はじめに・ご挨拶
熊本県南端部に位置し、人吉球磨盆地に含まれる平坦な地形の場所にあります。
盆地という特性上、昼夜の寒暖の差が大きいため、野菜を美味しくしてくれます。霧も多く、時には昼まで濃霧が出ますが、これが天然の保湿剤となり、野菜はみずみずしく育ちます。本来何もしなくてもおいしい野菜が採れる、実に恵まれた土地に我々の畑はあります。
そんな恵まれた土地で、現在15名障がいのあるスタッフと共に【人に優しいオーガニック野菜】を生産しています。専門の担当者が障がいのあるスタッフに寄り添いながら作業をしています。
年間を通して生産される30種類以上の野菜はすべて、農林水産省が定めた厳しい基準を通過。
「安心・安全・おいしい」野菜を日本全国のお客様さまにお届けしています。
農業を行うだけではなく【農業と福祉の連携】をすることが重要と考えます。
国の施策でもある農福連携事業を積極的に展開し、具現化しているのがモエ・アグリファームです。
JAS法とは…農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないで、自然界の力で生産された食品を表しており、農産品・加工食品・飼料及び畜産物に付けられています。
■「農景福幸」~誰もが見たことのある農園の景色をすべての人と共に~
いま、日本では古き良き農園風景が失われつつあります。それは、本来農耕民族であった日本人が農業を忘れてしまったためです。手を加えない田畑は荒れ果て、ビルや駐車場へと変わっていく一方です。
農業を復興し「あの頃の景色」を守り、子ども達に繋げていきたい。すべての人に見てもらいたい風景だからこそ、すべての人が携わることができる農園でなければならないと考えました。
健常者と障がい者がともに作り上げていき、幸せになれる農園。それが、モエ・アグリファームの「農業と福祉の連携」であり、使命です。
■私たちの地域のご紹介
人吉球磨は、山々に囲まれた完全なる盆地に日本三急流の球磨川が中央を流れる自然豊かな地域です。人吉市、錦町、あさぎり町、多良木町、水上村、相良村、五木村、山江村、球磨村の1市4町5村で構成されます。
鎌倉初期より明治維新まで実に約700年余にわたり相良氏が統治したことで、「相良700年が生んだ保守と進取の文化」~日本でもっとも豊かな隠れ里-人吉球磨~として「日本遺産」に認定された地域です。
また、盆地という特性上、寒暖の差が激しく、13年連続日本一の水質を誇る川辺川を有し、様々な農産物や川魚・畜産に恵まれています。
■人吉球磨を襲った水害被害
熊本県南部などを襲った記録的豪雨で、2020年7月4日に球磨川が氾濫し、人吉球磨の各地で土砂崩れや浸水被害が発生しました。「車両水没」「床上浸水」「逃げ遅れ」などがある中、消防本部も1階部分が浸水。濁流の中で孤立し身動きが取れなかったため、通報を受けても現場に行けない状況もありました。
「変わり果てた街を見ると涙が出る」そんな思いの中、現在片付けに追われています。しかし、コロナウイルスの感染が警戒される現状、ボランティアも県内だけしか受け入れられず、作業が思うように進まない中ではありますが、前向きにと声を掛け合いながら復興に向けて動いています。
私たちも被災していますが、大事な地元の復興のため、時間を作っては町の復興のためにボランティアを行っています。
■プロジェクトを立ち上げた背景
球磨川支流の河川が増水し、作付けを終えたばかりの畑(600坪)が水に流され消失しました。i
土づくり→土を耕す→鶏糞散布→鶏糞を混ぜ込むために耕す→水を田んぼに入れる→土をさらに細かく砕き丁寧に混ぜ、土の表面を平らにする→農地に作物を植え付ける。愛情込めて作業を終えた飼料用稲の畑でした。
畑が流されただけではなく、作物の運搬に必要な「路肩」「畑への入口」、作物を育てるのに必要な水を運ぶ「用水路」。これらが崩土・土砂流土・陥没により無くなってしまいました。
今回、飼料稲畑が消失したことにより、それを餌とする家畜への食糧被害も懸念され、熊本を代表するブランド牛への影響も考えられます。さらにその牛糞を野菜の肥料にぜているため肥料が不足してしまいます。海外の動物の肥料には植物の育成に不要な雑草が入っていることがあるため、国産の安全な肥料を使うことがとても重要です。
農業界はもちろん、畜産にも大きな被害を及ぼす事態となってしまいました。
しかし、下を向いてばかりはいられません。お客様に自信をもってお届けできる野菜を作り続けるため、障がいのある方の雇用を維持するためにも、元の綺麗な畑の景色に再生したいと考え皆様のお力をお借りしたいと考えました。
これまでの活動
■私たちのこだわりオーガニック野菜
【安心・安全・愛情いっぱい】の、みんなで育てたトリプルAの有機野菜が特徴です。
農薬、化学肥料を使わず「水・土・空気」などの自然の恵みをいっぱいに受けた野菜で、すべてが農林水産省の厳格な基準を通過したオーガニック野菜です。
緑肥を作って土を休ませ、夏はこの緑肥を土にすき込み、土壌の微生物を増やす。種まきは雑草や害虫が減る秋にはじめ、苗はたっぷり栄養を蓄えた土で育てます。
盆地のため気温差も大きく、野菜は美味しくなり、だからこそ自信をもってお届けできる野菜になっています。
■ここで働くスタッフの想い
土づくりから収穫まで気を抜かない、気を抜けないといつも思っています。
化学肥料に頼らない健全な土の中で育った作物は、病気に強く、味わいも深く、色も鮮やかです。「美味しかったよ」と友人・家族・お客様に言われ、それが励みになっています。
そしてその言葉を聞いて、また明日も頑張ろうと思うのです。
野菜づくりを通して「嬉しい気持ち」が連鎖し、良い循環が生まれる。私にとって大切な職場であり、居場所です。
【安心・安全・美味しい】野菜を日本全国のお客様にお届けしたいと真心を込めて作っているからこそ、農林水産省が定めた厳しい基準を通過できていると思います。
今回の水害も地球の環境汚染による異常気象が要因だと思います。これをオーガニックで救う事が私たちの夢でもあります。
資金の使い道・実施スケジュール
■修繕費用の使い道
(作業)
・仮設侵入口の設置
・流木撤去
・土砂撤去(土砂により土壌成分が変わる場合は、有機JAS際申請が必要)
・区画整備
・①耕うん→②堆肥散布→③耕うん→④緑肥散布→⑤耕うん→⑥土壌分析→⑦畑再生
※土壌分析の結果次第では①に戻る。(上記日程全て終わるまでに4日間かかります)
・河川よりくみ上げ式ポンプ 1機
・水タンク 1機(用水路復旧まで)
・緑肥(50a分)
・各種肥料(50a分)
リターンのご紹介
1、1,000円
①現場スタッフより心を込めた御礼のメッセージ(農地or作物の写真入りポストカード)
2、5,000円
①現場スタッフより心を込めた御礼のメッセージ(農地or作物の写真入りポストカード)
②野菜セット→旬の野菜5品目詰め合わせ
※発送準備出来次第順次発送いたします
3、10,000円
①現場スタッフより心を込めた御礼のメッセージ(農地or作物の写真入りポストカード)
②野菜セット→旬のオーガニック野菜7品目詰め合わせ
③モエオリジナル手ぬぐい
※発送準備出来次第順次発送いたします
4、50,000円
①現場スタッフより心を込めた御礼のメッセージ(農地or作物の写真入りポストカード)
②野菜セット→旬のオーガニック野菜7品目詰め合わせ
③モエオリジナル手ぬぐい
※発送準備出来次第順次発送いたします
④農地オーナー権(農地の一畝・奥行5m)
農地の1区画に個人名または企業名が入った看板を設置し、農作物のオーガニック栽培の様子(作付の様子や苗の生育状況など)をお知らせいたします。
また、そこで収穫された物をお送りさせていただきます。
栽培品目はこちらから御提示させていただきます。
・10月~11月作付(作付した野菜収穫を終了したら終了になります)
・野菜ラインナップ
小松菜(二か月弱)
ほうれん草(一か月~一か月半)
かぶ(二か月)
ちんげん菜(一か月半)
以上4品目の中より1品目選んで頂き私たちが作付いたします。
・プロの目でえりすぐりの野菜をお送りいたします
・出来たものをすべてお送りいたします(大・小全て)
上記2点よりお送り方法を選んで頂きます。
(上記オリジナル看板大きさはA4サイズ。写真はイメージです)
5、100,000円
①社長より心を込めた御礼のメッセージ(農地or作物の写真入りポストカード)
②野菜セット→旬のオーガニック野菜7品目詰め合わせ(春夏秋冬 年四回)
※発送準備出来次第順次発送いたします
③モエオリジナル手ぬぐい
④農地オーナー権(農地の一畝・奥行5m)
農地の1区画に個人名または企業名が入った看板を設置し、農作物のオーガニック栽培の様子(作付の様子や苗の生育状況など)をお知らせいたします。
(上記オリジナル看板大きさはA4サイズになります)
また、そこで収穫された物をお送りさせていただきます。
栽培品目はこちらから御提示させていただきます。
・10月~11月作付(作付した野菜収穫を終了したら終了になります)
・野菜ラインナップ
小松菜(二か月弱)
ほうれん草(一か月~一か月半)
かぶ(二か月)
ちんげん菜(一か月半)
以上4品目の中より1品目選んで頂き私たちが作付いたします。
・プロの目でえりすぐりの野菜をお送りいたします
・出来たものをすべてお送りいたします(大・小全て)
上記2点よりお送り方法を選んで頂きます。
⑤農業体験ツアー
1日(5時間程度)収穫体験や作業体験を行っていただきます。
期間:2020年10/1~2021年9/30までの一年間一回のみ。なお年末年始はお休みになっております。
(上記期間内に新型コロナウイルス影響により日程延長もありえますのでご了承くさだい)
参加人数:5名まで(5名以上の場合はご相談ください)
作業内容・収穫野菜は、下記収穫カレンダーになります
収穫カレンダー
10月~12月→白菜・ミニ白菜・大根など
1月~3月→キャベツ・白菜・大根・ズッキーニなど
収穫したお野菜を調理しお召し上がりいただけます。
野菜のお土産付き
現地集合・現地解散
(鹿児島空港・人吉IC・ご相談頂きましたらお迎えに伺います)
(旅費・交通費実費負担)
最後に
はじめまして、株式会社モエ・アグリファームの内山です。
私たちは、「農景福幸」をスローガンにオーガニック野菜を健常者と障がい者がともに作り上げ、安心で安全なオーガニック野菜を作る事に力をいれています。
「農景福幸」をスローガンにしたのは、農福連携により障がい者の雇用を作るだけではなく農業全体を盛り上げていきたいと考えたためです。
そんな中、7月の水害で人吉球磨地方は甚大な被害をうけました。
球磨川は氾濫し、街は浸かってしまい丹精込めて作った畑も流れてしまいました。
少しでも早く人吉球磨地方を復興したく考えております。
皆様のご支援宜しくお願い致します。
最新の活動報告
もっと見る秋どりいんげん チャレンジ中です
2020/12/01 11:00こんにちは、モエ・アグリファームです。今日から12月。残すところ今年もあと1か月ですね。あっという間に年末になりそうです!今日ご紹介するのは、今年作付けした "秋どりいんげん" です。去年は実がついたころ霜にやられてしまい、収穫はほぼゼロでした。今年は順調に育ってくれています。主に道の駅での販売になりますが、来期は【野菜セット通販】ができればと計画中です!今年は九州地方を襲った豪雨災害により、モエ・アグリファームもスタッフの家も被害がありましたが、皆様からの温かいご支援により、前を向いて野菜を作れています。皆様からの温かいご支援の気持ちに心から感謝をするとともに、これからも【安心・安全】で美味しいお野菜を作っていきたいと思います。皆様のお手元にもお野菜が届き始めている頃かと思います。本当にこの度はご支援賜り、誠にありがとうございました。モエ・アグリファーム一同 もっと見る
ほうれん草畑をリポート!
2020/11/30 11:00こんにちは、モエ・アグリファームです。本日は皆様にモエ畑の様子をリポートしたいと思います。こちらはモエ畑に作付けしているほうれん草です。緑黄色野菜と言えば "ほうれん草!" と連想できる代表格。秋冬作物でも人気の野菜です。最近の高温で雑草の繁殖が進み、肝心な栄養が吸い取られる勢いです。草取りは病害虫の予防に効果がある大事な作業のひとつです。ほうれん草を傷つけないよう、丁寧に取り除いていきます。草取り後です。ほうれん草が生き生きと見えませんか?風通しがよくなり、おひさまの陽をいっぱい浴びてすくすく育つことでしょう♪このように、日々の様子を見ながらお野菜に良い環境を作り、モエのお野菜たちは育っていきます。 もっと見る
お野菜発送準備の様子(パッキング)
2020/11/27 11:00こんにちは、モエ・アグリファームです。昨日は玉ねぎについてご覧いただきましたので本日はパッキングの様子をお伝えできればと思っております。こちらは野菜セットの箱に使用するためのプチプチ(緩衝材)を切っているところです。おいしいお野菜が傷つかないよう、箱の内側に当て、丁寧に詰め合わせていきます。そして、リターンの野菜セットの箱作りも行っています。モエのオリジナルデザインの、可愛い白箱にて送らせていただきます。今回のクラウドファンディングでは多くの皆様にご支援賜りました。モエの社員一同で心を込めてリターンを送らせて頂きますのでもう少々お待ちください。 もっと見る
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