<2010年 中国・四川にて>
このクラウドファンディングを始めた動機は、被災地の皆さんを救援したいということでした、加えてそのためにも、「支援の文化」、「支援者を支援する文化」、「寄付の文化」を日本に根付かせたいということでした。
その支援と受援の中心に若者がいてほしいとも思っています。
阪神・淡路大震災の時は、大学生や高校生が1日に1万人近く、被災地支援にかけつけてくれました。そこから、被災地の私たちは、とても大きな元気をもらいました。それを過去の夢にしたくないと思っています。
現在の若者は、様々な問題を抱えて「ゆとり」をなくしています。困った人を助けたいと思ってもそのすべを知りません。その結果、被災地にボランティに行く機会も少なくなっています。大人の私たちが、その機会を奪っているからです。
今回のクラウドファンディングでも、10代と20代の皆さんからの支援は、今日現在30人に満ちません。大人の私たちが声掛けを躊躇しているからです。しかし、支援文化の醸成には、次代を担うこの若者の参画が欠かせません。
今日、とても嬉しい話が届きました。ご本人のご了解が取れていないので、固有名詞は出せないのですが、ある高校の先生が授業で、このクラウドファンディングのことを、生徒の皆さんに語り掛けてくださったという話です。
高校生や大学生のいるところで、お話をさせていただく機会があれば、私自身も全国どこへでも寄せていただこうと思います。関東大震災のこと、阪神淡路大震災のこと、東日本大震災のこと、・・・、そして今回の熊本豪雨のことを、若者の取り組みを中心に伝えたいと思います。
伝えることも、大人の責任だと思っています。高校生や大学生に、みんなで声をかけましょう。
追記:
母校である高校の池田拓也先生が、私のFacebookの投稿をシェアしてくださいました。生徒さんに、このクラウドファンディングを勧めていただいています。
以下が、そのメッセージです。
「2学期の授業は東北や防災の話からスタート!!高校生とボランティアに出かけられない夏でしたが、尊敬する室崎先生が始められたクラウドファンディングも紹介。1000円からスタートの思いも伝えながら、一線で活躍されながら若者を応援くださるOB(室崎先生)は誇りだねぇと呼びかけました。
FB友達の皆さんにもご協力をお願いすると同時に近くの学生さんにも是非、ご紹介ください!「1000円からコンビニで」可能です。大人が代わりに集めたり募金箱置いたりするのもいいのですが、「学生が自分で行動する」ことで、寄付文化の醸成にもつながればいいなぁと思っています。
報道が少ないですが、まだ2か月たたない熊本水害はまだまだボランティアを必要としています!この現状を伝えて頂くだけでも十分だと思います!よろしくお願いします♪」
池田先生、ありがとうございます!