2020/09/14 02:35

こんにちは!
TORICOTORの「ぼを」でございます。

今回は、かなり趣向を変えまして「図らずも拍子感を失ってしまった楽曲? というか動画」についてのご紹介です。恐らく、この動画郡が全盛期だった頃に青春時代を迎えた人たちは、今でも、この「失われた拍子感」のまま、口ずさめるのではないかと思いますよ。

時は遡ること、2001年頃。まさに、ニューヨークでグランド・ゼロの痛ましい事件があった頃です。まだSNSなんてmixiすらなかったと思われるこの時代、インターネット民の居場所といえば、2chか画像掲示板くらいでした。そんなアングラ感の残るネット世界で一斉を風靡したのが「Flash動画」です。今でこそHTML5 が主流となり、ほぼ失われた動画技術みたいなイメージがついてしまっていますが、このFlashが本当に流行った時期がありました。かくいう私もFireworksだかadobe Flashだか何かを使って作品作ってました。「.swf」「.flv」という拡張子に未だに過剰反応してしまう層は、一定数存在するのです。

そんな中で、特に有名だったFlash作品が、ポエ山の「メカゴルゴシリーズ」と「オラサイト(ラサイト)」ではないでしょうか。

今回は、オラサイトのFlashから一部「そんな雑な切り取り方するから、拍子が失われてしまっているけれど、なんか耳に残ってそのまま歌えてしまう」Flash動画をご紹介します。



ギャバソ、スピルバソ、シャリバソは、特に有名な動画であったと記憶しております。その中でも目立って歌詞の切り貼りがされていたのが、このシャリバソです。冒頭の歌詞の部分、不意をつかれた感じに思わず笑いがこみあげてきますが、慣れてしまえば、このリズムのまま歌えてしまうと思います。





次に、ドラえもんの絵描き歌です。これもとても有名な作品でした。「オラサイト」は、恐らく当初は「ドラサイト」だったんですが、公式から注意を受けるたびに「オラサイト」「ラサイト」と名前が短くなっていきました。





ガッチャマンです。BPMが速いので面白く聴けると思います。


youtubeで動画がなかったのですが、個人的に一番よくできているな、と思ったのが、LEMAXのシビビーン・ラプソディーを改変したこの作品です。



当時のFlash製作にかける各々の情熱は、今で言うところのボカロソングおよびその動画製作に近い物があるかもしれません。非常に高品質なFlash作品が数多く生まれていました。今と決定的に違うのは、youtubeやニコニコといったプラットフォームを持たずに、それぞれが自分のオリジナルサイトを作って、そこで公開されているものが2ch上で話題になる、という構図だったところでしょうか。




オマケ。当時、同様に流行ったものに「国会における問答をそのまま歌にした物」「代々木ゼミナールのスーパー講師の講義をそのまま歌にした物」なんてのがありました。



因みに、私はこの数学講師の授業を受けておりました。今もまだ現役でらっしゃるのでしょうか? 本当に、教卓に足を乗せたりしてました。当時の代ゼミには、他にも最終回の授業でアンパンマンを歌いながら教卓にのぼり、天井のタイガーボードを殴って破壊するような英語講師もいました…。カオスでしたね。


お蔭様で、10日を残して目標額を達成する事ができました!
最後まで気を抜かずに行きますので、引き続きよろしくお願いします!!