2020/09/11 18:00

こんにちは!
TORICOTORの「ぼを」でございます。

さすがに毎日書いているとネタが尽きてくる訳ですが、ついに日本民謡にまで話を広げてしまいました。小学校なんかでも有名どころはいくつか歌いますが、日本民謡こそ、拍の感覚が非常に難しい(逆に拍、というか伸縮を操れれば一人前とか)音楽のひとつではないかと思います。そして、当然私は専門家ではないので、知っている範囲というか、解る範囲で少しだけご紹介します。

民謡は拍子の観点から、大きく「有拍」のものと「無拍」のものに分かれます。前者が一般的に「八木節様式」、後者が「追分節様式」と呼ばれます。つまり、変拍子というか、拍のない歌を求めるなら「追分節」を探せばいいわけですね(ボカロで追分節やるのも面白そうですが…)。




では、折角なので、江差追分をお聴きください。

江差追分の解説をした動画がありましたので、よろしければご覧ください。




比較して、八木節です。八木節は物語や人生を謳った物が多いようですが、国定忠治について歌った物が有名みたいですね。



↑の動画では、八木節の方は伴奏がついているので、目立って拍子感が解りますね。対して江差追分の方は、拍をとるのが難しいというか、言葉の伸縮の妙味があります。



因みに、私の地元では小学校の音楽の授業で「木曽節」を聴ききます。私の遠い記憶では、この歌は追分節様式だと思っていたのですが、どうやら一部地域では盆踊りで使っているようで、であれば八木節様式なんでしょうね。




日本民謡については、NHKが編纂している「日本民謡大観」というものがあります。日本中の民謡の録音を収集した物で、かなり以前にFMのNHKで毎日15分くらいずつ録音を紹介していたような記憶があります。恐らく、既に消滅してしまった民謡も、多く録音されているのではないかと思いますよ。

因みに、民謡ではないですが、同じく日本の歌である短歌は「57577」なので、「お、変拍子じゃん! プログレ~」って思われるかもしれませんが、少なくとも現代においては各節のあとに空拍がおかれるので、「88888」です。変拍子じゃないです。




お蔭様で、間もなくプロジェクトは100%を迎えます。近々、実製作に向けて動き出す予定ですので、ご期待下さい!
また、まだ一部早割のリターンも残っていますので、気になる方は是非このタイミングにどうぞ!





おまけ。追分節様式「桶洗唄」です