こんにちは。『the 絶景花火』実行委員会 煙火担当、磯谷煙火店の磯谷尚孝です。
たくさんの皆様からの支援金、心より感謝申し上げます。
「10号玉であげる花火をどうやって決めたのか?」との質問が届いておりましたので、お答えさせていただきます。
今回弊社へは、「10号玉で代表作5玉」というご要望の中で、何をチョイスするかプレッシャーがかかりました。
新作花火を開発する場合、作りながら色々調整を繰り返し最終形が決まります。花火の原料薬品などは突然供給が止まったり、原料名称は同じでも中身が変わってしまう場合があります。
成分がはっきりしている化学薬品でさえ、このようなことが起こるので、自然物の木炭や、樹脂などは尚更です。
そのため、数年後に再現しようとすると最終形からずれてうまく現象が現せません。
その花火の最終形を維持し続けるのは、開発と同じように大変労力がかかります。
5玉を通してのバリエーション、安定性など色々思いを巡らせて選択しました。
ご覧になられてる方には同じ玉名がついていれば同じものだと認識されるとは思うのですが、一番うまく開花した最終形を知っている自分たちにとっては、今回の5玉も最終形に近い形で開花するか不安はあります。
今回の5玉がご支援していただいた皆様に、喜んでいただける花火であることを願っております。