「宛先のない手紙」展示作品について
会場で添えられていたメッセージとともに
ご紹介させていただきます
どうぞお付き合いください(^-^)
作品名:空の眠り(サイズF12)
<10代の頃の想いを込めて>
顔を上げることが怖くて、下を向くことが多かった。たった一度のことが「全て」に思えて、たった一人のことが「みんな」に思えて、顔を上げて前を見ることが怖かった。人の間で傷つきながらも、その傷を癒してくれるのもまた「人」なんだろうと心のどこかで知りつつ、いつか天を仰いで、氣持ちのいい風を感じられる日が来ることを夢見てきた。
<10代の私へ/現在の私より>
あなたが見てきたもの、感じてきたものは、あなたが憧れた世界とはかけ離れていたね。それでも悲しみの矛先を相手に向けなかったのは、その世界に生きる人たちに魅力を感じていたから。感情を常に身にまとった「人間」のことが大好きだったからだね。ねぇ。今あなたの傍にはどんな人たちがいる?顔を上げてごらん?優しい顔を人たちがたくさんいるでしょう?もう、怖くないよ。今日の帰り道、天を仰いで思い切り風を感じてみよう。
MaRi
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