2020/08/29 21:29

オルかなで運営している畑でとれた野菜




皆様 こんばんは。

今日もご覧頂きありがとうございます。

活動報告 13回目になります。


私達のプロジェクト、公開から20日が過ぎました♪

残りの日数は32日となりました。

只今 81%!達成させて頂いております。


ご支援下さった21名のご支援者様、本当にありがとうございます。

そして、今日もこのプロジェクトページをご覧下さっている皆様、いつもありがとうございます。


目標達成まで19%!最後まで全力で取り組んで参ります♪

皆様、是非今後ともお付き合い頂けたら幸いでございます。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。


ありがとうございます。


本日は、リターン『サードオピニオン会 ご参加チケット』のサードオピニオン会について、各地のオルタナティブ協議会からメッセージをお届けしたいと思います。


神奈川オルタナティブ協議会【オルかな】の代表 三橋淳子さんから、オルかなを立ち上げた経緯についてやその思い、サードオピニオン会についてのメッセージを頂きました。

是非 ご覧頂けたら幸いです。



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こんにちは。全国オルタナティブ協議会神奈川支部、神奈川オルタナティブ協議会【オルかな】代表のみつはしです。

この度は私たちのクラウドファンディングにご協力いただきありがとうございます。こころから感謝いたします。

オルかなは、2014年9月に発足しました。
「なるべく医療や薬は最小限に。仲間と一緒にセルフケア」を理念として、メンバー同士で協力しながら、活動をしています。

私自身がこの活動を始めたきっかけは、福祉職として利用者さんの相談や訪問を担当していた2011年。
ある利用者さんの自宅を訪問したら倒れていて、亡くなっていました。「突然死」です。
私は第一発見者となり、震える手で救急車を呼び、死亡確認に立ち会いました。
死亡時診断は、急性心不全。

身寄りのなかったその人は、生活保護の直葬、という形で、葬儀もなくお骨になりました。
役所に頼んで私は、その場に立ち会わせていただき、一人で見送りました。
大好きだった利用者さんがなぜ、突然こんなことになったのか。心臓病の既往もなかったのに。
悲しみと混乱、そして「私がもっと早く訪問していれば、助かったのかもしれない」という悔しさや申し訳なさで、心が崩壊しそうになりました。
もう、この仕事を辞めようと思いました。

でも、なぜそうなったのか、どうしても気になることがありました。
その人はずっと、たくさんの量の精神薬を、何十年も飲んでいたのです。
「こんなに飲みたくないのに。最初は自分は神経症と言われていたのに。からだがつらい」、といつも言っており、たくさんの科に通院していました。
一緒に主治医に電話して、薬を減らせないか確認したこともありましたが、「この人はこれでも少ない方。きちんと飲むようにあなたからも伝えて欲しい」と言われました。
何も知識がなかった私は、言い返すことができませんでした。一緒に診察に行って、もう一度伝えに行きましょう、と約束した矢先に、亡くなってしまいました。

「この亡くなり方は、長年の薬の害なんじゃないか。」ようやく私は気づき、独自に情報を集める中で、現全国オルタナティブ協議会代表の中川に出会います。
当時中川は、「精神医療被害連絡会」を立ち上げており、そのセミナーに参加することで学びを深めました。

私は現場に長年いたのに、たくさん勉強してきたのに、こんなにも薬の副作用や害について知らなかったのかと、絶望しました。
治療や薬については医師に聞く、という現場のルールに染まりすぎ、ずっと気になっていたのに主体的に学ばず、思考停止していた自分が恥ずかしくなりました。
これの何が精神保健福祉士なんだと。何が当事者の権利擁護が使命だと。私は、薬という、一番影響のある大きな問題を棚上げにして、支援をした気になっていました。

もう10年近く前の話です。今でもあの日のことは鮮明に覚えており、苦しくなります。
これを精神科に行って話したら、うつ状態だとかPTSDとか言われて、治療をすすめられるでしょう。
でもこの体験が私の本当の意味での、精神保健福祉士としての原点であり、活動を続ける原動力になっています。治療をして忘れさせるようなことは、したくないのです。
苦しみとともに生きて行きたい。そう思う人もいるのです。

なんでもかんでもお医者さんに相談。診断や認定をもらうよう促す「医療化」と、「薬漬け」の問題がいまだ解決しない日本社会に、怒りと悲しみでいっぱいでした。

その後、精神医療被害連絡会は、全国オルタナティブ協議会に変わりました。
被害を訴えるだけではなく、その先の選択肢を、自分たちの手で、増やしたい。
何とかしろ、と誰かを悪者にして言ってるだけでは、私たちが前に進めない、と考えたからです。


そんな流れがあり、オルかなを立ち上げたのです。


私たちの活動の主軸となるのが、対話会(サードオピニオン)です。
神奈川のサードオピニオンは、相鉄線二俣川駅や小田急線相模大野駅などで開催し、福祉職を中心に、当人、ご家族、教育関係、一般市民など、多様なメンバーが参加しています。
参加者はみな、今の精神医療や福祉の状況に疑問があったり、変えて行きたい、別の選択肢を創って行きたいと思うメンバーです。


今、精神医療や薬について、そして福祉や教育、この日本の社会そのものについて、しがらみなく聞ける、語れる場は、サードオピニオンの他にはないと自負しています。

当事者、支援者などという区別はなく、誰かが指示・指導して解決するわけでもありません。「自分で考えて決める」ことを大切にしているからです。
そのための情報提供や、仲間づくりをしています。

答えや結論はすぐには出ないことも多いですが、仲間の見守る中で自身を語り、そして仲間の語りを聞くことで、気づくことが多いのです。
参加の回数を重ねるごとに、主催している私たちも含めて、少しずつ前に進んだり、時には立ち止まって考えたり。変化していきます。

私たちは、精神医療や薬を、全否定はしません。

「医療も福祉も、必要な段階には、遠慮なく使う。むしろ使い倒して次へ行く。」

「薬のことには真正面から向き合うけど、減断薬がすべての解決法ではない。」

そんな想いで、参加者の話を聴いています。

時々、「自分はまだ薬をやめられないから、参加できないんですよね?」
「薬をやめる気がなければ、参加できないんですよね?」というお問合せをいただきます。

そんなことはありません。誰でも、どんな状況でも、参加できます。
どうぞいらしてください。多様なメンバーが、あなたをお待ちしています。

また、オルかな独自に講演会やお茶会、ワークショップ、1日カフェ、畑での野菜づくりやBBQ、忘年会なども企画し、「そのとき動ける人が、出来ることを」をモットーに、活動を重ねてきました。
全国の支部の中でも、発足は一番早く、かつ多くのイベントや交流会を開催しています。
※現在はコロナの影響で、サードオピニオンと、畑以外のイベントはお休み中です。

その後、オルかな応援会員さんの募集を始めたのが2016年7月。
運営にかかる経費については、応援会員さんからの会費や寄付などで賄っています。
メンバー自らも会員となり、会を支えています。
ご興味のあるかたは、ぜひ応援会員さんにもなってくださると、とても嬉しいです。

詳細は、オルかなのホームページをご覧ください。
神奈川オルタナティブ協議会【オルかな】ホームページ

今の状況に疑問や不安があるかた、一歩前に進みたいかた、ぜひ神奈川のサードオピニオンにいらしてください。
お待ちしております。




神奈川オルタナティブ協議会【オルかな】
代表 三橋 淳子(精神保健福祉士)






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最後までご覧頂きありがとうございます。

今日もありがとうございました。

また次回の活動報告もご覧頂けたら幸いです。

それでは皆様、また次回お会い致しましょう。。。☆