このプロジェクトが生まれたコミュニティである「学びのシェア会」。この会に初期のころから参加くださり、今回の出版プロジェクトでは校正の立場で原稿を読み、たくさんの意見をくださっている佐々木彩子(ささき・さいこ)さんから、応援のメッセージをいただきました!
学ぶことの意味、学んだことを伝えることの意味、それらをあらためて言葉にすることの意味……。プロジェクトのスタートよりも、さらに昔からの時間をつないでくださったこのメッセージに、メンバー一同、胸を熱くしております。
彩子さん、ありがとうございます! どうか、引き続きよろしくお願いいたします!!
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「学びのシェア会」参加メンバーの佐々木彩子です。会を母体に生まれたこの出版プロジェクトを、時にドキドキしながら、時に目を見張りながら、思えばもう1年以上も見守ってきました。
◆「学びのシェア会」って?
「学びのシェア会」とは、今回の執筆メンバー・高橋ライチさん発案の、学びのコミュニティです。
(「学びのシェア会」のnoteはこちら https://note.com/manabi_share )
私もおそるおそる手をあげて、2度の発表を経験。アウトプットとフィードバックを経て、学びは初めて学びになる……とはよく言われるけれど、これ本当にそうなんだ! と実感しました。人はなぜ学ぶんだろう? なぜ遊ぶんだろう? なぜ伝えたいんだろう? さまざまな問いをぽわんぽわんと部屋に浮かべながら皆で過ごした時間は、今も忘れがたいです。
◆出版プロジェクトにつながるお手伝い
プロジェクト発足当時から、編集メンバーではないながらいつも心は寄せているという距離感の「リエゾンメンバー」として伴走してきました。この中で特に印象に残っているのは、執筆メンバー・舟之川聖子さんの取材対談の文字起こしをさせて頂いたこと。弁護士の真下麻里子さんのお話だったのですが、これが大変素晴らしく(涙)。音源を聴きながら改めて怒ったり納得したり昔の自分が慰められたり、まるで旅をするような作業でした。
真下さんは8/24(月)10時スタートの「きみトリMeeting! 弁護士・真下麻里子さんと語る『いじめ予防』」にも登場されるとのことで、私もめちゃくちゃ楽しみにしています。
「校正」の立場で原稿の下読みを依頼され、執筆メンバー・稲葉麻由美さんの「生と性」に関する文章をはじめたくさんの原稿を初稿から読ませて頂いたのも、とても楽しく、大きな学びがありました。
◆若い人たちに伝える意味って?
自分たちの悩み・葛藤・その果ての学びを、次の世代に手渡したい。これは、はるか昔から変わらない人類共通の願いなのかもしれません。
でも若い人たちが、上の世代の言うことなんか聞くのでしょうか。私にも10代の娘が2人いますが、母親である私の言うことはほぼ聞き流されとるな、と日々実感しています。私だって若い頃、親や教師の言うことはほとんど耳に入りませんでした。
そうなんです。聞いてもらえるかどうかなんてわからない。意味があるかどうかなんてわからない。でもやるんだよ。なぜなら次の世代のために心をくだくことは、他でもない今の我々が生きていくために必要なことだから。
若い人にあーしろこーしろと言ったって聞いてもらえるわけがなくて、結局のところ、悩んだりすっ転んだりしつつも試行錯誤して、やりたいことをやって、思い切り生きている私たち大人の姿を見せるしかないのではないのではないでしょうか。このプロジェクトを追いかけるうちに、私の気持ちも固まってきています。
『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』 は、そのように今を生きる大人たちの姿そのままの本になるのではないかと思っています。あなたも、仲間になりませんか。
『きみトリ』プロジェクト・校正担当:佐々木彩子(ささき・さいこ)