熊本大学の安部美和先生から、熊本大学の学生のみなさんの活動報告が届きました。
以下は、安部先生からの報告です。
現在、熊本大学ではコロナ下のボランティア活動ということでPCR検査を受けてから被災地での活動に参加する仕組みになっています。災害ボランティアに参加する学生は、事前講習(eラーニングによる災害ボランティアの心得と感染症対策)、PCR検査で陰性であること、毎日の健康状態(体温など)を報告することが参加の条件です。
今のところ、大学としてはコロナのことがあるので学生単独での活動は承諾されておらず、既存のボランティア団体に所属したり、学内の担当部署を通しての参加のみの活動になっています。この点は、来月以降緩和される見込みです。
現在、私の所属(熊本創生推進機構)には、現地活動及び後方支援活動希望者を合わせて160名ほどが登録をして活動しています。主な活動先は、人吉市、球磨村、芦北町になります。
いまだ、泥かきや家財の片付けがメインの活動で、球磨村関係の活動では旧多良木高校の避難所運営のお手伝いにも行かせてもらっています。今日の球磨村での活動は、浸水した倉庫内の泥かきと片付けでした。球磨村の中は、家が流されたままになっている箇所もたくさん残っており、学生からは「熊本市に住んでいても、被災地がまだこんな状況だということが伝わってこない」との声が聞かれていました。