僕は音楽も飲食も20年以上続けてきました。
フードロス、非常食、アスリートサポート、ヴィーガン、サスティナブル、カフェ、ケータリング、シェアキッチン、居酒屋、バーテンダー、あらゆる観点で食に向き合ってきました。
行き着いたところが、
誰でも食卓の前では平等であり、自分がどこまで食べる人に対応し、笑顔を作れるかという事です。
食べる事は生きる事、衣食住は最低限の権利です。
食べる事は、目で楽しみ、香りで想像し、音で没入し、味わい、記憶に刻み込みます。
料理を選ぶときには、その記憶の引き出しを使って、それらと比較し、選びます。
フレーバーサウンドスケープを作り、LaBの可能性を考えた時、
五感を持っている人間が、視覚情報に8割頼っているという事に危機感を感じました。
脳科学では、視覚情報よりも触覚を通じた交流の方が仲間意識を強く感じさせ、
嗅覚は本能に直結していると言います。
視覚情報について考えた時、現代の情報化社会の早さについて考える様になりました。
SNSや街の広告、ファッションに至るまで、視覚に敏感に反応する私たちに対する情報で埋め尽くされています。
しかし、果たして視覚に頼りきっていていいのでしょうか?
また、目の不自由は、不幸なままなのでしょうか?
そう考える様になり、音楽で食の表現を広げられれば、もっと五感を使ったアプローチが増えるのではないかと考えました。
目が不自由でも、音楽を聴いてスキな飲み物が買える。
「その体験をしたい!」
そう思えるきっかけを、音楽で作りたいと思いました。
コロナやインフルエンザでも味覚や嗅覚に障害が出ます。
このフレーバーサウンドスケープやLaBという考え方は、もっともっと大きな未来を連れてきてくれると信じています。
そのために、どうかクラウドファンディングのご協力をお願いいたいます!