新たな年を迎えました。心機一転今まで以上に、被災地と被災地を支援されている仲間を、応援したいと思います。
復興もままならない中、九州の被災地には雪が舞い、極寒の寒気が押し寄せています。多くの被災者(とりわけ在宅避難者)が窓もなく吹きさらしの状態の中で、この寒さをしのいでおられます。被災者に対する温かい気持ちを、今まで以上に届けなければなりません。
さて、クラウドファンディングその他の形で、皆さんから1000万円もの寄付金をお預かりしました。とても嬉しく思っています。なにかと暗い時代を迎えていますが、皆さんの中には支援の心が息づいていることを、再確認することが出来ました。
ただ、お詫びしないといけないのですが、その寄付金(手数料を除く800万円が支給できる資金)のすべてを、私たちの力不足もあって、お配りすることができていません。まだ、400万円近くが残っています。
すでにお配りしたものについては、今までお知らせしたように、素晴らしい活動の財源として、活用されています。わずかなおカネでも、心がつながって大きな支援につながることがわかりました。皆さんのご支援に感謝です。
さて、お預かりしているおカネをしっかり配って、被災地の復興につなげなければなりません。支援対象をまずは3月まで延長します。これからの予定される活動でもOkです。なお、申し込みは随時受け付けます。
被災地外からの活動でも、必要とされる物資を届ける、リモートでカフェやイベントを開催するなど、創意工夫を凝らしての支援を、期待しています。任意のグループでも、NPO等連携した取り組みでも、歓迎します。
すでに支援金を受けられた団体でも、これからの活動に必要であれば、再応募も可能です。
↓より申請書をダウンロードいただき、ご応募ください。
被災地交流の学生円卓会議
関学の災害復興制度研究所主催、日本災害復興学会共催の「2021年復興・減災フォーラム」が関学会館で行われました。
1日目は、恒例の「全国被災地交流集会」で、熊本豪雨の被災地と阪神、中越、東北の被災地の災害支援の経験を交流することを目的に、行われました。
そのⅠ部は、既にお知らせしたように、熊本地震の現地で支援活動を行っている生徒や学生と、被災地外から支援活動を行っている学生や生徒たちの円卓会議でした。
その円卓会議では、私たちの「学生ボランティアを支援する会」が、支援金を寄付させていただいた、熊本学園大学、秀岳館高校、熊本大学D-SEVEN 、大分大学CERDの皆さんから、素晴らしい報告を聞くことができました。
コロナ禍という状況の中で、現地入りを規制されるなどの「様々な困難」に直面しながら、被災者としっかり結びつき、現場で大きな学びを得て、大きく成長してゆく若者の姿がありました。
若者の素直な気持ちと笑顔が、被災者の心を明るくさせ、立ち上がる勇気を取り戻させてゆくプロセスが、よくわかりました。「やっぱり若者」です。
適切な距離をとって被災者との信頼関係を築くこと、被災地で活動している民間団体やNPOと連携して支援の輪を創ることの、大切さを学ぶことができました。