2020年9月20日(日)愛知県大府市の愛三文化会館にて開催された「おおぶ映画祭2020」の中で、映画『スイッチバック』がプレミア公開されました。新型ウイルスの情勢を鑑み、延期に次ぐ延期。三度目の正直での公開でした。事前予約制や入場者数の制限、検温・手指消毒の徹底など最大限の配慮の中でおこなわれましたが、予約完売、たくさんの方に見守られながらの公開となりました。本当にたくさんの方に足を運んでいただき、最後まで見守っていただいたことに感謝しています。
上映後には、出演者によるトークセッションをおこないました。中学生キャストたちが撮影を通して感じたこと、作品を初めて観て思ったこと、大人キャストからのコメントを聞いて感じたことなどを伝えてきました。中学生たちがステージ上で語った言葉は、とにかくいろいろな感情が混ぜ合わされてできた言葉でした。たくさんの方に見守られる映画祭という大きなステージだからこそ、精一杯振り絞った貴重な振り返りでした。
そして、本当にたくさんの感想をいただきました。アンケートからは、中学生キャストたちの芝居や心の機微に対する賛美をいただいたり、続編を望む声などがありました。
『スイッチバック』は、観る人によって、世代や住んでいる地域、バックグラウンドなどの違いによって、見え方が様々であることが改めて感じられました。古くから大府に住んでいる地域の方から、大府を始めて知った方、子どもから大人まで、もちろん大府に住む外国にルーツをもつ方も多く見られました。これがまさに『スイッチバック』で描いている多様性であり、今の大府の姿であろうと気づかされました。そして、子どもたちのチャレンジを後押しするこんなにたくさんの声こそ、プロジェクトを支える大府の姿であることに気づかされ、次のステージへの力がまた湧いてきました。
このプロジェクトは、これが終わりではありません。しかし、通過点であるこの1日は、プロジェクトにとって大きな1日であったことに間違いありません。たくさんの応援の声を力に、今度は全国に、世界に届くように、改めて次のステージに向かって進んでいます。
※写真は少し密になっていますが、撮影後はすぐにマスクを着用しています。