スペインを代表するオペラ歌手Antonio Moreno (アントニオ・モレノ:テノール)、Carmen Aparicio(カルメン・アパリシオ:ソプラノ)と2人をゲストに迎えて開催している福岡国際オペラフェスティヴァルの代表 松尾興さんより応援メッセージが届きました。
松尾興さんからのメッセージ全文です。
私がラテン文化センターティエンポと出会ったのは6年前。ラテンの料理がいただけるというレストラン、サンチョ・パンサに興味を持ち初めて食事に伺った時のこと。驚いたことに、そこは雰囲気も料理もまさにラテンの世界でした。
福岡にこんな場所があったのか、と大変嬉しくなったのを覚えています。
その時に偶然理事長のサンティアゴさんと出会い、それがきっかけとなりADESSOメンバーでスペインを代表するテノール歌手ホセ・アントニオ・モレノ氏との共演が始まったのです。
スペインを代表する実力派歌手の登場は、福岡の聴衆にとって刺激的で魅力のあるものですが、共演する私にとっても大変良い経験となる機会でした。
その後、スペインの名ソプラノ歌手カルメン・アパリシオさんが加わり、公演は毎年のように東京、福岡、佐賀において開催され、絶賛を博しています。
福岡在住の若手歌手たちも彼らと共演することができましたが、これも通常では全く考えることのできないような機会を得たのです。
そして、彼らのプロデュースから招聘業務、マネージメントまで全てを行っているのがティエンポなのです。
今やティエンポは、ラテン文化であるダンス、食、言語、音楽、デザイン、絵画、そして様々なイベント開催等にとどまらず、その活動をオペラの分野にまで広げ、今や福岡の芸術音楽振興になくてはならない存在であると言っても過言ではありません。
我々がこの福岡に於いて、世界レベルのオペラコンサートを開催するためには、ティエンポの協力と支援なしでは不可能なのです。
私たちは芸術の発展という立場から、ティエンポの存続を心より願っています。
皆様のご支援とご協力を心よりお願いいたします。
福岡国際オペラフェスティヴァル
三瀬高原音楽祭
代表 松尾 興
アントニオ・モレノさん、カルメン・アパリシオさん、松尾さん、ありがとうございました。