こんにちは!TORICOTORの「ぼを」でございます。本日はポリリズムの音楽をご紹介させて頂きます。「ポリリズム? それって食べられるんですか?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、ポリリズムとは、複数の拍子の異なる旋律を同時に発音して組み立てた楽曲の事です。例えば、主パートは4拍子、副パートは3拍子、最小公倍数の12拍で1つのまとまりになる、みたいな感じですね。幸いな事に、この国には有名なポリリズム曲があります。その名も「ポリリズム」。パヒュームの曲ですね。この曲、基調は4拍子なんですが、間奏がポリリズムになっているようです。1分37秒あたりからでしょうか。4拍から5拍に転拍子しています。このあたりが恐らくポリリズムになっているのではないかと思います(スミマセン、明確に分析してないです)。まあこの曲の場合は「つかずはなれず、時には波長が合う2人の恋愛感情」を「ポリリズム」と比喩したんじゃないかと思いますけどね。せっかくなのでもう1曲。zabadakから「ガラスの森」です。zabadakは本当に変拍子を巧みに操るアーティストだと思うのですが、この曲は初っ端から3拍と4拍のポリリズムになっています。さらに、間奏が5拍になり、そこからさらに6拍に転拍子します。イントロが終わった35秒あたりからですね。さてさて、「人類には早すぎる音楽+」は、申し上げている通り「1つの変拍子を最後まで貫く」事を基本としておりますので、明確なポリリズム楽曲はございません。ですがせっかくですので「23拍だけれど上パートと下パートで分割が違う」曲をご紹介します。バイオリンパートが「7+7+3+3+3」で、重なるピアノパートが「4+3+3+3+3+3+4」になっています。広義のポリリズムといえるかもしれませんね。引き続き「人類には早すぎる音楽+」をよろしくお願いします!!