2020/08/21 19:07


こんにちは。寳泉武徳です。

収穫が近づき、現在は草刈り作業などに精を出しています。

私は、勤めていたこともあって、完熟石畳栗に本格的に取り組み始めて3年目になります。それまでは両親のお手伝い感覚で栗栽培に従事していたのですが、完熟石畳栗の栽培方法にハマリ、勤めも辞めて専業農家になりました。

 

完熟石畳栗の栽培方法は、長年培われてきた地域の栽培と全く違ったやり方なので、私自身は悪戦苦闘の連続でした。

1年目。
枝を切りすぎて樹のバランスが崩れ、大幅な収穫ダウン。(私の園地は樹齢50年以上の老木が多いため、特にその兆候が強かったのだと思います)

2年目。
6月までは順調に生育し、今年こそはと期待していましたが、7月以降、生理落下現象でこの年も収穫が殆どありませんでした。(結果的には堆肥など元肥の施肥量が少なく、ペーハーなど土壌の問題もあったようです)

 

この2年間、従来の栽培方法時と比較して1/3以下ですから、家族の中でも大いにモメました。

親父(栗栽培50年のベテラン):「樹(幹)づくりが目的じゃないんじゃ。栗がとれないと意味がない。そのやり方では絶対に栗はとれん!」

私:「絶対できんと言ったな。絶対ならしてみせる!!」

このような口ゲンカをこれまで何回、いや何十回したことか、、、

(反対はしつつも作業の手伝いはやってくれ感謝はしています)

 

そして3年目。1年目2年目の失敗経験を経て、たくさんの栗が成ってくれました。手塩にかけて育てた完熟石畳栗。どうぞお楽しみに。