ご無沙汰しております。
あんこの経過と今後の治療方針が固まりましたのでご報告させていただきます。
1 あんこの経過
4回目の手術後、2日に1回の浣腸と投薬治療を継続し、あんこの様子を2週間モニタリングしました。
拡張手術でついた傷が癒えて収縮しては、排便でちょっと切れるようで血が出ることが度々ありました。しかし、血が止まらないということはなく10/3の受診を迎えました。
※10/3の受診にあわせて2回目のワクチン接種をお願いしました。
※主治医のご厚意でレントゲン撮影は無料で行っていただけました。
レントゲン撮影の結果、腸内に硬いうんちは残っておらずちゃんとうんちが出せていることがわかりました。
そのため、主治医から以下の治療方針の変更をご提案いただきました。
①浣腸をやめ、投薬治療のみ継続。
ラクツロースは継続、メトロニタゾールは現在処方された分がなくなった時点で投薬終了。
②自力排便ができなければ5度目の拡張手術を実施。
③異常が出た時点で受診。問題なければ1ヶ月後に状態確認のために受診。
また、完全に自力排便ができるようになっても一生投薬は必要であるため、
今まで2週間分の薬を小分けに処方いただいておりましたが今後は大瓶を病院経由で注文し
いただくこととなりました。
浣腸をやめて本当にうんちが出るのかハラハラしましたが、1〜2日に1回の頻度でうんちを自力排便してくれているのが確認できました。
最初は2回、排便時の微量の出血がありましたがそれ以降は確認されなくなりました。
※レントゲン撮影は主治医のご厚意で行っていただけました。
レントゲン撮影した結果、腸内の直径は1.7mmから1.3mmに収縮していることがわかりました。
どうやら1.2mmのバルーンで拡張していたため、1.3mm前後のうんちを出すために拡張手術でついた傷が少し開き微量の出血があったようです。
それが繰り返された結果、今のうんちの大きさなら出せる程度まで自然に肛門が拡張されたのではないかと主治医からご説明いただきました。
念のため、1ヶ月後にもう一度経過観察してもらい、今後の治療方針を固めることとなりました。
また、前回の診察で注文していた薬(ラクツロース)の大瓶をいただきました。
12月3日の受診で撮影された最新のレントゲン写真です。
※主治医のご厚意でレントゲン撮影していただいたため、今回の診療費は発生しませんでした。
背骨の関節の長さより腸内の直径が小さくなっており、巨大結腸症が解消されているのがわかります。
また、うんちも順調に出せているようです。
2 今後の治療方針
12/3の受診を踏まえて、以下の治療方針であんこを見守るととなりました。
① ラクツロース投薬は一生継続し、自力排便を見守る。
② 鎖肛状態が再発した場合は、直腸を脱腸させて切除、正常な幅の腸と肛門をつなぎ直す。
腸の肥大や肛門の縮小による再発の可能性は十分考えられ、これからもずっと向き合っていく問題になりそうです。
しかしながら、あんこの体が8ヶ月で体重3.5kgと成猫とほぼ変わらない大きさにまで成長できたことで、手術のリスクが格段に低くなりました。
皆さんのおかげで、障害を抱えながら無事ここまで大きく成長することができたのだと感じております。本当にありがとうございます。