カンボジアのクルクメール工房より上原です。
諸事情により、先日の全体ミーティングに参加できなかったスタッフがいます。
家族の都合で田舎へ移動し、農業を行っているスタッフ。プノンペンへ拠点を移したスタッフ。シェムリアップに住んでいるが、新しい仕事の都合で参加ができなかったスタッフ。篠田との全体ミーティングが終わった後に、参加できなかったスタッフへ個別に連絡を取り、オンラインミーティングを行いました。
オールドマーケット店スタッフのアヤは、クルクメールが臨時休業となった後、家族を養うため首都のプノンペンで仕事をしています。新しい仕事は大変なものの頑張っているようです。
クルクメール・スパクメールで合計5年間働いていたラタナは、シェムリアップ州外へ家族と引っ越し、そこで農業を手伝っています。慣れない農作業は大変だそうですが、家族で力を合わせて頑張っているそうです。
クルクメールの工房で働いていたマカラは、今は仕事はなく、家族と暮らしているそうです。生活は大変な状況ですが、元気に暮らしているようでした。
シェムリアップ州に現在も暮らしているスパクメール のドライバーのチャンタは、奥さんと小さな商店をスタートし、また趣味である写真家を目指してフォトスタジオでアルバイトをしているそうです。
スパクメール の男性セラピストのウアンは、モンドルキリ州の建設現場で土木作業を行っているそうです。また家族経営の農業も手伝いながら忙しい毎日を過ごしているそうです。毎日炎天下で仕事をしているため、真っ黒に日焼けをしていました。ちょうど休みがあり、シェムリアップに久しぶりに帰省をしていたタイミングで会うことができました。
12月頭、スタッフへの支援金を全員に渡すことができました。遠方へ住んでいるスタッフには支援金を送金し、お礼のビデオメッセージを送ってもらいました。直接会ったり、話をすることができなかったスタッフも数名いますが、皆元気に過ごしていると聞き、安心しました。
カンボジア人は真面目で静かでシャイな子が多いと思います。クルクメールのスタッフも同様で、思っている感情を言葉にしてうまく表現することが苦手なため、基本的にはみんなニコニコ笑顔で、辛い時でも「大丈夫」「問題ない」、一方嬉しい時もただニコニコして、本当の気持ちをなかなか言葉にして表現しません。でも、今回彼らの直面している生活面の苦しさに関しては、笑顔を見せながらも、とても大変で苦しい状況だと言うことを語ってくれました。そして、支援者の方へ感謝の気持ちも言葉にしてしっかりと伝えてくれました。短い言葉ですが、ぜひ彼らの感謝の気持ちを受けとって頂ければ幸いです。
(動画:スタッフからのビデオメッセージ)