ホール内床下の乾燥には、時間がかかります。タオルは、床下に溜まった泥を撤去した後に残った水分を除去するために使用しております。 大型扇風機と送風管を夜間もぶっ通しで稼働して乾燥しなければなりません。ホールの奥にある控室の床と壁は、ホール内の乾燥をしている間に、スケルトン状態にしてホールに先行して仕上げていく予定です。画像キャプション
音楽ホールの命の一つともいえる壁の一部撤去をし、二重三重にもなっている壁の中にある吸音材や遮音シートがどの程度湿気が残っているか、カビの発生はないかを確認している作業です。幸いにもあまり濡れていなければそのまま乾燥しますが、湿気が多くカビが発生している状況となれば、吸音材、遮音シート等を撤去し新しいものと入れ替えて復旧しなければなりません。
ホール内が2m以上濁流に浸かったため、床が異常に膨れ上がる現象が起きていました。床の一部を撤去し床下を見たところ、吸音材のグラスファイバーが水分を吸収しそれが床材の木に浸透し木が膨張していたことが判明しました。この現象を止めるため、床を解体し水をすったグラスファイバーを撤去する作業を行いました。ホールの床は、ピアノという重量物を支える強度が必要となるため、床板は3重層となっており解体に一苦労しました。現在床は、スケルトン(骨組みのみ)の状態となっており、床下に残った汚泥及び汚水の撤去と乾燥を待っている状況です。ホール床下に敷き詰められたグラスファイバー水分・汚泥の除去と乾燥を待つホール床のスケルトン状態