初めまして、鈴木健司と申します。
私は20年以上音楽と飲食に携わった経験を元に立ち上げた、音楽制作事務所時の醸造所と、夫婦フードユニットGREEN MONDAYの代表をしています。
新型コロナウィルス感染症をきっかけに、取り組んできた事業の全てがストップしました。
未だいつ収束するか分からない状況ですが、コロナでストップしてしまった事をきっかけに時の醸造所を立ち上げ、味わいを音楽にする販売促進事業を行ってきました。
“コロナで不要不急の外出ができず、店頭での試食試飲も出来ない状況に、CDを買う様に音楽で商品を体験できれば、専門用語も知識も要らず、触れずに、オンラインでも体験できるのでは?”
と考え、実現に向けて取り組んできました。
現在、
出雲にある酒屋「おちらと(槙野酒店)」では、日本酒の音楽を聴き比べながら店頭で買うサービスを開始しています。
そして、日本茶を飲みながら味わいの音楽を聴いて楽しむTEA’SICという商品の販売を開始しました。
味わいを音楽にする事で、手軽に商品を体験できるこのやり方を、
沢山の人に知ってもらいたい!
体験してもらいたい!
味わいや香りを音楽にした物を、フレーバーサウンドスケープと呼んでいます。サウンドスケープとは、社会を取り巻くあらゆる音環境の事を言います。味わいが奏でる音という意味で、そう名付けました。
日本茶のフレーバーサウンドスケープとお茶をセットにした商品がTEA’SICです。
それでは実際に、TEA’SICのフレーバーサウンドスケープをお聴き下さい。
この音楽はイヤホン着用を推奨しています。3種類連続して流れます。
いかがだったでしょうか?ちょっと癒される感じがしませんでしたか?
TEA’SICは、
① 日本茶のアミノ酸に由来するゆったりとしたフレーバーサウンドスケープ
② イヤホンを着用する事で、いつでもどこでも自由に空間を作れる
③ 音楽と味の最適なバランスのレシピ(茶葉量/抽出温度/抽出時間)
日本茶の香り、味、音を使った、いつでもどこでも自由に寛ぎの空間を作る事ができます。
店頭やオンラインストアのカート直前で試食試飲の代わりに
”味わいの音楽を視聴して選ぶ”
そういった新しい買い方の面白さを見出し、約半年でおよそ100種類100曲制作しました。
TEA’SICはその買い方の面白さを伝える方法として、フレーバーサウンドスケープを楽しむ商品として開発しました。
お茶を飲みながら音楽を聴いて、
「また欲しいな」
「次は違う音のも試したいな」
と思った時、音楽で商品を選ぶ事になります。
それを何度も何度も続けていくうちに、“音を聴いて買う” のが当たり前になってくる。
そのために、TEA’SICのラインナップは多い方がいい。今回のクラウドファンディングのご支援では、
TEA’SICのラインナップを増やすために使わせて頂きたいと思っています。
コロナの影響が大きく現れた頃、このフレーバーサウンドスケープを作り始めました。お酒好きな私は、まずはじめに大好きなクラフトビールの音楽から作り始めましたが、最初は漠然とし過ぎて手応えを感じるまでには至りませんでした。
(初期の作品は分からづらいですが...)
そんな時、日本酒好きの妻に勧められ、日本酒の音楽を作ってみた所、それが核心めいたものに変わっていきました。そこからこの味わいの音楽化が、日本酒を広める販売促進に使えないだろうか考え始めました。
これまでの道のりをご紹介します。
5月
日本酒のフレーバーサウンドスケープを広めるため、Instagramアカウント開設。台湾で日本酒を輸入されてる方や台湾人杜氏の方とも繋がりました。
5月30日
【 愛酒クリーム x 三和酒類株式会社 x 丸田酒舗 】主催の日本酒を使った地方創生イベントで、和香牡丹 純米吟醸 ヒノヒカリ50 / 純米吟醸 山田錦50の作曲をさせて頂きました。
▷代表の方々からのコメント
今回作曲していただいた2曲は見事に味わいを右脳的で直感的に表現されております。原料米や麹、酵母が織りなす味わいの特徴を表現していただきました。
曲を通じたアプローチはノンバーバルであり、外国の方に日本酒を表現する方法として大きな可能性を感じております。
三和酒類株式会社 桃田さん
これからこの五感を使った体験をするというのが、日本酒の文化が世界の羽ばたくにあたり、あらたなアプローチになる可能性を秘めていると、無限の可能性を感じご協力をいただきました。
時の醸造所さんがこのサービスで行う事は、音楽を使った新しい価値観を日本酒文化の継承に役立てる事です。まさに日本酒文化の可能性を存分に秘めた五感に訴えかける音楽。
「味覚、聴覚、視覚、触覚、嗅覚」
日本酒の新しい入り口を。
愛酒クリーム代表 日本酒インフルエンサー moririn130さん
8月
知人の紹介で、出雲の酒蔵へ向かいました。(もちろん体調万全、ケアをして)
島根県にはおよそ40蔵の酒蔵があり、酒造りが盛んな地域です。ここで1ヶ月、日本酒とその地域の関係性を学びながら、音楽を使った販売促進を通じて何ができるのかを考えました。
9月
会場BGMに日本酒の音楽を使ってもらった事がきっかけになり、
「フレーバーサウンドスケープのリミックスCDはどうか?」
「お酒を飲む人以外にも楽しんでもらう方法はないか?」
と考えるようになり、日本茶を学び始めました。
10月
香川県三豊市の父母ヶ浜で開催された父母ヶ浜芸術祭に出展された野点茶寮KAYAさんにご協力頂き、お茶のインスタレーション用のBGMを作曲させて頂きました。
11月
TEA'SIC NO.01をリリース
おちらと(槙野酒店)で、LaBを実装
今回のクラウドファンディングを挑戦するにあたって、自分が過去に経験した出来事を少しご紹介させて頂きます。
高校卒業後に私の音楽と食のキャリアはスタートしました。
新宿路上で弾き語りを始めた頃、明らかに水商売の女性数名を連れたどこぞの社長さんグループに「下手くそ!もっと上手くなれ!」と、罵声とジャリ銭を投げつけられ、必死に練習し、1年後同じ場所で外国の方から$100チップをもらうまでになりました。
その後、海外での活動を目指す様になりました。
知人の紹介でニューヨークやカナダへ繋がりをつくり、いよいよ本格的にという時に東京で3.11を体験しました。
直後はコロナの時と同じように、音楽は不謹慎だという風潮もありましたが、復興支援金を募る為にチャリティライブの開催や、物資を送ったりしていました。しかし、大切にしていた音楽で何かアクションを起こしても大した成果もなく、それで海外で挑戦するという矛盾を感じていました。
その時「忘れない事、継続して支援する事」の大切さを教わり、3月11日を迎える1ヶ月前から311km走る挑戦を行いました。
それを2年続け、ひょんなことからマラソンチームに誘われ、100kmマラソンに挑戦する流れになっていました。
いざ挑戦すると、60kmくらいまで順調に、そこから急に走れなくなり、沿道の声援が「頑張ってる時に、頑張れって、無理だよ」と、ネガティヴな気持ちと苛立ちを感じました。しかし、それでも諦めずに必死に前に進んでいると、次第にその声援が後押しに変わっていきました。
「あと少し、あと少し」と、気付けば最後は全力疾走で完走する事ができました。
歌い手として、ガンバレという四文字の言葉の素晴らしさに改めて感動し、ガンバレを被災地にも届けたい!と思い立ち、復興支援金を集めながら走って日本縦断する事を決め、2014年に挑戦しました。
日本最南端の波照間島から宗谷岬を目指し、被災地の方がどう思ってくれるのか不安を抱きながら宮城県石巻に入った時、前方に車が止まり、90歳くらいのおばあちゃん駆け寄ってくれて
「忘れないでいてくれてありがとう」
と声をかけに来てくれました。
その時、「あ、やってよかったんだ」と、一気に救われた瞬間でした。この時の事は、いつ振り返っても涙が溢れてきます。
111日3050kmを完走し、集まった支援金を被災地に届け、無事に挑戦は終わりました。
今回クラウドファンディングでお金を集まる事がゴールではなく、味わいの音を使って作る未来の実現がゴールです。
実際に商品にしたり、サービスを提供する中で、音楽を使った食の新しい楽しみ方を想像する事ができました。
今後はこの音楽を使って、視覚味覚嗅覚に障害があっても楽しめる食体験を音楽を使う事で実現したいと考えています。
私は13年ほど前にストレス性の急性難聴を患い、両耳が聞こえなくなり、ステロイドの処方の副作用で特定の周波数が極端に聞こえなくなっています。
その結果、聞こえないものが聞こえるなどと言うおかしな事ではなく、単純に人とは異なる音の聞き方をしているかもしれないと気付きました。
自分の置かれた環境と経験を生かし、最大限できる事。
それがこの取り組みです。
1人でも多くの方がこの取り組みにワクワクしてくれたら良いなと思っています。
応援どうぞよろしくお願いします!
■TEA'SICの選び方
リターンで購入できるTEA’SICは、
① 通常販売している2pc入り
② NO.01-03の3種類が楽しめるセット
③ 30pc入りの特別サイズ
をご用意しています。
ここでは、音で選ぶ楽しさを体験して頂きたいので、音楽を聴いて選んでみて下さい。銘柄は特定できないように最低限の情報のみにしています。
「TEA’SICおもろいなー」と思ってくださった方は、ぜひ特別リターンの「商品開発参加権」で一緒に作りましょう!
アナタのご意見が欲しいです!
■ナンバー別の特徴
|| NO.01 || (2020年分在庫少)
オススメのオフシーン:リラックス/おやすみ前
解説:穏やかな余韻と香りが、最高に心地良い、静岡県産の上質な煎茶です。ゆったりとした時間の意識、余白を感じたい時にオススメです。
|| NO.02 ||
オススメのオフシーン:リラックス/瞑想/マインドフルネス/読書
解説:ジーンと内側に広がる余韻が染み渡る、手作業で作る香川の和紅茶です。自分の気持ちと向き合ったりマインドフルネスなどにオススメです。
|| NO.03 ||【1番人気のある味わいです】
オススメのオフシーン:切り替え/瞬発的なオフ
解説:パキッとした上質の香りと広がる余韻が、忙しい合間に瞬時に気持ちを切り替えてくれます。
■サスティナブルへの取り組み
TEA’SICは全てティーバックにする事で、いつでもどこでも飲める手軽さを大切にしています。そして、環境に配慮した土に還るティーバックを採用しています。
■作曲リターンについて
作曲リターンでは、歌なしのBGMなどを制作させて頂きます!
味わいや香りを売りにした商品の販促用音楽の作曲、商品イメージ曲、ヨガレッスン用BGM、スパ施術用BGM、リゾートホテル館内BGM、動画用BGMなど。
*商用利用可能
*味わいや香りの音楽に関する著作権の譲渡はございません。
作曲事例をご紹介していますのでご覧下さい↓↓↓
https://camp-fire.jp/projects/312288/activities/234813
耳で聴く茶。新たな購買体験であると胸が躍りました。
私達はモノを買う時に合理的に判断しているようで実は感覚で購買していることが多々あると思います。このLaB(Listen and Buy)は自分の感性で購入が出来るため、自分が選んだ音楽の味はこういうものだったのか。
なるほど!と感覚が具現化され、新たな一面を楽しむことが出来ると思います。
視覚、嗅覚、味覚に加え聴覚でも愉しめる新体験です。新体験って人生を豊かにしますよね!新たな体験を提供して頂きありがとうございます!
鈴木さん応援しております!
休日ハック 代表取締役社長 田中和貴
鈴木氏の音を感じた時、その音は聴くではなく感じる音だった。これは共感覚と言われるシナスタジアで感じ取った私自身の感想です。
よくあるBGMでは無い 同調効果を意識した薄暗いバーでスロージャズを流す 高級なダイニングでピアノクラシックを流す、、では無い 茶という味わい
余韻に対してピンスポットで音を音色を内側で感じ内側に響かせる特殊能力なのです。この世界観は聴く人自身を試され 聴くor感じとる と2分される。ぜひ皆様も体感頂き秘められたセンス(感覚)を試して頂きたい そして新たな世界観を共有してほしい。
京都祇園mavo∞ 西村勉
初めてTEA'SICさんを見つけた時、アイディアがとっても面白い!と思ったけど、実際にはよくわかっていませんでした。
でも、先日インスタレーションで体験させて頂き、そういうことか!と。味や香りだけでももともとお茶を楽しむこともできます。でも人によって感じにくい味覚だったりってあると思います。
それが、音楽が重なった時に、補われるように一気にその体験が立体的に感じられ、何と言うか、あ、完成したな。って感じるような体験だったんです。逆に今までなかったのが不思議なくらい!
応援してます!
株式会社CHA-Link 代表取締役 竹内梨夏
鈴木さんと初めてお会いしてお話しした時、お酒の味を音で表現してそれを元にお客さんが買い物をするという、やっていることが斬新すぎて一気に興味が湧いてきたのを覚えています。知れば知るほど面白く素敵な活動をされていらっしゃりとても尊敬しています。
そんな鈴木さんが立ち上げられたクラウドファンディング。これからの時代の新しい「ものを買う」事の選択肢を増やすものだと思っています。鈴木さんの素晴らしいアイディアと音楽が多くの人に届くことを願っています!
はんぶんのえ 主催 たいち
鈴木さんに初めてお仕事を依頼したのは、2019年、展覧会でのレセプションパーティで、野菜寿司のケータリングをお願いしたときでした。2020年、日本酒にかかわるお仕事をして偶然縁がつながり、音楽家の一面をもつ鈴木さんに再会しました。
味を音で表現するという、斬新すぎるアイデアについて今思うのは、宗教や価値観を超えた、私が共感したヴィーガン寿司と、言語や距離を限定せずにすべての人に味を伝える鈴木さんの音楽は、根源にあるものは同じ優しさなんだということです。試飲ができない人に言葉以外の方法で感覚的に味を伝える、難しい表現ではなく単純に好みで選んでもらう、この新しい買い方の提案は、新時代を代表する大発明と思います。
発想力とアイデアをかたちにするスピードは、これまでに出会った人のなかで鈴木さんが一番です。TEA'SICとその先の活動も、心から楽しみにしております。
Tokyo Artists League オーガナイザー 森山直美
ご支援いただいた資金は、商品ラインナップ増加に伴う仕入れ、調査費用、リターン費用に当てさせて頂きます!
■2021年内のスケジュール
1月25日から2月14日
インスタレーション開催
2月26日
クラウドファンディング終了
3月末
クラウドファンディング御支援金の受け取り
4月
「みんなで作るTEA’SIC(仮)」商品開発開始
6月
「みんなで作るTEA’SIC(仮)」商品開発リリース
8月
ラインナップを10種類まで増やし、サービスをリニューアル
を予定しています。
音楽を使った買い方飲み方の新しい提案を、もっとたくさんの人に知って欲しい!
ぜひ皆さんのお力を貸してください。
よろしくお願いします!
時の醸造所 代表 鈴木健司
最新の活動報告
もっと見る【最終投稿】皆さん、ありがとうございました!
2021/10/19 17:53皆さんこんにちは。時の醸造所のけんじです。クラウドファンディングが終了してから、およそ8ヶ月が経ちました。この挑戦をきっかけに、2021年は「とにかく動いて、結果を出して行こう」と、考えてきました。幸いにも、7月には青山スパイラルで開催される大規模なアートイベントSICF22の出展が決まり、それを目標に商品開発を進め、無事9月18日~9月21日に出展を終えました。商品開発の日々当初漠然と「10種類くらいに増えれば、選ぶ楽しさで関心を持ってくれるのでは?」と思っていました。開発に向けては、リターン購入者の方以外にも、SNSを利用してアンケートを実施。しかし、各地から茶葉を仕入れ、農家さんと関係性を築くためにやり取りし、そこから試飲&作曲を重ね、改めてブランディングを見直していくと、3種類追加するのが限界でした。(SICF21では計6種類出品)目標にしたSICF22SICF22への出展は、時の醸造所にとって実に大きなものでした。用意したTEA'SICは100個以上販売。(販売個数で言えばおそらく最多)イベント会期中に様々お声がけ頂き、年明けに百貨店でのポップアップや某大手ラジオ局内の番組でご紹介頂くお話も進んでおります。アートの観点からも、"与謝野晶子もできなかった事をやってのけたね"とか、"概念芸術"という分野での評価を頂きました。SICF22では何も受賞できませんでしたが、審査員の方に取り上げて頂き、コメントをいただいているのでそちらを!今後の展開今はTEA'SICという音楽を使った日本茶のD2Cブランドとして、しっかり立ち上げていく事を目標にしています。ここまで来れたのも、皆さんのご協力のおかげです。本当にありがとうございました!まだまだ活動は止みませんので、引き続き応援して頂けると嬉しいです。このご報告をもって、このページでのご報告を終了とさせて頂きます。それでは本当に、ありがとうございました!!鈴木健司2021年10月19日時の醸造所https://www.tokinojozo.com/Twitterhttps://mobile.twitter.com/tokinojozo_kenInstagram(TEA'SIC)https://www.instagram.com/tea_musicofthetaste/Instagram(日本酒を聴こう)https://www.instagram.com/musicofthetaste/ もっと見る
9/18(土)-9/21(火)表参道spiral出展します!
2021/07/30 18:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
商品開発アンケートのご協力お願いします!
2021/07/28 18:002021年2月26日に終了したクラウドファンディング。そこから始まった、商品開発企画です。しかし、クラウドファンディングのリターンで商品開発企画を設定したのですが、購入して下さった方は1名様。。。(私の努力不足でした。。)1名様には大変感謝しているのですが、開発側としてましてはもう少し皆さんのお声を頂き、反映させていきたいと思い、アンケート企画をさせて頂こうと思います!募集期間:8月4日23:59までGoogleフォームより、良いと思った音の番号を送信して下さい。https://forms.gle/ufFEbDFnfvpdzxqw9アンケートのご協力、よろしくお願い致します! もっと見る
鈴木氏の音を感じた時 その音は聴くではなく感じる音だった。これは共感覚と言われるシナスタジアで感じ取った私自身の感想です。よくあるBGMでは無い 同調効果を意識した薄暗いバーでスロージャズを流す 高級なダイニングでピアノクラシックを流す、、では無い 茶という味わい 余韻に対してピンスポットで音を音色を内側で感じ内側に響かせる特殊能力なのです。この世界観は聴く人自身を試され 聴くor感じとる と2分される。ぜひ皆様も体感頂き秘められたセンス(感覚)を試して頂きたい そして新たな世界観を共有してほしい。