月末に発送いたしました。
タイトルは【Rivière】
フランス語で「川」を意味します。
封筒の中の写真は、西村さんが撮影した遠賀川。そして、封筒の表のイラストは映像と音楽のプロジェクト"LOOP CONNECTS"の映像を担当されている馬場通友さんによるもの。川のようであり、Boutonの壁の柄のようで、トレーシング封筒のイラストと中の写真が重なり合う仕組みになっています。
西村さんのBoutonでのはじめてのライブは"LOOP CONNECTS"での開催でした。
そのときご一緒だったアニメーション作家/イラストレーターの馬場さんに西村さんがご依頼してくださり、素敵なCDが完成していました。
このCDをBoutonまで届けてくださったとき、曲作りのときのノートを見せていただいたのですが...
真夏日に西村さんが直方の街中を歩き回ってフィールドレコーディングをした場所や音が記録されていました。
約17分の曲の間は最初から最後までずっと遠賀川の流れる音が途切れることなく入っています。
他にもBoutonの前の信号の音、バーカウンターでグラスに入った氷を攪拌している音、バスのアナウンス、エンジン音...
直方の街中に溢れている音が西村さんの演奏に混ざり合い、その音を探すのも楽しければ、こんなに意識してその音たちを聴いたこともありませんでした。
「バス停がこの町の人々の暮らしの一部である様に、音景たちもまた暮らしの一部である事に気付きます。[Rivière]は、殿町バス停や遠賀川の音、鳥や虫たちの声を録音した音源にギターを中心とした演奏を重ね合わせました。静かに流れるとりとめのない時間の中で、幾つもの重なり合う出会いを想いながら。」
(西村周平さんのTwitterより)
丁寧に音を拾ってくださったのが感じられる1曲です。
そして、
以前お伝えしたように、Bouton夜主のギターの音もしっかり入っておりました。
突然の依頼に練習なしで汗だくになりながら弾きましたが思った以上にきれいな音で驚きました。
サビの前あたりの3分間ほどに入っておりますのでよかったら音を探してみてください。
そのとき必死に奏でたハーモニクスは、ことあといくらやってみてもうまく弾けません。苦笑
もうひとつご報告もあるのですが、それはまた後日。