IVAA会長の大澤です。
IVAAは昨年終了したよもぎの会主催のネパール・ヘルスキャンプの存続と、世界の医療の届かないところへ医療を届けることを目的として、今年の4月に昨年ネパールのヘルスキャンプに共に参加した仲間たちと設立しました。
また、私個人としても今年に入ってから、ジャパンハートを通してカンボジア、ミャンマーなどで、海外における医療支援の活動を行ってまいりました。
その中で、海外の医療の届かない地域において、まだまだ鍼灸師としてやれることがあるな、と感じております。
ただボランティアに行くと言っても無料ではできません。
私が1人で現地へ行き、ボランティアをして帰ってくるだけなら、自分のお金を工面すればいいだけですから、大した金額は必要ありませんが、関わってくれる人が増えれば増えるほど、規模が大きくなればなるほど、準備にかかる時間と仕事、そしてお金が必要になってきます。
ですから、ぜひ皆さんに私たちの活動を支援していただきたいと思います。
私自身の話をさせていただきますと、2016年に息子が難病の中でも治療の難しい病気にかかりました。
60キロあった体重が40キロ近くまで減り、愛する息子の苦しむ姿に絶望感を抱きました。
その難病は治療法も確立されておらず、有効な薬もまだありませんが、私の鍼灸治療の甲斐があったのか1日の間に何度か腹痛は起こるものの、現在は体重も戻って元気になってきました。
先日ミャンマーへ訪れた際には、ジャパンハートの代表吉岡医師より、息子の病気に効果がある治療法について教えていただくこともできました。
【因果応報】という言葉があります。
「人の行いの善悪に応じて、それにふさわしい報いが必ず現れること」という意味ですが、病気の息子の姿を見るのは私にとって非常に辛い経験でした。
私がボランティアを始めたのも、ボランティアを通じて世のため人のために役立つことをしていれば、いつか息子にも助けの手が伸ばされると信じているからです。
また、日本国内に留まらず世界に出ていき、多くの医師や医療関係者と交流する中で、自分の医療人としての見聞を広め、経験を積むことが、息子だけではなく、日本の医療の未来にも貢献できると考えています。
ネパールで日本で受けられるような医療が受けられるのは、カトマンズ周辺に住む比較的裕福な人だけです。
今回のネパール・ヘルスキャンプでは、カトマンズからバスで2時間以上かかる地方の町で開催します。
山岳部に住む医療を受けられない人が、何時間も歩いて治療を受けに来られるような地域です。
私たちIVAAにはできることがあります。
どうぞ私たちにあなたの力をお貸しください。